結婚は人生の大きなターニングポイント。慎重に考えていきたいけれど、出産や子育てのことも考えるとあまり悠長に悩んでいる暇はないのかも。
これから恋人をつくるとすると、どのくらいの猶予が自分に残っているのか…。ここでは、後悔のない結婚生活を迎えるために、理想の交際期間についてまとめています。付き合いはじめてから、いつまでに結婚したいと思っているのか、そのためにはどれだけ時間をかけられるのか、ぜひ参考にしてみてください。
目次
理想の交際期間はどのくらい?データから分析
カップルの交際期間を調査したさまざまデータを見てみると、結婚するなら最短でも半年~1年以上の交際期間をもっておくのがおすすめです。少なくとも3ヶ月はお互いのことを知るための期間を持っておかないと、結婚してからイメージと違った…となる可能性が高いでしょう。
交際してすぐはお互い好きな気持ちが高まっていて、新しい恋にわくわくしている状態。相手の良いところばかりに目がいき、少しの不満があっても目をつぶれてしまう、というケースが多いです。また、まだ緊張していてお互い素を見せられていない、ということもあるでしょう。
人によって期間は異なりますが、だいたい3ヶ月くらい経つと相手の人となりが見えてきて、恋愛への気持ちの高まりも落ち着いてきます。生涯を共にしていくパートナーとしてふさわしい人かを見極めるなら、わくわくやドキドキがおさまってきたこの時期に考えてみましょう。
交際開始から別れるまでの期間、半年~1年未満が最多
『Menjoy!』が500名の男性向けに行なったアンケートの結果、破局までの交際期間でもっとも多くの人が回答した期間が「半年~1年未満」という結果になりました。14.0%の人がこの期間に破局したと回答しています。全体的に見ると2年以降に別れている人は少ないため、より慎重に相手を見極めていくなら2年以上考えておくと良いかもしれません。
参考:Menjoy!(https://men-joy.jp/archives/289476)
最速お別れ時期で多いのが1週間・1か月・3か月
『camcam』が早い段階で別れを決意した経験をもつ18~39歳の女性に行なった別れるまでの交際期間の調査データを見た結果、最も多かったのが25%の3か月、次いで17%の1か月、13%の1週間となりました。
1週間で別れを決意した女性に見られる傾向は、試しに付き合ってみたけれど相手の嫌な面が見えてしまったり、恋人より友達関係でいたいと気づいてしまった、というもの。相性が合わなかったり、どうしても許せない性格について、多くの人がこの短期間でわかっているようでした。
1か月で別れた女性の意見は「つまらないと思った or 思われた」「付き合うのがゴールになってしまって発展しなかった」といったもの。恋人になりたいと頑張って相手にアプローチしていたときの気持ちだったり、付き合えた喜びだったり、多くの人がその気持ちを1か月ほどで忘れてしまうことが判明…! 本当に相手のことが好きなのかな? と思い、そのまま別れてしまう人が多いようですね。
最も多かった3ヶ月で別れたカップルたちの破局理由は、すれ違いと気持ちが離れてしまったこと。1か月時点でも気持ちが冷めてしまったカップルは多かったですが、1か月目は「交際がゴールになっていたのでつまらなくなってしまった」「ケチなところを見て冷めた」と具体的だったのに対し、3ヶ月目では「ときめきがなくなった」「性格が合わなかった」など少し抽象的という差が見られました。3ヶ月目までくると、相手の性格が見えてきて価値観の違いなどを把握できるようです。
参考:camcam(https://cancam.jp/archives/619256)
夏より冬に分かれるカップルが多い
カップルアプリ「Between」が行なった調査の結果、カップルが破局しやすい時期は冬であることがわかりました。アプリ内の別れるボタン(接続解除)を押される回数が多い時期が、11~12月の冬シーズンにあたるそうです。逆に押される回数が少ないのが、8月~10月。冬をピークに夏にかけて徐々に減少していき、夏が終わるとまた急激に上昇します。利用者の年齢層は10代~20代前半の方が大半なので、この年齢層の方はとくにこの傾向が強いと考えられます。
