年上男性ってダンディで、人生経験豊富で魅力的だし、そして若い人よりも収入があるはず。そう考え恋愛対象にしている女性は多いでしょう。かと言って年上男性好き（枯れ専）でもないのに、言い寄ってくるのはおじ様ばかり、おじさんにしかモテないというのは心配です。残念ながら既婚者が遊びで近づいてくるパターンも多く、自分が彼の人生経験のひとつにされちゃった、なんてシャレになりません。
ここでは、嬉しくないおじ様との出会いをシャットアウトするためにはどうすればいいか、徹底的に考察していきます。
目次
年下に意識が行く年配男性の特徴
まずは相手を知ることから始めましょう。生まれた年代と生き方でおじさまは4つに分類することができます。
バブル世代（1965～69年生まれ）
日本がバブル景気に沸いた古（いにしえ）の時代に生きてきた世代です。長時間労働が当たり前の時代で働いてきたぶん、エネルギーに満ち溢れています。
消費大好き、ブランド大好きなので、生活は派手に見えるのですが、ローンやクレジットでお金回していることに慣れきっている世代だけに、見た目は高収入・実際は借金返済に追われているということも。
団塊ジュニア世代（1971～74年生まれ）
1948年前後の第一次ベビーブームに生まれた世代を、故堺屋太一氏の著書から「団塊世代」と呼んでいます。2020年時点で71～73歳、そしてその世代の子ども達が「団塊ジュニア」と呼ばれる年齢層。第二次ベビーブーム世代で、まさしく「年配のおじさま」世代でもあります。
この世代は受験や就職でもライバルが多く、常に競争社会にもまれてきた人と言えます。片や都市部では核家族化が進み、祖父母に面倒を見てもらいながら育つ環境は激減。今のように大人の目が子どもに集中することはありませんでした。
就職氷河期世代（1971～82年生まれ）
団塊ジュニア世代と若干かぶりはしますが、ちょうどこの世代が就職する前にバブル経済が崩壊した、という報われない人生を過ごす人が多い世代です。「ロストジェネレーション」「失われた世代」とも呼ばれています。
団塊ジュニア世代に近いため、母数が多い上に就職の受入口が激減。正規社員として就職できずに、派遣社員や契約社員といった非正規の仕事に就くしかできない人が大勢いました。
中でも能力を磨くことができない非正規社員として20代・30代を過ごした人は、低賃金で働くことを余儀なくされています。社会的に孤立しているケースも多く、金を持たないおじさまの多くが氷河期世代です。
ゆとり世代（1987年～生まれ）
授業時間削減で「ゆとり」ある教育で育ったゆとり世代も、すでにおじさんと呼ばれてもおかしくない年齢です。ゆとり脳はハードワークで稼ぐことよりも、ワークライフバランスを重視したのんびりとした生き方を好みます。
学生時代からスマホやSNSを使いこなしているので、デジタルや情報に対してリテラシーも高いのも特徴です。共感・絆が何よりも大切で、縦よりも横の関係を重要視しています。
おじさんたちは癒やしが欲しい
昔はスポーツで引き締まっていた身体も、夜遅い飲食と休日は寝て過ごすため運動不足。いまいちパッとしない毎日は、仕事中心で過ぎていきます。
働き盛りの世代ではあるため、仕事で求められる内容もそこそこ高め。微妙な位置の中間管理職のため、上下の人間関係や左右の根回しに振り回され、磨り減ることが多くて精神的な消耗が著しい。収入は少しはあるけれど、ぜんぜん報われた気がしない…。
職場のことを少しでも忘れて癒やされたい、そんなときに現れたのがあなたです。
おじさんに好かれる女性の特徴
おじさんに好かれる女性の特徴をまとめました。
聞き上手
相談に乗れるレベルの聞き上手、ということではありません。話の腰を折らない聞き上手です。
今どきの自己主張が強い世代を部下にもつと、聞き役に回ったり自分の話途中に乱入されたりという場面も多々見られます。そこで強いリーダーシップをとれる人であればちゃんと締めることができますが、多少気弱だと引き下がってしまうことも。
そんなときあなたのような「最後まで話を聞いてくれる存在」が現れたら、途端にお気に入りです。
相談上手
リーダーシップを取る年代は、人に頼られることを悪くはとっていません。ですが依存されるのはアウトと考えます。
自分のことを人生の先輩としていろいろ相談してくる部下は、まったくもって可愛がりたい対象。
仕事に関する相談だけでなく、美味しいレストラン情報など、ちょっとした相談事も気兼ねせずさらっとできる女性に「自立した女性」の印象を与えるでしょう。
反応上手
どの年代にも一定数はいるはずですが、草食系の存在が際立つ中、リアクションが薄い人は確実に増えています。
何を伝えても「はい、わかりました」がパターン。マナーがなっていない人だと「はあ…」と、話をちゃんと聞いてるのかすらわからない状態。
そんな中、きちんとした返答ができる、ちゃんと聞いているんだとわかるリアクションをしてくれる存在は、男女問わず貴重です。
挨拶上手
会社での挨拶なんて基本中の基本です。しかし、年代が下がれば下がるほどその基本を押さえていない人、もしくはまだまだ下手な人は多いもの。その中できちんと挨拶ができる人は当然、印象がよくなります。
自分と目が合ったりすれ違ったりといったとき、スルーするのではなくきちんと挨拶ができる人、ささいなマナーを守ることができる女性は好印象なのです。
