婚活の同時進行は普通?気になる疑問を解説します

街コンレポート_おでこをくっつけて微笑んでいるカップル

婚活の同時進行と聞くと、「二股」や「不倫」など悪いイメージを抱く人もいるかもしれません。ですが、結婚相談所での同時進行を推奨しているケースがほとんど。それは何故か? 限られた時間の中で、効率良く結婚相手を見極めるために大切だからです。

もちろん、闇雲に複数の男性と身体的な関係を持ったり、節度のなっていない同時進行はNG。ここでは、婚活の同時進行を円滑に進めるための、ノウハウを紹介していきます。

婚活の同時進行=二股・不倫ではない

この記事で紹介しているのは、あくまで結婚相談所での婚活のこと。婚活の世界には「交際」の手前に「仮交際」があります。恋愛としてのお付き合いではなく、「この人を恋愛対象として交際して良いか」を見極める期間のことです。

この期間での交流は、まだ真剣交際に発展していない関係ですので、同時進行は何ら問題もありません。

結婚後に出産や育児を考慮しているなら、婚活は時間との勝負と言えます。同時進行は効率良く相手と出会う手段になるので、結婚相談所の方から推奨しているケースがほとんどです。もちろん、仮交際から真剣交際を同時にするのは二股になるので注意しましょう!

婚活同時進行のメリット

短期で恋愛経験を増やせる

男性との恋愛経験が少ない方にとって、同時進行は異性とのコミュニケーション経験値を積む絶好のチャンス!

「内気な男性にはどう接する」「積極的に話してくれる男性には、どんな風に返事を返すか」といったコミュニケーション能力を磨くことができます。真剣交際・結婚も関わってくるので、オシャレも人一倍気遣うようになるはず。交際経験を増やす以外にも自分磨きができるメリットがあります。

断られても落ち込みにくい

婚活期間中は、一般の恋愛よりも「相手を断る」もしくは「相手に断られる」回数が多いもの。後者は当然のこと、前者であっても精神的ダメージを受けてしまいます。

このダメージが積み重なって「婚活疲れ」に繋がるケースも。

同時進行の長所は、例え相手から断られたとしても「あの人とは縁がなかった」「他の人との出会いを大切にしよう」と気持ちを切り替えやすくなること。結婚までのタイムリミットを設定している人にとっては、切り替え・立ち直りを早くすることはとても大切です。

結婚という目的を達成するためにも、自分を守る精神的余裕をもつためにも、同時進行は必要だと言えるでしょう。

自分が結婚相手に何を求めているか明確にできる

同時進行の最大のメリットは、自分は気づいていなかった「男性に求めてるもの」が見えてくることです。

仮交際前は「まったりしたデートが好き」と自覚があっても、実際は「色んな場所に連れて行ってくれる男性が好きなんだ」と気づく可能性があります。さまざまなタイプの男性と交流することで「結婚するなら〇〇なタイプの人」「△△の価値観が同じ人が良い」など、本当に自分が求めるものに気づけるチャンスでもあるのです。

また1人に絞るよりも、複数の相手とコミュニケーションをとることで、本命の彼が持っている良さに気付くことができます。欠点だと思っていたところが長所であったり、他の人とは違うアプローチに惹かれたり。比べることで迷いが無くなることも往々にしてあることです。

婚活同時進行のデメリット

どんな人だったかごちゃまぜになってしまう

複数の男性との繋がりがあるため、「誰とどんなやり取りをしていたか」ごちゃまぜになるのが、同時進行のデメリット。

「名前の呼び間違い」「違う男性との思い出を話す」「同じ質問をする」は同時進行あるあるなミスです。同時進行をOKしている人であろうと、LINE中に他の男性の名前が出たらおもしろくないはず。対策としては、1回のデートが終わるたびに「話したこと」「どこに行ったか」「会った時の服装」「相手がどんな性格だったか」をメモしていきましょう。

