いくらカップルでも二人は別の人間です。
育ってきた環境が違うから物事の好き嫌いがありますよね。夏がダメだったり、セロリが好きだったりしますし、価値観も異なります。流行りが好き、古風なとこがあったりもします。
歩く速さ、想いの伝え方など違う部分もあるのですが、2人が出逢ったことを前向きに捉えると出来るだけ一緒にいたいと考えるものです。
「彼のことは好きなんだけど、相性は良くないかも…」
そんな風に思い悩む女性は案外少なくありません。
とはいえ、先を考えると結婚の二文字が頭に浮かんでくるものですが、「相性悪い人との結婚って大丈夫かな…」と不安にもなりますよね。
このページでは、相性悪い人と結婚することについてじっくり考察していきます。
目次
相性が悪い人と結婚して大丈夫なの?
相性が悪いと一言にいっても、趣味が全然合わない、ケンカが多い、食事の好みが違うなど色々なタイプがありますね。
なので、相性が悪くても結婚して大丈夫なパターンと、考え直したほうが良いパターンに分けてみるのは悪くない考え方です。
二つのパターンについて詳しく見ていきましょう。
結婚して大丈夫なパターン
金銭感覚が近いところがある
結婚して二人の生活が始まると避けられないのがお金のこと。
結婚生活にあたってはもろもろの生活費の他、子どもがいれば教育費も必要です。旦那が浪費家だと苦労が尽きません。
お金は生活するうえで大切ですから、感覚が違えば大きな言い争いや衝突が起きかねないもの。「金銭感覚のズレ」は離婚の理由の代表的なものでもあり、お金に対する価値観のズレは結婚生活にストレスを生じさせます。
その点、金銭感覚が似ていれば少なくともお金関係の衝突は起きにくく、結婚生活でのストレスがたまりません。
ここぞというときに「お金をかけなくてはいけないところ」が似ていると、将来的な問題が発生したときに2人で協力して取り組める可能性が高いといえるでしょう。
彼のダメなところを許せる
世の中にパーフェクトな人間なんて限りなくゼロに近いですから、好きな彼でも大なり小なりダメなところはあるでしょう。
彼のダメなところをあなたは許せるでしょうか?
結婚生活は数十年に渡ります。ダメなところが何十年も積み重なる可能性はなきにしもあらずです。
ダメを許せるだけの良いものを彼は持っているでしょうか。また、ダメを改善しようとする気概はあるでしょうか。
彼のダメな部分をほとんど許せないとなると結婚は考え直したほうが良いかもしれません。
反対に、「○○な部分はダメだけど、裏を返せば○○(良い意味)ってことでもあるよね」「○○ではあるけど、ここがすごく尊敬できる」
といった風に短所を良いようにも捉えられたり、自分の中で受け入れられたりできれば、結婚してもきっと上手くいきやすいはずです。
ケンカしても引きずらない
相性が悪いとケンカもしやすいですが、ケンカを引きずらずにちゃんと終わらせることができていれば案外大丈夫です。
ケンカをするのは二人が素直に腹を割って話せているという証明でもあります。
反対にお互いに気を使って思ったことを言えない、ケンカのできないカップルは、ある日不満が爆発して関係にヒビが入るなんてことも。そんなカップルよりは、ケンカでお互いの本音や気持ちを理解し合えていたり、不満を減らしたりできているカップルのほうが続きやすいのかもしれませんね。
ケンカするほど仲が良いともいいますが、ケンカの内容が暴力を伴い相手に怪我を負わせるようなものだったり、人格否定や人格を責めるような内容であったり、相手の両親や相手の兄弟を責めたり貶めたりする場合は、相性は最悪です。
1秒でも早く別れてください。
結婚を考え直したほうが良いパターン
「譲れない価値観」が違う
相性が良い人同士でもいくつか価値観の違う部分があるものですし、お互い価値観が全部一緒なんてほうがかなり珍しいでしょう。
