「素敵な人だと思うし不満はないけれど、実は顔が好みではない」「恋人を探すときにルックスを重視するのって良くない？」そんな悩みを持った人はいませんか。お付き合いや結婚を考えると、この先ずっと一緒にいることになる相手なので悩みどころですよね。ここでは顔が好みでない人との恋愛について、良さや懸念点をまとめてみました。
目次
恋愛において顔を重視する人は男女ともに多数
みんな見た目は重視している
見た目に関するいくつかのアンケート結果をもとに、恋愛と見た目の関係性を探ってみましょう。
恋愛と見た目に関するアンケート調査結果
Q.誰かに恋愛感情を持つときに、「見た目」の影響はどれぐらいありますか？
- とてもある…37.0％（157人）
- 少しある…49.1％（208人）
- あまりない…10.4％（44人）
- まったくない…3.5％（15人）
Q.恋愛対象者の「見た目」においてもっとも気にするところはどこですか？
【男性】
1位：顔…66票
2位：雰囲気…34票
3位：体型…20票
【女性】
1位：顔…84票
2位：雰囲気…72票
3位：清潔感…45票
引用出典：フォト総研「人の見た目」に関する調査アンケート 2017年10～40代の男女424名を対象に調査（http://www.asukanet.co.jp/main/photo/enq_35.html）
アンケート調査では、恋愛感情を持つ際に見た目による影響を感じている人（とてもある・少しあると答えた人の合計）は8割以上。また、見た目の中でも、とくに「顔」を気にする人が多数いることがわかっています。また、こんな調査データも。
Q.「五感（視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚）」から恋したことはありますか？
【男性】
1位：視覚（一目惚れ）…35％
2位：触覚（触れた感触）…19％
3位：嗅覚（香り・体臭）…17％
【女性】
1位：視覚（一目惚れ）…35％
2位：聴覚（声）…29％
3位：触覚（触れた感触）…14％
Q.恋する時、五感で最も重視することはんですか？
【男性】
1位：視覚（一目惚れ）…62％
2位：触覚（触れた感触）…11％
3位：嗅覚（香り・体臭）…10％
【女性】
1位：視覚（一目惚れ）…48％
2位：聴覚（声）…22％
3位：触覚（触れた感触）…15％
引用出典：エキサイト婚活「恋人」に関する実態調査 2017年20代～50代の男女102名を対象に調査（http://corp.excite.co.jp/enquete/wedding-excite0607/）
細胞レベルの恋がしたいか、といった恋人の関する調査結果の中で、五感で恋した経験の上位にランクインしているのが見た目。第一印象のルックスが自分の好みと合っているかは、恋に落ちるうえで大切な要素だということがわかります。少なくとも好感が持てる見た目の人でないと、性格がよくてもうまくいかなくなる可能性が高いと考えられますね。
多くの女性は会った瞬間に相手の印象を決める
半数以上の女性は会った瞬間～出会って数秒のとても短い時間で、相手の印象を決定付けてしまうといいます。これは、自分の身を守るためには、ごく普通のことです。初対面の異性が悪いことを考えている可能性が少しでもあれば、自衛手段としては「危険かも知れない」と身構えておく必要があるからでしょう。
男性は、出会った瞬間～出会って数秒で相手の印象を決める人もいますが、2分～3分ほどコミュニケーションを取ってから、相手の印象を決める人が多いといいます。つまり、男性が女性に好意を持つかどうかは、最初の印象と最初のコミュニケーションの2段階の印象が良いものであることが大切なようです。
見た目で選ぶも実は合理的？！
その理由を解説
性格は見た目にあらわれる
実は2009年にわれた研究の結果、写真だけで被写体の特徴をほぼ正確に読み取れることがわかっています。研究ではテキサス大学オースティン校の学生123名の写真から性格を予想。表情やポーズは被写体である学生たちに自由に決めてもらう形で行いました。その研究の結果、「外向性の高さ」「自尊心の高さ」「信仰心の厚さ」「協調性の高さ」「どれだけ良心的か」の5つは写真だけでも高く読み取れることが可能であることがわかっています。
研究データ参照：Personality and Social Psychology Bulletin
（https://journals.sagepub.com/doi/pdf/10.1177/0146167209346309）
100％とは言い切れないものの、怒りっぽい人なのか、大人しい人なのか、意外と第一印象で感じることも多いですよね。それは人の性格が顔にあらわれやすいからなのかもしれません。好印象を感じる見た目の人は、性格も自分にとって心地よい可能性が高いんです。
見た目と内面の関係は深い傾向にあり
外見を変えたことで内面的にも変化を感じたことがある人は世の中にたくさんいます。例えば、地味な色ではなく明るくパッとした色の服を身につけるようになってから、気分も明るく晴れやかになったとか。メイクをするようになってから自分に自信が持てるようになって、積極性があがったとか。深く知り合っていくことで見た目とはギャップのある性格が見えてくることもあるかもしれませんが、基本的には性格と外見はリンクしています。
「見た目が良い相手じゃないと中身を知りたいと思えない」
まずは見た目で選別して、それから内面や条件を選ぶという考え方もあるといいます。見た目だけで人を評価し差別するルッキズムと呼ばれる人たちにとっては、合理的な方法のようですね。
外見や好みの評価は内面の評価に比べると簡単なので、最初のフィルタリングとしては解りやすいのかもしれません。
ただし…周りからカッコイイ・美人と言われる人は注意が必要かも
見た目が良い人の懸念点は、今までたくさんの人からモテてきた可能性が高いこと。異性との交流に慣れていることで浮気にはしりやすかったり、周りからチヤホヤされることが多いのでわがままな傾向にあったりします。容姿は好みではなくても不器用ながら真っすぐな人のほうが、一緒にいて安心感があるという意見も見られました。
見た目も含め一緒にいるときの心地よさが大事
見た目と性格には少なからず関連性があるため、自分好みの容姿を重視して恋人を選ぶことは決して間違いではありません。「美人やイケメンは性格が悪い」なんて言われることもありますが、見た目に気を遣っている方は人にも配慮できる力があり、性格も素敵な方も多いです。ただし、昔から異性にモテてた経験を持つ方は、異性との交流が多かったり、単純に心配になってしまったりするかもしれません。
大切なのは、一緒にいるときに心地よくいられるか。「見た目は良いけど、一緒にいると疲れる」というときは、何か相手と合わない部分があるのでしょう。最初の違和感をスルーせずに、相手との相性を見極めるのが大切です。