人たらしになるには？日頃からできるテクニック集

とても容姿が優れている訳ではない、特別な才能があるという訳でもない。同じ一般人なのに、妙に周囲から愛される人っていますよね。その人は「人たらし」かもしれません。たくさんの人に愛され、笑って過ごせる。それってとても素敵なこと。「そんな人になれたら良いな」と思う人は少なくないはず。ここでは、人たらしの意味から特徴、そんな人を目指すためにすべきことをピックアップしています！

人たらしって実は悪い意味だった？

今でこそ、人から愛される言葉として使われている「人たらし」、漢字表記すると「人誑（ひとたら）し」になります。そして「誑し」とは「言葉たくみに騙すこと／相手を言いくるめて騙すこと」、要するに『悪い人』に使われる言葉でした。そんな人たらしが、良い意味になったのは、かの有名な戦国武将『豊臣秀吉』の行いや人柄を、司馬遼太郎が「人たらしの天才」と記したことがきっかけ。今では「人たらし」は、人懐っこい・周囲から愛される人物を指すようになりました。

人たらしになるには？人たらしの普段の行動を調査

いつもニコニコ

人たらしの大きな特徴は、いつもニコニコしていること。いつも無表情でいる人といつも笑顔でいる人、どちらと一緒にいたいかと問われれば断然後者なはず。どんなときでも人懐っこい笑みを浮かべる人たらしは、いるだけで周りを和ませてくれるため、自然と多くの人を引き寄せます。

いつもポジティブシンキング

人は周囲の感情に引っ張られてしまうものです。ネガティブな雰囲気が漂えば自身もネガティブになります。人たらしは、ネガティブな空気を好まないので、いつだって物事を前向きに考えます。自分の気持ちだけでなく、周りの気持ちも明るくしようと振る舞うのも人たらしの特徴。どんな状況になっても「何とかなるかも」と思わせてくれる陽のエネルギーが、周囲を惹きつけているのでしょう。

人の話を楽しそうに聞く

人たらしは、聞き上手でもあると言われています。好奇心旺盛な人たらしは、他人の話にも興味津々。楽しい話題なら笑顔で頷いて聞いてくれて、悲しい話なら同じくらい悲しんでくれる、共感力の高さが魅力です。話す相手を選ばず、「あなたと話すのが楽しい！」雰囲気を出すので、一緒にいて心地良さを感じるでしょう。

同性異性を問わず好かれる

同性や異性を問わず愛されるのも人たらしならでは。人たらしと言われる人達は、人を選んで態度を変えることはしません。誰に対してもフラットに接する姿が魅力の一つ。ですので、性別や年齢を問わず周りの人から愛される傾向にあります。

出費を気にしない

通常、飲み会といった集まりが続くと、嬉しい反面出費に顔をしかめるでしょう。ですが、人たらしは誰かと一緒にいるのが好きなため、出費が掛かろうが集まりは大好きです。労力や出費を気にせずに、「会いたい！」と好意を示してくれるので、誘い甲斐もあるのでしょう。

誘いにはふたつ返事で了承

コミュニケーションを大切にする人たらしは、プライベートの友達はもちろん、仕事の飲み会にも積極的に参加します。人付き合いを大切にするので、だいたいの誘いを了承してくれますし、自らも積極的に人を誘う一面も。人間関係を大切にしてくれて、尚且つ場を和ませてくれるため、「一緒にいて楽しい相手」「楽しい場には一緒にいてほしい存在」と信頼が厚くなります。

憎めない甘え上手

人たらしは、人から頼られるだけの存在ではありません。「わからない！」と思ったところは、他人に頼る素直さも持ち合わせています。ここのポイントは、ただ相手の力を借りないところ。「これできないからやってくれる？」「お願い！これやって！」と頼まれては、気乗りしない場合がほとんどだと思います。人たらしは、自分に足りないものを自覚していて、尚且つ相手を尊重しているため、「○○の仕事といえば、▲▲さんが一番頼りになると思ったんだ。」と、頼られるのが嬉しくなる一言をサラッと言えたりします。

人の悪口を言わない

人たらしは、誰かを褒めたり愛したりはしても、悪口や皮肉は言いません。人たらしが愛されるのは、「自分が愛されるようになりたい」と思って行動します。誰かを否定したり、悪口を言うような人には、同じような人しか集まらないのを知っているため、ネガティブな話には乗りません。人と接する以上、イラッとすることもあるでしょう。そのマイナスな感情を見せないのは、思っている以上に大変。そんな努力ができるのも好ポイントです。

今日から人たらしにチェンジ！人たらしになるための方法とは？

身近な人の変化にはすぐ気づくようにすること

人たらしは、人懐っこく周りの人に興味をもっています。興味をもつということは関心がある証拠。関心をもって接するため、「髪を切った」「新しい服を身につけている」といった変化にすぐ気がつきます。些細な変化に気づいてもらえると、好意的なんだなと思えて嬉しいですよね。人が嬉しいと思うことを率先して行うことが、人たらしになる第一歩と言えるでしょう。

親しき仲にも礼儀あり

人たらしと礼儀の良さは、結びつきが薄いイメージを抱くかもしれません。人たらしは、人が好きなので、嫌悪感や敵意を抱かれたりするのを避けます。好意的に見てもらう手段として用いるのが礼儀。年上であれば相応の礼儀正しさで接します。同年代や年下であっても、無理に距離を縮めません。人たらしになるには、人懐っこさ以外にも人に会わせて心の距離感を測れる思慮深さが必要です。

気配り上手を目指す

人たらしが愛されるのは、持ち前の明るさ以外にも「困った人は見捨てない」「大変な作業も率先して引っぱれる」、そんな頼れる人柄が重要です。また、人たらしは意外にも観察力が鋭い一面があります。人をよく見ているが故に、他の人なら見逃してしまいそうなSOSにも気づき、配慮してあげるところも。一緒にいて楽しいはもちろん、困ったときもそばにいてくれる心強さが人たらしにはあるのです。

褒め上手になる

人たらしは、観察力が鋭いので「そこ見ているの！？」と思うような部分を褒めてくることがあります。例えば、仕事で良い結果を出したとき、大抵の人は結果について褒めるでしょう。しかし、人たらしは、良い結果を出すまでに至った“努力”を褒めるといった、独自の目線をもっています。ほかでは気づかれなかった頑張りを見つけてくれたり、自分では気づかなかった長所を見つけてくれたり、人たらしは「良いとこ探しのプロ」と言えるでしょう。

自分らしさをしっかりもつ

人たらしは「人から愛されたい」願望はもっていますが、自分を高く見せようとはしません。人は、誰しもが低くは見られたくないものです。なんなら、高く見られたいとさえ思ってしまいます。人たらしは、余計は見栄をはったり・嘘をついたりせず、ありのままの自分を見せてきます。等身大の自分でい続けるのは、簡単な行動ではありません。そんな生き方ができるからこそ、人たらしは色んな人に愛されるのです。

約束はしっかり果たす

人たらしを目指すなら、どんなに小さな約束でも守りましょう。「いつか一緒にごはん食べにいきましょう」と言って、結局その話が再度持ち上がることなく終わる…を一度は体験した方もいるでしょう。大抵の人なら「社交辞令だ」と割り切ると思います。ですが、人たらしは、社交辞令で片付けられそうな口約束も守ってくれます。