同棲は、2人の関係をより深めるスタイルです。大切なパートナーといつも一緒にいられるのは、とても幸せなことですよね。
しかし、同棲には楽しいことだけではなく大変なこともつきもの。
2人で楽しく暮らすためには、同棲する上でのルールをいくつか決めておくことが大切です。ここでは、事前に話し合っておきたい同棲ルールを紹介します。
目次
同棲にルールは必要?不要?それぞれの本音
そもそも、同棲を始めるにあたってルールは必要なのでしょうか?「不要派」と「必要派」に分けて、それぞれの本音をまとめてみました。
「ルールは不要派」の意見
ルールは不要だと答えた人の声を紹介します。「ルールを作ったら窮屈になりそう」「守れなかった時に、相手や自分を責めて精神的に不健康になりそう」という意見が確認できました。
中には、「最初は守れていても後からどうせなあなあになる」と諦め気味な意見も。そもそも、ルールを継続していけるかを心配している人も少なくないようです。
「ルールは必要派」の意見
「同棲ルールは必要」というカップルの意見を見ていきましょう。「ある程度の縛りがないと、お互いがだらけてしまうだけの生活になりそう」「暗黙のルールだけに頼りすぎたら結局片方だけが損する」という声があがっていました。
また、「生活を保つためにある程度のルールは必要だが、縛りすぎるのはよくないと思う」という意見も見かけましたよ。
同棲ルール決めておきたいポイント
次に、最低限意識しておくとよさそうな同棲ルールのポイントをまとめてみました。ルールが必要派は以下のポイントで同棲ルールを決めているようですよ。
部屋決めは2人で
同棲のスタートは、実際に2人で暮らし始めたときではありません。お部屋探しを始めた時点で、同棲はすでにスタートしています。意見の食い違いを防ぐためにも、お部屋探しは2人で行いましょう。
家賃や初期費用の予算を考えながら、部屋探しを進めます。また、内見にもできるだけ2人で足を運ぶことが大切。「実際に入ってみたら日当たりが悪かった」「想像と実際の広さにズレがあった」というトラブルを避けることができます。
一緒にお部屋探しをすることは、2人にとってのいい思い出にもなりますよ。
お金の分担・支払い方法を決める
同棲すると、家賃や光熱費といった生活費を分担できます。お金の負担が減るのは、とても魅力的。
ただし、お互いの収入状況をしっかり見て分担を決めることが大切です。
固定費だけでなく、食費をはじめとする「変動費」についてもルールを決めましょう。食費用・交通費用など費用ごとに共通の財布を決めて、お互いに無理がない支払システムを作るのもおすすめです。
家事の分担は大まかに
曲者なのが家事の分担です。混乱やモヤモヤを防ぐためには、家事に対する認識を統一することが大切。
たとえば「料理」は調理するまでが料理なのか、後片付けや食器洗いを含めて料理なのかをはっきりさせましょう。
その認識がお互いズレていると、「ちゃんとやってくれていない!」と不満をため込む原因になります。また、リビングやトイレ、バスルームなど共有スペースの家事はできるだけ均等に分担しましょう。
苦しくならない程度に、お互いの予定を知っておく
同棲を始めたら、お互いの予定や生活パターンをざっくり確認しておきましょう。出勤や帰宅時間、残業状況などを大まかに掴んでおくことで、無用の心配をせずに済みます。
このとき大切なのが、束縛し過ぎないということ。同棲前と同じような感覚で、相手の予定を根掘り葉掘り聞くのはNGです。
お互いのプライバシーを尊重しつつ、何かあったらすぐフォローできるような態勢を整えておきましょう。
仲直りのルールも決めておこう
仲良しが馴れ合いになると喧嘩や衝突の回数も増えるもの。そこで、仲直りするときのルールを決めておくことをおすすめします。お互いのモヤモヤはオープンにしてとことん話し合う、喧嘩を何日も持ち越さない、食事は必ず2人で食べるなど、ちょっとしたルールを決めましょう。こうすることで気持ちが切り替えやすくなり、スムーズに仲直りできるようになります。
物の収納場所を決めておく
調理器具や掃除道具などの場所は、あらかじめ決めておきましょう。「掃除したいけど洗剤のストックが見当たらない」「ご飯を作りたいのに器具が探せない」なんてことになったら、せっかくの役割分担も台無しです。
特に注意すべきポイントは?
同棲ルールを決める上で、特に注意すべきポイントもピックアップしました。
縛りをキツくしすぎない
節度を守ろうとするあまり、縛りのキツい決まりを決めてしまう方もいるはず。しかし、あまりにも厳しいルールはお互いにとって負担です。「どうしてちゃんとしてくれないの?」と相手にモヤモヤしたり「全然ルールを守れてなくて相手に申し訳ない…」と自分を責めたりする気持ちが生まれてしまいます。「できなかったことはお互い様」の精神を持って、試行錯誤してルールを作っていくことが大切です。
家事分担は曜日ごとではなく家事の内容で
曜日ごとに家事分担を決めるのは、あまりおすすめできません。お互いの仕事やタスク状況が曜日ごとに変動すると、どうしてもやり残しや連絡漏れが発生しやすくなります。それを防ぐためにも、曜日より家事の内容単位で分担を決めたほうがよりスムーズです。
「やってもらって当たり前」はアウト
一緒にいる時間が長いと、どうしても相手への感謝を忘れがちです。しかし、同棲は共同生活。お互いが支え合って生活していくので、「やってもらって当たり前」の気持ちでいるのはいただけません。たとえ分担ルールを決めたとしても、「いつもありがとう」「すごく助かってるよ!」という感謝を忘れずに伝えましょう。
同棲ルールを決めて仲良し度をアップ!
楽しい同棲は、お互いの支えがあってはじめて成り立つもの。ある程度のルールを決めておくことは大切ですが、ガッツリ決めすぎるのはおすすめできません。まずはお試しで実践してみてから、柔軟に改定していけるような決まりごとを作っていくことが大切です。これから同棲を始める予定の方は、ここで紹介したポイントをぜひ参考にしてみてくださいね。