恋愛に効果大！好意を抱かせるバックトラッキングの心理テクニック

気になる人との何気ない会話。できれば好意を持ってもらえそうなやり取りをしたいですよね。そんな時役立つのが「バックトラッキング」と呼ばれるテクニックです。今回は、バックトラッキングの基本的な情報から恋愛での活用術をまとめてみました。すぐに活用できる簡単なテクニックなので、ぜひ実践してみてくださいね。

そもそもバックトラッキングとは？

バックトラッキングとは、相手の発言をこちらが繰り返すテクニックのことです。オウム返しのようにそっくりそのまま発言を繰り返すのではなく、要約したりかいつまんだりして聞き返すことが大切。たとえば「連休中に旅行に行ってきたんだ」と言われたら、「旅行に行ってたんだね！」とまず返します。そして、「どこに行ってたの？」「楽しめた？」と付け足して会話を進めるのです。

バックトラッキングは相手の行動だけでなく、感情を表す発言にも使えます。「今日は1日忙しくて大変だった」と言われたら、「忙しかったんだ！」とバックトラッキングしましょう。その後、「頑張ったね」という労いの言葉をかけるとよりGoodです。

バックトラッキングはなぜ効果的？

相手の発言を要約したり、一言付け加えたりして返すバックトラッキング。シンプルなテクニックですが、恋愛を含むさまざまな人間関係で活用できるテクニックでもあります。バックトラッキングが効果的な理由を、具体的にまとめてみました。

肯定感や自信を与えられるから

バックトラッキングが効果的なのは、相手に「話をちゃんと肯定してくれる」という印象を与えられるから。単調な相槌だったりすぐに自分の話題へ移ったりされると、今ひとつ「話を聞いてもらっている」という気持ちが湧きにくいもの。バックトラッキングを活用することで、相手に「あなたの話に興味がありますよ」という印象を与えることができます。

自分の主張もマイルドになるから

たとえば、「昨日友達と遊びに行ったんだ」という発言に「私も遊びに行った！」とすぐ返すのは考え物。すぐに自分の話題に移ってしまうと「こっちの話を聞いてくれないんだな…」と相手に思われてしまうかもしれません。「あなたも出かけたんだね！実は私も遊びに行ったんだ」と前置きを置くだけで、自分の話題や主張が少しマイルドになります。

バックトラッキングを実践するポイント

相手の言い方をそっくりそのまま真似するだけでは、ただのオウム返しになってしまいます。自然なバックトラッキングをするためには、いくつかのコツが必要です。

相手の話をしっかり要約する

バックトラッキングをするうえで、とくに大切なポイントです。何気ない話であっても、要約するということはそれなりに頭を働かせる「作業」です。その作業を経ることで、相手は「自分の話にちゃんと興味を持ってくれてるんだな」と好印象を抱くのです。

感情を表す言葉にはしっかり共感する

「楽しかった」「疲れた」「腹が立った」など、相手の感情が表れているワードにはしっかり共感を示しましょう。たとえば「引っ越しの作業でもうクタクタなんだ」と話されたら、「引っ越し作業したんだ！それは疲れるね～」と返します。「この前友達にドタキャンされてメチャクチャ腹立った！」と言われたら、「それは腹立つね～、何の約束してたの？」と返すことで、相手に共感する姿勢を見せましょう。ただ相手の話をかいつまんで返すよりも、さらに相手との距離が縮まります。

相手のテンションになるべく合わせる

相手と逆のテンションでバックトラッキングをしたら、不自然で気まずい雰囲気になります。相手が楽しそうならこちらも楽しそうに、ちょっと疲れていそうならこちらのテンションもやや抑えめにと、相手のテンションに合わせてバックトラッキングを行ないましょう。

イエス・バット法と上手に組み合わせる

ずっとバックトラッキングしていると、自分の意見が言えなくて窮屈になります。そんなときは「イエス・バット法」とバックトラッキングを上手に組み合わせて会話しましょう。「それは確かにムカッとくるよね。でも、こう考えてみたらどう？」「悲しかったんだね。気持ちはわかるよ。でも、逆にこう受け取ってみたら？」など、共感を示して相手の気持ちを肯定しつつ自分の意見やアドバイスを送る方法が効果的です。

やりすぎは禁物

バックトラッキングはシンプルで実践しやすいテクニックです。しかし1度の会話で何回も使うと、不自然な会話になってしまいますし、かえって「人の話ちゃんと聞いているのかな？」と思われてしまいます。バックトラッキングを実践するときは何回も繰り返し使うのではなく、ポイントポイントでさりげなく自然に感じる回数に抑えましょう。