「猫を飼うと婚期が遠ざかる」
猫好きなら何度か聞いたことあるのではないでしょうか? ですが、猫好きだって結婚している方もいますし、犬好きで独身の方もいます。
婚期が送れるのは「猫」が原因なのか、猫以外の動物を飼ったらどうなのか、逆に婚期が早まる動物はいないのか。疑問が大いに湧いてきます。
ここは「猫を飼いたい、でも結婚を諦めたくない」方のためのページです。
目次
猫を飼うと婚期が遠ざかる理由とは?
なぜ、猫を飼っただけで遠ざかると言われてしまうのか。
それは、幸せホルモン「オキシトシン」の分泌量に関係があるという説があります。別名「愛情ホルモン」とも言われていて、文字通り、オキシトシンの分泌量が多いほど多幸感を得られます。
オキシトシンを分泌させるには、人同士のスキンシップが最適なのですが、動物と人間のスキンシップでもオキシトシンの分泌量は増えるのです。つまり、動物を飼う⇒オキシトシン増加⇒結果パートナー無しでも幸せ。これがペットと結婚の関係だと言われています。
猫飼いの人に限定されてしまうのは、統計学上「猫好き」と回答した方の多くが、「1人で黙々と作業をするのが好き」といったタイプだったことが起因しているのかもしれません。
注意!婚期が遠ざかってしまう行動3選
オキシトシンの分泌が問題だとしたら、ペットを飼っている人は全員が婚期が遅れてしまうということ? そんなわけはないので、安心を。ただし、猫飼いと婚期に相互関係があるとするならば、猫好きのあるある行動が、婚期を遅らせているのかもしれません。
お金の使い先が猫になっている
ごはんや猫砂など、猫の生活に必要不可欠なものならともかく、おもちゃや洋服、ケーキ、キャットタワー、寝床、など、稼いだお金の使い先がほとんどが猫に向いているなら要注意です。
最近は、おやつだけでも種類豊富ですし、猫が楽しめるおもちゃも増えてるので、たくさん買ってあげたい気持ちも察します。ですが、「結婚」を考えているなら、新生活や結婚資金のために貯金をしたり、自分磨きのためにも使ってあげましょう。
全ての時間を猫に費やす
仕事終わりや休日など、自由時間を全て猫に使っているパターン。
「家で待っているうちの子のために早く帰りたい」や「仕事で構ってあげられなかった時間をうちの子のために使いたい」は、猫に限らず動物を飼っている家庭であれば、そう思ってしまうでしょう。思うだけなら問題ありません。
ただ、友人同士の集まりや合コンに参加しているとき、あからさまに態度に出る場合は要注意です。
猫 >>> 越えられない壁 >>> 人間、という構図をオープンにしている人のことを、魅力的な飼い主と思う猫はいるかも知れません。ですが、普通の人間は残念な目で見ていますよ。
猫が可愛くて男性がどうでもよくなってしまう
自宅の猫が可愛すぎて、どの男性を見ても「うちの猫のほうが可愛いな…」と思ってしまう飼い主もいることでしょう。
猫の魅力は無限にありますが、中でも魅力的なのが意思疎通ができていると思わせてくれること。仕事・またはプライベートで嫌なことがあると、猫は空気を察して寄り添ってくれる動きをするときがあります。
それがたまらなくて「慰めてくれる子がいるから、今は男はいいか」となってしまいがちなのです。
実際は、猫がどう思っているかは関係なく、飼い主が猫が喋らないのをいいことに自分の都合よく解釈しているだけのこと。それでも幸せならいいのかも知れませんが…
まとめ
大切なのは、「猫に依存しすぎない」のがポイント。猫にお金・時間を全て捧げたくなる気持ちも察します。とてもとても可愛いですから。
猫は私たちに「癒し」や「命の大切さ」を教えてくれる大切な存在ですが、やはり猫は人の伴侶にはなれないのです。あくまでも、一緒に暮らしてくれる「友達」暮らしていただいている「神」というスタンスをもつのがベストなのかも。
諦めるのは早い!猫が結婚へ導いたお話もあります!