出費がかさむ

複数の人と交際しているので、当然デート代の出費は大きくなります。食事代は出してくれる男性もいるかもしれません。けれども、婚活期間中は食事代は出してもらっても変わりのプレゼントを送ったりすることも必要になったりします。

同時進行の人数が多くなり、毎週予定が入っている状態になると、身だしなみにかける出費や交通費など出費は大きくなるばかりです。婚活は、時間と費用を消費するものですが、あまりに多いとデートも集中できなくなります。

誰が良いのか迷ってしまう

同時進行のメリットは「選択肢があること」ですが、選択できることで「1人に絞れない」と迷ってしまうデメリットが無いとは言えません。

この原因は、自分の理想が全て叶っている男性を探そうとするから。自分の100%好みを探すのは現実的とは言い難く、男性によって持ち味の魅力が違うのは当然のことです。あまりに迷いすぎると仮交際の期間が終わる可能性があります。

妥協しすぎるのは良くありませんが、「これだけは絶対重視!」をもっているのがベスト。自分の中の優先順位を決めて行動しましょう。

自分がモテると勘違いしてしまう

結婚相談所に通うまではパッとしない恋愛をしていたのに、婚活を初めたら好条件の男性との交際や連絡が当たり前に。お相手の男性も仲人さんから手ほどきを受けているのでレディファーストな扱いも心地よいので、婚活期間が楽しくて仕方がないと思う人もいるようです。

けれども、婚活の同時進行をしている=モテているという勘違いをして、安心してしまってはいけません。女子の1歳は男性の年収100万円相当と言われています。1週間を無駄に過ごすと、選べる相手の年収がおよそ4万円下がる可能性があることをお忘れなく。

人としてのマナーや誠実さが守られていれば同時進行もOK

「1人ずつじっくり会って考えたい」という発想も素敵ですし、それはそれで悪くない行動です。

とはいえ、出産や育児も考慮すると、できるだけ早く婚活を卒業したいもの。将来を考えて婚活するなら、効率良く同時進行を選ぶべきです。あくまでも「仮交際」の扱いですので、身体の関係にもつれこまない・相手に誠実な態度で接するなどの、人としてのモラルを大事にしていれば、大方問題ないケースがほとんどです。

婚活の同時進行時に気を付けたいこと

Q:同時進行するなら何人が目安?

A:多くても3人までがベターです。

デートでのやり取り以外にも、LINEやメールで連絡を取り合う場合もあり、仮交際の人数が増えると「誰が誰とどんな会話をしていたか」とこんがらがってしまいます。さらに全員とデートをするとなると、仕事⇒デート⇒仕事と自分の時間がどんどん減るので、精神的に負担になってしまいます。

3人程度であれば、自分の中でそれぞれの良さを比較しつつ、スケジュールを組みやすいのでオススメです。

Q:同時進行するなら仮交際期間の目安は?

A:1ヶ月経っても、特筆すべき進展がないなら諦めましょう。

何度も言うように、出産や子育てを考慮するなら婚活は時間との勝負です。連絡やデートをしても「進展がない」「この人とは合わないかも」と思うのに仮交際を続けるのは、自分にも相手にとっても非効率的です。

「気になる彼とは進展がない……」と諦める前に、あなたからアプローチをしたのかどうかは重要です。婚活中は受け身でいても良いことはなにもなし。主体的に行動してみてくださいね。

それでも、やっぱり諦めると決めたならば、しっかりと別れを告げて交際を終了しましょう。後ろを振り返らず、前を見続けることは婚活成功のカギとなります。

Q:体の関係ってあり?

A:仮交際に体の関係をもつのはNGです!

結婚相談所は婚前交渉禁止を明記していることがほとんど。破った場合はルール違反として強制的に退会、もしくは罰金を請求される可能性があります。

相手から求められた場合、「断ったら交際終了してしまうかも……」と応じるのではなく仲人さんに連絡しましょう。そういう男性は他の女性ともヤッてますので、交際を続けることにメリットはほとんどありません。

結婚相談所のルールとしてはもちろんですが、妊娠や病気の観点・軽い女というレッテルなど、自分の今後に悪影響を及ぼしてしまうでしょう。自分の未来を明るくするための婚活です。大人の良識をもって真剣な交際をしましょう。

Q:婚活を同時進行していることを伝えるべき?

