「女心と秋の空」という言葉があります。実は「男心と秋の空」と言うのもあり、それぞれ異性に対して使うもの。なぜ女心ばかりが言われるのか?それだけ変化が激しく把握しきれない、という思いが強いのでしょうか…?
ならば、ということで女心について綴っていきます。
なお、今どきはいろいろな恋愛の形が存在しますが、ここではわかりやすく男女の恋愛をベースに進めさせてください。
目次
女心~恋愛バージョン~
もはやテンプレ化された感がありますが、大切なことなのでまとめてみました。
自分に好意があると感じる女性の態度
- 連絡頻度が多く、かつ反応が早い
- 目を合わせようとする
- みんなで集まるとなんとなくそばにいる
- ボディタッチが多い
- 質問されることが多い
- 物をもらうことが多い
- いつも笑いかけてくれる
- 自分の話に共感してくれる
ところがです、世の中に伝わるコミュニケーションを円滑にするノウハウには
- 自分の話だけに終始せず、共感をもって相手の話を聞こう
- 相手の気持ちに寄り添った返答をすると共感につながりやすい
- まずは相手の意見を肯定しよう
といった項目があります。好きとか嫌いとかは関係なく「礼儀」として、話に共感してくれたり目を合わせてくれたりするわけです。自分の話に共感してくれると嬉しくなって、相手に好意を持ちますよね。それを利用したコミュニケーションスキルなので、ある意味成功。
だけど、そんな態度を取られた相手には「礼儀」かどうかは解りません。好意を感じて、その気になって相手にアプローチしたら「いやいや、あれはコミュニケーションとしてだけであって…」と、恋愛感情は皆無と知ったときの残念っぷりはハンパないです。
それでも気になる相手なら
始まりは勘違いだったとしても、「恋愛対象として考えたことはなかったけど、案外いいかもしれない」と思わせたらこっちのもの。清潔な服装や好感の持てる態度や話を聞いてくれる心の余裕、思いやりのある気遣いなど、好きな人に会うと考えたら自然とできる行動で十分です。アプローチすることで無関心から関心が生まれます。勝負はそこからです!
遊びでアプローチしている場合もある
ボディタッチや目を合わせてくることが多い場合、その目的は遊びかもしれません。お互いに了解の上なら良いでしょうが、長続きする関係とは言えません。そんなつもりがないのなら、毅然とした態度をとる必要があります。そんな遊びに興じている間に、あなたのことを本気で好きな人が「彼女がいるんだったら無理だね」と諦めてしまうかもしれません。
本気の恋愛がしたいなら誠実な態度を心がけることが一番です。
要注意な態度も
自分に好意があるのではないかと感じる言動を、ありとあらゆる人にしている人いませんか? いわゆる八方美人タイプで、嫌われたくない思いが強すぎて誰にでもいい顔してしまう状態。常に人と恐怖で関わってしまうパターンを持っている可能性が高いと言えます。
そんな恐怖心をもつ人が特定のパートナーを作ると、相手が自分を嫌わないか試したくて試したくてしかたなくなります。わけもなく煽ってきたり、かまってちゃんな言動が増えたり。そのレベルはピンキリで、なかには日常生活に影響が出るレベルになることもあります。
それでもその人が好きと思えるなら、面倒を見る気持ちで関わる覚悟は必要です。そんなあなたの変わらない態度を感じて、情緒が安定してくる可能性は大。「あなたのおかげで愛を知ることができた…!」なんて感動的な未来があるかもしれません。
出会いの場でそんな態度を取られたら
街コンやマッチングアプリなど、世の中にあふれる出会いの場。初対面の人だけでなく、何度か会ってお付き合いを始めるパターンがほとんどです。出会いの場なので誰だって良い印象をもたれたいもの。自然と思わせぶりな態度をとってしまうでしょう。
しかし「出会いの場」だからこそのルールによって、その思惑から逃げられる可能性は高くなります。例えばタイムリミット制。時間ごとに席を移動して、みんなとまんべんなくおしゃべりしましょうという主催者の心遣いです。
気になる相手と離れたあと、その人が周囲の人にどんな態度を取っているのか? 自分に対するそれとどう違うのか? を観察することで、相手の自分への本気度がわかります。彼女の極上の笑顔が自分に向けられたものなら、ぜひそのチャンスをものにしてください。そうでないなら、食べ物や飲み物だけで時を過ごさず、観察しながら今どきの出会いの場を研究し次に活かしましょう。
おまけ:女心~友情・同僚バージョン~
学生時代からの付き合いで、互いにパートナーがいても仲良く飲める、そんな男女は確実に増えてきています。ほのかな恋心があったかもしれないし、なかったかもしれないし。同じ職場なら恋愛というよりは同志のような感覚が強いでしょう。
そんな恋愛とは違った場でも、女心がわからないという局面はあります。
女性に恋愛相談をもちかけられたら?
長年の経験から申し上げましょう。あなたが女性なら、相談することで共感してほしい期待があります。しかし、あなたが男性なら少し話は違ってきます。
あなたは次点候補に挙がっている場合
がっつり恋愛問題ではなく「〇〇君からデート誘われちゃった」と、違う男性の名前を挙げるくらいの軽いテーマで相談してきます。ただの友人や同僚に、敢えて自分のプライベートなことまで言う必要はありません。そんな話題を出すことで、あなたがどんな対応をするのか試している可能性があるのです。あなたの反応を見た上で、どうアクションすればいいのかを瞬時に判断。せっかくうまくいっている人間関係を壊すのはリスキーなので、あなたの態度次第で気持ちをコントロールするつもりなのです。あなたがその女性を良いと思っているなら、「デートならいつでも行くのに」と、さらっと言ってみましょう。劇的な変化が起こるかもしれません。
本当にただの相談だった
もし女性が純粋に相談しただけなら「あなたから見て〇〇さんてどんな人?」「以前から気になってたんだよね」的な話になるでしょう。その雰囲気に乗るって応援するも良いけれど、もしあなたが彼女のことを良く思っているなら、自分の気持ちを伝えるのはアリです。もしうまくいかなかった場合、次に会う時は若干ぎくしゃくする可能性はあります。けれども、長年の友情がその緊張を和らげてくれるでしょう。
自分の気持ちを大切にすることを忘れないでください。そして次のチャンスに備えましょう。出会いの場はたくさんありますよ!