冬は師走とも言われる通り、世間的に慌ただしくなる時期。なかなか恋人との時間をつくれず、すれ違ってしまうカップルが多いのでしょう。また年末からお正月にかけての過ごし方は家庭によって異なるため、相手との価値観の違いを感じて危機感を感じる人も多いのかもしれません。イベントごとが多く、街に彩られたイルミネーションを見て気持ちが大きく高まるのに対し、恋人と一緒にいるときの気持ちが落ち着いていて、そのギャップに「あれ、私って本当に彼のこと好きなのかな」と思ってしまうケースも。純粋な交際期間だけでなく、冬を超えられるかも意識しておきましょう。
参考:Between(https://appmarketinglabo.net/couple-the-end/)
倦怠期を乗り越えられるかが鍵? 交際期間を一緒に覚えていてほしいこと
結婚までの理想の交際期間は半年~1年以上、と結論を出しましたが、もう一つ注意して欲しいのが倦怠期です。
「ドキドキしなくなった」「一緒にいてもなんだかつまらない」多くのカップルが倦怠期を経験していて、別れを選んでしまう方も少なくありません。しかし、倦怠期は付き合ったときの恋愛モード絶頂期からの落差で感じてしまっている可能性が高く、それだけで相手との相性が合わない、本当は好きではない、と決めつけてしまうのは少し早いのです。交際期間の長さにかかわらず、結婚前に倦怠期がきたとき対処法を二人で見つけておけると、その後の生活もうまくいきます。
節目の年は倦怠期に陥りやすい
『famico』が女性100人に行なったアンケート調査の結果、倦怠期を経験した時期は付き合って2年ごろが最多の26.3%、3年以降が21.1%、3ヶ月・6ヶ月・1年が10.5%であることがわかりました。1年・2年・3年と、節目節目で感じる人が多いようです。付き合って半年までに感じている人も全体の4分の1以上いたので、カップルによって時期には差があるようですね。
参考:famico(https://famico.jp/1004/)
1年目はお互いの誕生日や記念日、クリスマスにバレンタインなど、どんなイベントも新鮮な気持ちで迎えられます。2年目になると、去年と同じ感じになってしまったり、同様のイベントが続くのでやや新鮮味がなくなってしまうのでしょう。将来のことも考えはじめるため、恋人としてではなく結婚相手として相手を見るようになっていろいろと不満が見えてしまう、ということも。
少しでも違和感を覚えたのなら、相手にその気持ちを素直に伝えて将来のことを話してみるのが一番だと思います。違和感を感じたことだけで別れを考えずに、二人で違和感の解決の方法を探してみましょう。
倦怠期を乗り越えるのは「本音」と「歩み寄り」
『famico』で行なわれた倦怠期を乗り越えた方法のアンケート結果では、最も多かった回答が「本音で話す」次いで「お互いの悪い点を話す」「接し方を考え直す」になりました。
倦怠期は、お互いの存在が当たり前になってしまうことで起こるもの。相手の悪いところに目がつくようになってしまいます。我慢せずに不満をぶつけて、どう改善していくのかを話し合いましょう。そのうえで、相手への感謝も忘れずに。体調を気遣ってくれたり、家事を手伝ってくれたり、好きだと言ってくれたり、これらは、すべて当たり前のことではありません。不満がたまっているとついつい感謝を忘れてしまうので、相手に不満を打ち明けたら、「いつもありがとう」の気持ちも伝えましょう。
倦怠期になってすぐに別れを決めてしまうのは早いかもしれませんが、ここでじっくり話し合っていく中で、自分の気持ちがなかなか伝わらなかったり、どうしても改善に向けて動き出せなかったりしたら、今後のお付き合いを考えてみたほうが良いかもしれません。お互い不満がある中で、多少目をつぶって過ごしていると、遅かれ早かれ大きなトラブルに発展してしまうことがほとんどです。
大人な二人の恋愛はドキドキだけを相手に求めない