もし価値観の違う部分があっても受け入れられたり、すり合わせたりができれば問題ないのですが、どうしても譲れないようなコアにある価値観が合わないと正直結婚は厳しいと思います。
結婚をすると2人で物事を決める時が多いですが、根本的な価値観が違うと大きな衝突が起きる可能性が高いです。
思ったことを言えない
思ったことを言えない関係は、恋人同士なら何とか上手くいっても結婚するとなると苦しい関係になってきます。
初めのうちは流せても、不満が溜まる一方で辛くなってくるのは想像に難くありません。それに加えて相性が悪い彼が相手となると、彼と笑顔で人生を送れるかはかなりあやしいです。
短くない結婚生活、思ったことを全部言えるとまではいかなくても、素直に話のできる相手を選んだほうが幸せになれるはずですよ。
恋愛から結婚に進んでいるカップルの場合、恋愛の心地よさが持続していると「譲れない価値観」といったような人生観や将来や子供について、といった真面目な内容の話をしていない場合があります。もしくは、心地よさを優先するが故に、真面目な話ができないといったケースもあるでしょう。
いざ、ということは、予期していないタイミングで訪れるもの。たった一度のトラブルやすれ違いがあったときに「腹を割って話ができない・していない」カップルが破局することが多いのはそのためです。
食べ物の好みが正反対
食事は毎日のことですから食べ物の好みが真逆だと、結婚生活を送るうちに地味にストレスが溜まります。
中でも一番きついのは、相手の好きな味を自分は嫌い、またはその逆というケース。好みが一致しなくても、「好きというわけではないけど普通に美味しいよね」と思えるなら問題にはならないですが、「嫌い」を許容するのは辛いものです。
食の相性が悪いのは、恋人同士ならともかく結婚相手となるとイタイですね。
大切なのはお互いに歩み寄れるか
好きでも相性が悪い彼との結婚へは、なかなか不安がぬぐえないですよね。
でも、結婚が上手くいくかどうかは、単純に相性の良し悪しだけで決まるわけではありません。
大事なのは夫婦で違った部分があっても、そこを受け入れてお互いに歩み寄れるかというところにあると思います。
100%自分の思う通りになる結婚なんて、なかなか存在しません。
結婚は相手がいるから成立するもの
自分を尊重してほしいと思うなら、まず相手を尊重する必要があります。
相手に全部合わせるということではなく、相手と違う部分はすり合わせられるかが結婚が上手くいくかどうかのカギです。
この1点と紹介した内容を併せて、ぜひ一度自分と彼との関係性を見つめ直してみてください。
悪い相性を超えれる! 結婚の極意3つ
結婚とはゴールではなく、ながければ一生続くマラソンの始まりです。相性問題で失敗したくない人は以下の3つを重視してくださいね。
不機嫌にならない
不機嫌は伝染します。それもより強くなって、相手に伝わってしまいます。誰かと一緒にいるのであれば、不機嫌になることは罪であると考えてください。
とはいえ、不機嫌になることもあるでしょう。もし不機嫌になったとしたら、1秒でご機嫌に切り替えてください。「不機嫌になりそうだから、抱きしめて」と彼に言える関係でいましょう。
誠実でいる
同じ屋根の下にすむ相手には誠実でいてください。いかなる時も相手に寄り添い、真実の愛を育みましょう。誠実であり続けるのは困難ですが、相手への真心だけは忘れないようにしましょう。
求めるものと同じかそれ以上を相手に与える
結婚生活は長距離走。自分の力だけだったり、相手の力だけでは走り抜くことは極めて難しいでしょう。
お互いに励まし合い、助け合い、支え合うという究極のギブアンドテイクの世界です。奪いすぎるのは当然良くないことですが、与えすぎるのも悪い結果を生むことを知っておきましょう。
相互扶助ができる関係を美徳とし、着実に結婚相手と前へ進んでいきましょう。相性の良し悪しを超えた真実の愛に辿り着く、その日まで。