「いつもお世話になっている上司に感謝の気持ちを伝えたい」「会社に気になるセンパイがいるけど、急にプレゼントを贈るのはヘンかな…?」そんな方が一年の締めくくりに気兼ねなく渡せるのがお歳暮です。せっかくなら、今年いちばん喜ばれるギフトを贈りたいですよね。
お正月に家で食べられる肉類やハムなどの食品やお酒が定番といわれるなか、今年はとくに「ウイルス対策」ができるお歳暮が注目を集めています。
目次
今年のお歳暮なら断然アリ!
コロナ禍において人との接触やイベントが減り外出自粛が続くなか、今年はお歳暮にも「巣ごもり」に合わせたギフトが求められています。マスクやアルコールスプレー、ハンドソープなど、日常生活で使えるウイルス対策グッズが人気です。
食品のように相手の嗜好や賞味期限を気にする必要もありませんし、「ソコついてきたか!」と相手をうならせることもできるかもしれません。
お歳暮に何を贈ろうか悩んでいる方は、今年は思い切ってマスクにしてみるのはいかがでしょうか。
相手を想う気持ちが伝わる
マスクを贈ることによって、相手の健康を気遣う気持ちが伝わります。年末年始や冬の季節は寒さや忙しさから体調を崩しやすい人も多いので、お歳暮にぴったりと言えるでしょう。「健康で過ごしてほしい」と願う気持ちが伝われば、食品やお酒を贈るよりも「思いやりのある人」という印象に残るかもしれません。
毎日使うからありがたい
今やどこへ行くにも欠かせないマスクは、自宅に限らず、かばんの中や職場のデスク、車の中など、いくつあっても安心するアイテムです。たくさんあればあるほど素直に「ありがたい」と思えるもの。ほとんどの人が取り換え用マスクをストックしている今だからこそ、マスクを贈ることが価値につながります。
家族で使える
複数枚のマスクを贈れば「ご家族が健康で元気に過ごせますように」という意味にもつながります。贈る人だけでなく、その家族全員の健康を願う気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。年齢や性別を問わず使いやすい形やデザインのマスクなら、家庭を持つ上司など、目上の方にも喜ばれるでしょう。
お歳暮に喜ばれるのはどんなマスク?
お歳暮としてマスクを贈るなら、普段自分では買わないような高級感のあるマスクを選ぶのがおすすめ。「自分がもらっても嬉しい」と思えるようなマスクをチェックしておきましょう。
ここでは、ギフトとして喜ばれるマスクの種類を解説します。
高機能マスク
これまでマスク事業に携わっていなかったさまざまな分野の企業が、続々と高機能マスクを開発しています。飛沫やウイルス対策に高性能の不織布が使われているのはもちろん、抗ウイルス加工が施されたマスクや抗菌・防臭効果のある線維でつくられたマスク、夏にひんやりした着け心地の接触冷感マスクなど、ひと口に高機能マスクといってもさまざま。
贈られた人が喜びそうな機能を想像しながら選ぶだけでも、より心のこもった贈り物になりそうですね。
日本製マスク
ドラッグストアやネットで販売されているマスクの中には、中国など海外の工場で製造されたものも多く販売されていますが、ギフトとして喜ばれるのは日本製マスクです。
日本製というと高級感のある印象を与えるほか、品質管理がしっかりと行き届いたイメージを持たれます。
もちろん、外国製のマスクが「安全ではない」というわけではありませんが、「普段は買わないちょっと高級なマスク」を贈りたいなら日本製がベターです。機能性だけではなく、肌触りや着け心地に定評があるのもメイドインジャパン。せっかく高級マスクを贈るなら、もらって嬉しい日本製を選ぶと良いでしょう。
スポーツマスク
体を動かすことが好きな方には、スポーツをしている間も装着しやすいスポーツ専用のマスクがおすすめです。コロナ禍において、今年はスポーツメーカーもマスクの開発に乗り出しています。動いてもズレにくいデザインや吸水速乾機能のある「水着素材」でできたマスク、呼吸がしやすいよう通気性に優れたマスクなど、さまざまな工夫が施されています。
メーカーによっては、スポーツブランドのロゴが入っているおしゃれなマスクも。相手の好きなスポーツメーカーを知っているなら、好みに合わせるときっと喜ばれるでしょう。
ブランドマスク
普段使いには高すぎて、とても自分用には買わないような高級ブランドのマスクも贈り物として人気です。バレンシアガやD&G、コーチ、DIESELなど、海外の有名ブランドもこぞってフェイスマスクを販売しています。スポーツメーカーのロゴ入りマスクは、スポーツ好きな方が好む傾向にあるようです。
ただし、贈る人のファッション傾向やブランドの好みが分かっていないと、かえって困惑されてしまうことがあります。また、ファッション性の高いマスクは「お歳暮」というよりも「プレゼント」という印象に受け取られてしまいそう。お世話になった方や上司など、目上の人に贈るには少し難しいかもしれません。