清楚
おじさんは清楚な女性が大好きです。もちろん、おじさんは派手なギャルも大好きなのですが、おじさんのなかに潜む「失われた輝きを取り戻したい」という願望を叶えるためには、経験が少なく見える清楚感が大切なのです。
おじさんが求める癒やしの多くは、相手からの「知らなかった」「凄い」「助かります」といった羨望の眼差しです。おじさんはできる男として見られることで、かつて輝いていた自分に戻れる気がするのです。そのために、隙があり清楚で派手ではない女性とコンタクトを取ろうとします。
おじさんに好かれることは悪い事？
ここまでの話だと、おじさんに好かれるということは社会人のマナーがしっかり身についている女性である、という証拠でもあります。あなたの日ごろの姿勢が評価されていることの証、必ずしも悪い事ではないのです。問題は、相手がどんなおじさんなのか？ですよね。
まだまだ恋愛したいおじさん
独身ならいいのですが、大抵の場合既婚者です。既婚者なら奥様と恋愛してくれていればいいのに、相手にされないとか自分が相手に興味を持っていないとか、そんな理由でこちらに来るのだから、たまったもんじゃありません。
仮に言い寄ってきたおじ様に少なからず好意を抱いていたとして、結婚はできないまでも、誰にもバレなければいい、恋愛を楽しみたいと不倫に走るのは考え物です。たとえ自分の恋愛が成就しても、ひとつの家庭が壊れかねません。なんのダメージもないはずがないと考えましょう。
このおじさんのタチが悪いところは、まだまだ自分はイケていると思っている部分ですよね。老人一歩手前なのに、鏡を見ていないのか老眼で見えないのか知りませんが、自分の老化を無かったことにして押してくる力だけが無駄に強い…！
嫌悪感しか抱かないくらいに気持ち悪いのに、なんでこうぐいぐいくるタイプが非常に多いのか不思議です！ 早いところ枯れて欲しい……。
息子の嫁を探しているおじさん
これは条件によってはおいしい話かもしれません。尊敬する上司なら家庭でも楽しくお付き合いできるかもしれませんね。
ただ、お家ではとんでもなくだらしなかったりして（笑）。
構っておじさん
恋愛を不倫もしたいけれど家庭が壊れることにビビって踏み出せず、若い子と会話ができるだけで嬉しいおじさんです。また、キャバクラに行きたいけれどお金が無くていけないので、お金がかからない近場の関係で済まそうとしているタイプもコチラです。
どちらにしても小心者の残念な存在なので、基本スルーで良いのですが、こういうタイプに限って職場の権力者だったりするので面倒ですよね。
嫌なおじさんに好かれないためには
自分のことを恋愛対象に見ている既婚者には毅然とした態度が必要でしょう。それでも声をかけてくる、距離を縮めてこようとするおじさんには次の方法もおススメです。
誰に対しても同じであると表現する
根本的に見てもらいたい・尊敬してもらいたいという思いをもつおじさんたち。自分だけが特別ではないということを見せるのは、実践しやすい拒絶方法です。おじさんに他の人とのやり取りをいつ見られてもいいように、誰に対しても等しく礼儀正しい対応をしていると、周囲からの評価も駄々上がりですよ。
誘われたら皆にも声をかける
おじさんはあなただけを誘っているつもりでしょうが、それは相手の頭の中の話。2人きりにならないよう配慮すると良いです。
たとえば、おじさんから誘われた瞬間「〇〇さーん、今日の業後、部長からお食事のお誘いをいただいたので参加しませんか～？」など、天然っ気たっぷりでお仲間社員を誘いましょう！
本気で迫ってきたときは
切羽詰ってきたら、もう遠慮することはありません。
やっつけたいなら即人事課
おじさんとの会話を録音し、証拠として提出しましょう。社会はコンプライアンスに関わる行動には厳しくなってきているので、ふざけた行動には毅然と対応してくれるはずです。
穏便に進めたいなら相談できる人を探す
お話できる先輩社員（できれば他部署）に相談し、社内で誰にお話すればいいのか確認しましょう。
同じ部署の先輩だと波風立てたくなかったり、出世がらみの欲が手伝い「あなたの態度が悪いんじゃないの？変に期待させなければいい」なんて、的外れなアドバイスをしてくる可能性があります。利益が絡まない人に相談できるとベストです。
社内の誰に相談すれば一番有効なのか確認できたら、それを切り札として使うのも手です。「最近□□さんとお話する機会をいただきまして、いろいろ相談させていただいて頼もしい方ですね。」と、おじさんのしていることを相談している素振りを出しましょう。
理想の部下像から外れる
おじさんが好きな
この4つに、はまらない言動でおじさんに対峙する、というのもありかもしれません。おじさんにだけ露骨に塩対応すれば、さすがにおじさんも気付くでしょう。ただ、あなたとおじさんとの対応を周囲が見ていたり、おじさんから周りに波及する評判によって、あなたの会社での評価や評判が下がるかもしれませんよね。
自分に痛手が及ばない範囲で、おじさんが諦めるように仕向ける。これもひとつの社会経験かもしれませんが、できることなら味わいたくないものです。
どうか、あなたの望む年代のお相手が見つかりますように！
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