A:基本的に伝えない方が良いです。また、相手にも同時進行については聞かない方が良いでしょう。

こちらも繰り返してしまいますが、婚活の同時進行は違反ではありません。しかし、同時進行NG派もいるため、同時進行については触れないほうが無難といえます。

相手から聞いてきた場合は、「他の男性の意見も聞いてみたい」「1人としか本気になれない」など、同時進行しているとも、していないとも取れる回答をおすすめします。

Q:真剣交際になった場合は?

A:正式な交際に発展した場合、同時進行を続けるのはNGです。

同時進行はあくまで「真剣交際」に至るまでの「仮交際期間」中のみ。真剣交際と仮交際を混ぜた付き合い方は、いわゆる「二股」になり、トラブルを引き起こす原因になります。

真剣な交際に発展した場合は、すぐに同時進行をやめましょう。

Q:お断りの言葉や連絡手段はどうしたらいいの?

A:相手との交際を終わらせる際に困るのは連絡手段。

相手もあなたのために時間を割いてくれたのですから、しっかり連絡をいれましょう。お断り連絡はメールもしくはLINEで問題ありません。

音信不通で終わらせることはせずに、あなたの交際を応援してくれていた仲人さんにも誠実に将来を考えられなかったことをお伝えしましょう。

はっきり伝える場合

〇〇さんへ、お伝えしたいことがあります。この度は別でお会いした方との真剣交際が始まりました。身勝手なお願いになってしまいますが、◎日の予定をキャンセルしたく・・・。〇〇さんは素敵な方で、会うたびに楽しんでいました。突然の連絡本当に申し訳ありません。〇〇さんにも素敵な相手が見つかることを心からお祈りします。

遠回しに伝える場合

〇〇さんへ、突然の連絡すみません。ここのところ仕事(もしくは家庭の事情など)が忙しく、婚活どころではない状況です。そのため、◎日の予定をキャンセルさせてください!せっかく時間を合わせてくださったのにすみません!こんな私と会ってくれた〇〇さんに素敵な出会いがありますように。
相手の性格や自分がしやすいやり方で、連絡をいれましょう。万が一逆切れされてしまっても、誠実な対応をしているのですから、決してあなたは悪くありません。

時間が限られているとはいえ、休むことも大切です

同時進行のメリット・デメリットや気を付けるべき点を紹介してきました。同時進行は、効率的に出会いを増やすメリットがあるものの、出費が重なったり・どの男性とデートしたかを管理したり、想像以上にハードモードです。

そんな婚活を上手に進めるコツは、「自分が一番楽しめる時間」を月に2~3日つくること。家でゆったり過ごしたり、女友達と遊んだり、思いきりリフレッシュしましょう。

たとえ真剣交際に至らなくても、出逢った相手との縁が無かったことに感謝するくらいの心の余裕は必要です。未来の素敵なパートナーと結ばれるためには、フリーである必要があるのですから。

結婚相談所以外のお付き合いこそ大切に

交際するなら結婚相談所だけでじゅうぶん! と視野が狭くなっている婚活女子もいますが、目を覚ましてもらっていいでしょうか?

結婚相談所は「結婚する」という目的の手段の1つにすぎません。効率よく結婚相手を探せることは最大メリットではありますが、結婚相談所以外の方法で結婚する人のほうが大勢いるんです。

むしろ、結婚相談所は出会いと異性とのコミュニケーションに慣れ、仲人さんのアドバイスやサポートを受けることで自分の魅力を磨く場所。対異性のレベルがあげながら、あらゆる場所で「婚活」することをおすすめします。

友人の紹介や仕事関係の異性との交流、街コンや婚活パーティー、それにマッチングアプリといった、複数の出会える方法も同時進行して結婚の可能性を0.1%でもあげていきましょう。

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