ここまで読んでいただいて、「猫を飼う=結婚できない」なんて判断はまだ早いです。飼い猫がきっかけで、結婚までたどり着いたお話を紹介します。
世話をする真剣な姿が良かった
一緒に住んでいた彼女は、普段はおっとりタイプ。ですが、飼い猫のことになると違った人柄を見せてきて、そのギャップが良かったです。自分も彼女と一緒に、猫の世話を進めていくうちに父性が芽生えて結婚までいきました。今では妻と猫と一緒にくつろいでいるだけで幸せを感じています(男性)
生活力の高さに惹かれた
まだ妻でなかったころ、彼女のインスタに猫の写真がアップされていて、本物を見たくて彼女の部屋にお邪魔しました。彼女の猫が懐いてくれたのが嬉しくて嬉しくて…。猫がいるからか、彼女の部屋はキレイにされていて好印象でした。暫くして部屋を引き払い、結婚しました。(男性)
まとめ
猫を飼うと命を預かる責任感が生まれて、「だらしない生活はできない!」と、マメに掃除をしたり・テキパキと行動できるようになります。猫に合わせた生活リズムとなることで、人としても猫様の下僕としてもレベルがあがり成長していきます。
動物全般に言えることですが、やはり人間の思い通りには動いてくれません。ある程度のトラブルや意図せぬ出来事には目を瞑る必要があります。
おトイレを使ってくれない、毛玉を吐く、行方不明になる、ソファーを爪とぎにする、お出かけ用の服を抜け毛まみれにする……この程度のことなら笑顔で「もーしょうがないなー」と対応できるおおらかさも身に付くので、そういった人柄に惹かれて交際から結婚に至るのかもしれません。
猫も婚期も逃したくない方に…
人間枠・猫枠の「好き」をつくる
猫が可愛くて人間が目に入らなくなってしまいがちですが、「婚期」もゲットするなら、猫を人間の伴侶並み(それ以上)に愛するのはストップ。
「猫は猫」「人間は人間」と区切りをつけることが大切です。猫枠は言わずもがな愛猫で問題ありません。人間枠は人生のパートナーとして、彼氏をつくることから始めていきましょう。
猫好きな人との出会いをつくる
猫好きが一堂に会する「ねこんかつ」や「猫カフェコン」といった婚活イベントも盛り上がっています。猫好きが集まる婚活イベントだから、当然猫好きオンリー。
その場でカップル成立までいかなくても、猫をきっかけに、お家にお呼ばれイベントが発生するかもしれません。ペットへの価値観が共通している場合も多いので、お付き合いや結婚に発展後も大きな問題なく進めるでしょう。
まとめ
「猫と人はしっかり分けて考える」「猫好きに特化した街コンに参加する」、工夫すれば猫好きでも、結婚相手を見つけることは可能です。諦めずにチャレンジしてみましょう。
ココで注意すべきポイントは、「やっぱり猫がいると婚活は不利なんじゃないかな?」とマイナス思考に猫様を混ぜないこと。「相手とあなたの性格が不一致だった」「何らかの事情で、あなたを諦めざるを得なかった」など、原因は他にもあるかもしれません。失敗してしまったときは、自分や相手の行動を振り返ってみて原因を追究することが大切です。
総評
「猫を飼うから結婚できない」とは一概に言えないのが結論です。
愛猫が可愛くてずっと家にこもっていれば、確かに出会いのチャンスを失ってしまいます。ですが、愛猫を世話する真剣な姿に惹かれる男性がいるのも事実。猫がいることと、結婚できないことの因果関係が結びついているとは言えなさそうです。
外にいるときは、人ともしっかりコミュニケーションを取る・家にいるときはちゃんと世話をする! 出会いがないなら、猫好きのコミュニティを有効活用するなど、人間関係と猫を両立できる婚活を心がけてみましょう。