接触を増やすだけで好感度アップ？！恋愛にも役立つザイオンス効果とは

気になる異性をまず自分に振り向かせたい…そんな方におすすめしたい心理学のテクニックがザイオンス効果（単純接触効果）。
パッと見だと難しそうな名前ですが、意外とシンプルに恋愛に活かせる心理学なんです。
この記事では、ザイオンス効果を使って片思いの相手に効果的にアプローチしていく方法や注意点について紹介していきます。

そもそもザイオンス効果って何？

ザイオンス効果は1968年にアメリカの社会心理学者、ロバート・ザイアンスが論文にまとめた心理効果のこと。
単純接触効果としても知られていて、ザイオンス効果とは簡単に言うと「接触頻度に比例して、対象への好感度が高まる」というものです。
身近な例を出すと、テレビCMや広告でよく見かける商品や企業に対して良い印象を持つのは、ザイオンス効果の働きによるものです。
恋愛をはじめとした人間関係においても効果が期待でき、会う・連絡を取るなど相手との接触回数が増えれば増えるほど好意が増すとされています。

ザイオンス効果を恋愛に応用しよう！

実際にザイオンス効果を恋愛で活かすには、どうしたらいいのでしょうか？
ザイオンス効果を上手く恋愛に応用できれば、好きな人をあなたに惹きつけるのも夢じゃありません。
いくつかの意識したいポイントを見ていきましょう。

会っている長さより回数を大切に

ザイオンス効果で大切なのは、あくまでも会う回数。
会っている長さは長時間でなくてもいいので、会う頻度を増やすのが重要です。
同じ時間をかけるなら、小まめな接触を多くくりかえしましょう。
まずは「よく会う人」の位置からのスタートです。
相手が最初は何とも思ってなくても、接触回数が増えていくと自然とあなたに親しみを持ってくれるはずです。

顔を合わせない接触も積極的に

ザイオンス効果は、何も顔を合わせる接触だけに限りません。
メールやLINE、SNSを利用した接触でもちゃんと効果につながります。
単純接触効果は頻繁にターゲットの意識に上ることを必要としていて、顔を見ない接触であっても特別問題はないのです。
相手と直接会うのが難しい状況の方は、メールやSNSなどをどんどん活用してみてください。
ただ、気軽にできるからといって1日の接触回数が多すぎるとうっとうしがられるので、大体1日1、2回にしておいたほうが安全です。

相手の好きなことをきっかけにする

相手が何が好きなのか知っているのなら、ぜひそれをネタにして接触を試みましょう！
相手が好きなことなら話しかけても自然ですし、好感度アップにつながりやすいです。
特に自分も興味のある内容なら、より二人の間の雰囲気が盛り上がりますよ。
好きな人の趣味などを一緒に楽しんでいるうちに、自然と好感度を上げられます。

好きな人の友達に名前を出してもらう

これは、好きな人の友達にあなたの親しい人がいれば使えるテクニック。
その友達に好きな人と話す際に、自分の名前を出してもらうように頼んでみる方法です。
何気ない会話中でもあなたの名前をちょくちょく出すことで、ザイオンス効果が生まれます。
また、ただ名前を出すだけでなくあなたの良いところがわかるエピソードを話してもらえれば、より効果が高まるはずですよ。

ザイオンス効果を恋愛に使う上で気を付けたいこと

10回目を超えると効果が期待できない

残念ながら、ザイオンス効果による好感度アップは無限には続きません。
ザイオンス効果の実験では効果は10回でピークを迎えると言われています。
10回を超えると、どれだけ接触の回数を増やしてもあまり効果が期待できないのです。
10回を迎えたら、別のアプローチを仕掛けるようにして相手との関係を進展させましょう。

無理に接触を増やそうとしない

自分の好感度を上げるために、無理に接触しようとするのは逆効果です。
相手が自分に興味のないうちから強引に会おうとすると、最悪の場合ストーカーに認定されてしまいます。
ザイオンス効果より、まず大切にしたいのは相手の気持ちです。
好きになってもらいたいあまり相手の思いを考えない言動をしてしまうと、好意を持ってもらうどころか印象が悪くなるばかり。
あくまで相手の気持ちを尊重しながら、無理のない範囲で接触するように心がけるのが一番です。

印象が悪いまま接触を増やすと逆効果

ザイオンス効果は、相手の自分に対する印象が悪いと逆にマイナスに働いてしまうので要注意です。
悪い印象のまま接触の回数を増やすと、接触の度に悪い印象が強まってしまいます。
「なんか自分悪い印象を持たれてる…？」と感じたら接触回数を増やすことを目的にするのではなく、悪い印象をしっかり払拭してからにしましょう。