結婚を視野にいれた付き合いをするのであれば、相手にドキドキする「刺激と興奮」だけを求める恋愛は控えめに。ドキドキは興奮するホルモン・神経伝達物質であるアドレナリンの分泌によるところが多いのだとか。
ストレスや緊張といった追い詰められたときに分泌されるアドレナリン。より強い「ドキドキ」のためには、慣れた相手よりも新たな恋愛の駆け引きによるストレスと緊張が必要です。つまりは違う相手を求める必要があり…短命恋愛まっしぐらとなってしまいます。
相手に慣れてしまうと、ストレスや緊張が減ることで分泌が少なめになるのは当然といえば当然ですよね。ドキドキが減るのは愛情が減ったのではなく、長く一緒にいることの証なのです。
それでも、恋愛に刺激が欲しい…! そんな人には、幸せを感じるホルモンのエンドルフィンはどうでしょう。脳内麻薬とも呼ばれるエンドルフィンは、癒やされていると感じたときに分泌されます。精神的にも肉体的にも満たされているとき、笑ったり褒められたりと精神が安定しているとき、心地よさを味あわせてくれるのがエンドルフィンです。
信頼できる相手だからこそ得られるゆったりとした幸せな時間、これこそが大人の恋愛に必要なものだとは思いませんか?
まだ相手がいない人向け 理想の交際期間を経て結婚するために考えたいこと
結婚相手にふさわしい人かを見極めることを考えると、最低でも3ヶ月、理想的には半年~1年、もっと確実に考えるなら2年の交際期間が必要と考えておいてください。あなたは何歳までに結婚したいと考えていますか? そのために残っている期間は?あと何回男性とお付き合いするチャンスが残っているでしょうか。
30歳までに結婚、と思っている人は多い
結婚を考える際の節目として多くの女性が意識している年齢が、30歳。
厚生労働省が平成27年に発表したデータでは、女性の平均初婚年齢は29.4歳でした。晩婚化が進んでおり、最近では40代での結婚も珍しくなくなってきましたが節目として30歳を意識している方がほとんであることが読み取れます。
株式会社Parasolが発表したマッチングアプリPairsを利用した調査によると、未婚男性から人気の女性の年齢は「24~26歳」がピーク。その後は徐々に減っていき、30歳を過ぎると急降下することがわかっています。
結婚するタイミングは個人の自由ですが、良い男性と出会うチャンスがあったとしても20代後半、30代前半と年齢が高くなるほどに結婚相手として意識される可能性が減っていることを忘れないでください。結婚することが人生目標の1つならば、行動はできるだけ早いほうがよいのです。
参考:
厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai15/dl/kekka.pdf)
PR TIMES(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000025460.html)
活用しよう!今は出会いの場がたくさんある
社会人になると人との出会いが減っていき、なかなか新しい恋をはじめるのが難しいかもしれません。しかし、最近は出会うための場が増えています。中には気軽に利用できるものもあるので、まずは1歩を踏み出してみましょう。
結婚相談所
結婚したい人が登録し、相手を見つけるためのツールです。結婚相談所にもよりますが、はじめはサイトに登録をしてプロフィール機能を使ってアピールし、気になったら直接交流を深め、交際・婚約へと進展していきます。お金がかかる分、結婚をかなり真剣に意識している人たちが集まっているのが大きなメリットのひとつでしょう。
最大のメリットは仲介役のスタッフ、仲人さんが結婚を前提とした出会いや交際をサポートしてくれたり、相談に乗ってくれたりすること。
異性との交流に苦手意識がある方でも安心です。どんどんお見合いをして、気になった彼と交際をはじめ、およそ5か月の交際期間を経て婚約を決めて退会する、というのが平均的なようです。
◆参考データ◆
- 平均在籍期間(女性):1年2か月
- 平均交際日数:5か月