マスクを贈るときに注意したいこと
お歳暮に限らず、今年は誕生日やちょっとしたお礼など、贈り物にマスクを選ぶ方が増えています。しかし、よく考えてから渡さないと、場合によっては相手に不快な思いをさせてしまうこともあるので注意が必要です。
手作りマスクは相手を選んで
マスクを他人へ贈るとき、もっとも注意しなくてはならないのが「布マスク」への配慮です。相手のことを想って手作りして贈る人もいるようですが、家族や親友など、よっぽど親しい間柄でなくては手作りマスクをプレゼントされても困ってしまうもの。相手によっては、不衛生だと感じる方もいるので注意しましょう。
マスク不足の時期にいただけるのはありがたかった手作りマスクも、今ではマスク供給が安定しています。
コーディネートに合わせて手作りの布マスクを楽しむ人もいますが、ウイルス対策や衛生上の観点から布マスクは使わないという方も多いので、本当に喜ばれるかを考えてから贈りましょう。
色柄物は好みがある
柄や素材によっては、相手の好みに合わないこともあります。「色や柄が好きではないけど、せっかく贈ってくれたから目の前で一度は着けなくては…」と、逆に気を遣わせたり負担をかけてしまったりすることもあるようです。
自分にとってはおしゃれに見えていても、相手がそう感じるとは限りません。贈り物を受け取った側からすると「ありがた迷惑」になってしまうこともあるので注意しましょう。
使いやすさを考えて、TPOを選ばない無地や白のマスクを贈るほうがおすすめです。どんな人にも受け入れられる「シンプルなマスク」を選びましょう。
サイズを考えて贈る
そもそもマスクのサイズが合わなくては、せっかくの高級マスクにも活躍の場がありません。サイズがその人に合っているかを確認してから贈りましょう。相手のマスクサイズが分からない場合には、サイズ展開のあるマスクをセットにして渡すのがおすすめ。さまざまなサイズが揃えられていると、贈った側の家族でも使いやすくて便利です。
贈答用のマスクによっては、サイズを選んだり組み合わせられたりできるようになっているので、購入前にチェックしてみてください。
マスクと一緒に喜ばれるもの
高級マスクとセットでもらうと嬉しいのが、毎日の生活に使えるウイルス対策グッズです。自宅や職場に、いくつあっても重宝するものばかり。マスクと一緒にギフトボックスに入れてセット販売しているところもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
体温計
今年はドラッグストアや量販店の売り場からもなくなるほど、体温計も品薄傾向にありました。一家に1台ならず、1人ひとりが1台ずつ体温計を持つ時代。毎日の体温チェックに欠かせないので、マスクと一緒に贈ると重宝されるでしょう。とくに、額や手首に数秒かざすだけで計測できる、非接触型の体温計が人気です。
アルコールスプレー
除菌用のアルコールスプレーも、ウイルス対策に手放せない存在となりました。マスクと一緒に贈ると喜ばれるでしょう。外出先でサッと取り出して使える携帯タイプのほか、非接触型のディスペンサー容器も人気。アルコール消毒による手荒れを気遣って、ハンドクリームもセットになっているとさらに喜ばれます。
ハンドソープ
洗剤などの日用品は、相手を選ばないためお歳暮やお中元として定番人気。今年はとくに除菌用ハンドソープの売れ行きが好調です。マスクと一緒に、高級感のあるハンドソープを贈ってみるのはいかがでしょうか?自分ではなかなか買わない海外ブランドやおしゃれなボトルに入ったハンドソープなら、ギフトとしてもぴったりです。
リラックス効果のあるアロマタイプ、無添加やオーガニックなど、バリエーションも豊富で選びやすいでしょう。お子さんのいる家庭に贈るなら、肌にやさしいタイプを選ぶのがおすすめです。
お歳暮のマンネリにもマスク!
マスク不足が解消し、コンビニやドラッグストアでも簡単に手に入るようになった今だからこそ、あえて「自分では買えないけど、ちょっと良いマスク」をチョイスしてみましょう。
毎年お歳暮を贈っている方にも、今年はちょっと趣向を変えて「高級感のあるマスク」を贈ってみてはいかがでしょうか。とくにハムやお酒など、毎回渡す物がパターン化しまっていた相手にも、マスクを贈ることで、一年の締めくくりの挨拶に変化を持たせることができます。
感謝の言葉とともに健康への気遣いを伝えられれば、より相手との信頼関係も深まるでしょう。
お歳暮を選ぶとき、贈るときに大切なのは「日常で使えるもの」「自分がもらって嬉しいもの」。
「来年も無事に健康で過ごせますように」
そんな願いがこめられたマスクは、配慮が行き届いた贈り物として、誰からも喜ばれること請け合いです。