- 費用:46万円(初期費用15万円、月額1万円×14か月、お見合い料金1万円×5回、成婚料12万円)
婚活パーティー
1回で複数人と交流し、多くの出会いに繋がるのが婚活パーティー。複数男性の中から相手を探せます。大まかな流れは、受付で書いたプロフィールカードを交換しながらの自己紹介タイム、フリータイム、告白タイム、といったもの。はじめに参加男性と女性1対1での2~3分の簡単な自己紹介タイムがあり、そこで気になったらフリータイム時間にコミュニケーションを行います。気になった複数の人に告白カードを渡して、お互いが告白カードを渡していればカップル成立で連絡先の交換となります。
婚活パーティーのゴールは1人だけとの連絡先交換なので、その先に進むも止まるも二人次第となります。
直接的なコミュニケーションをとれる、一気に多くの人と出会える、というのが魅力です。
◆参考データ◆
- 参加費用: (女性)1,000~3,000円
- 婚活パーティー後の交際発展率:10~20%
街コン・恋活パーティー
婚活パーティーと同じようにイベント形式で出会いを求められますが、街コンのほうがもう少しラフな印象です。婚活パーティーが、「交際相手を探す」という人が多いとしたら、街コンは「出会いが欲しい、恋人を探したい」といった感じ。というイメージで、いくつかのテーブルに分かれて、時間ごとに席替えをしながら複数の人と交流を深めていくようなスタイル。大勢で話せるので、1対1だと緊張してしまう人でも参加しやすくなっています。
着席型の大規模な合コンスタイルが街コン、ビュッフェ・立食スタイルで自由に会話が楽しめるのが恋活パーティーと呼ばれます。趣味コンといった、アニメ好き、映画好き、動物好き、など好みの人同士で出会ったり、BBQやフットサルといった出会い以外の楽しみがあるイベントもあります。
◆参考データ◆
- 参加費用: (女性)500~4,000円/(男性)4,000~9,000円
- カップル率:16.5%
マッチングアプリ
出会いを求める男女のためのサービスを展開しているアプリ・インターネットサービスです。1~2分ほどで登録が完了するので入会はとても手軽。
プロフィールを登録し、それをもとに検索して、気になる相手にいいねを送り合いマッチングすればメッセージのやりとり開始です。メッセージのやりとりを経て、実際に会って、交際に発展するというのがほとんどの流れ。気軽さで言えば一番と言えます。はじめは文章などのやりとりになってしまい、直接的な交流がないのがやや懸念点ですが、文章のコミュニケーションや自撮りが得意という人にとってはピッタリでしょう。
デメリットは、勝者と敗者がはっきりしていること。特に男性側は月額課金に加えて、複数の女性にメッセージを送るためにはポイント課金が必要となります。
◆参考データ◆
- 利用費用:(女性)月額無料/(男性)4,000円~
- 平均活動期間:6ヶ月
交際期間よりもフィーリングが大事かも
結婚までの理想の交際期間について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。どのくらい交際するべき? と気になっている人の中には、まだ相手がおらず不安に思っている人か、今付き合っている彼との結婚を決めても良いのか迷っている人、がほとんどなのではないかなと思います。
あまりにも短い期間では、相手の細かいところは見えにくいもの。結婚してからイメージと違う部分が見つかってしまうこともあるので、ある程度の交際期間は必要です。しかし、調査データを見ると、1か月や3か月頃には、彼との相性の悪さや性格の不一致を自覚している人が多くみられました。半年以上付き合って大きなトラブルがない、もしくは喧嘩しても二人で解決していける関係であれば、この先もその関係を保っていけるでしょう。
まだ相手がいない人で、結婚して出産をしたいと思っている人はできるだけ早く行動に移すこと。結婚相手探しには若さは武器、という現実があるのです。
相手との相性を把握していくまでに1~3ヶ月かかると想定しても、理想の結婚年齢から逆算してみてくださいね。