歳を重ねることで大きく変わるもの。それは体力の衰えや周りの視線ではなく、恋愛観なのではないでしょうか。外見上の好みの変化や付き合い方のスタンス、異性に求める条件など、若い頃は何とも思わなかった部分も、今になると気になることもあるでしょう。ここでは、そんなアラサー女子の多くが経験する恋愛観の変化を4パターンに分けてご紹介します。
目次
失敗して学んだアラサー女子の恋愛観って?
楽しいことだけでなく辛いことも乗り越えてきた女性が思わず共感してしまうような恋愛観とは、いったい何なのでしょうか?恋愛に一直線だった20代前半の恋愛観と照らし合わせ、チェックしてみましょう。
パターン1.男は顔だけで決まらない
イケメンであることが絶対条件
若いころは彼がイケメンかどうかが絶対条件、という方も多いのではないでしょうか。確かに顔がかっこいい彼氏は見ているだけでときめくもの。また周りにもうらやましがられるため、かっこいい彼氏を連れて歩くこと自体がステータスだったかもしれませんね。たとえ私生活がだらしなかったり、彼に浮気されたりといったことがあっても、「イケメンだから許していた」なんて方もいることでしょう。
見た目に左右されなくなった
歳を重ねるにつれて人を見る目が養われていくと、男は顔だけではないと分かってくることでしょう。アラサーになると将来的に長く付き合えるかどうかが重要となるため人柄や稼ぎ、家族との付き合いなど顔以外の要素をチェックします。その結果、顔より内面を重視するようになるのです。
パターン2.追う恋愛は相手が逃げていくだけ
尽くしっぱなしの恋だった
恋愛やプライベートに費やせる時間が多かった20代前半。毎日弁当を作ってあげたり、仕事帰りの彼を迎えに行ったりなど、彼に「良い彼女だな」と思ってもらうために頑張っていた方も少なくないはずです。しかし、男は女に追われるほど逃げていく生き物。尽くせば尽くすほど彼が離れてしまった、という経験をした方もいるのではないでしょうか。
愛されることの大切さを知った
男性に認められ愛されることは、女性にとって大きな自信につながります。男性に愛されていると気持ちが安定するだけでなく、周りからも魅力的な女性に見えてくるもの。安定を求める大人の女性にとって、尽くすことや追いかけることは本当の幸せではありません。愛してくれる男性がいるかどうか、自分自身が本当に満たされているかどうかが大きなポイントなのです。
パターン3.共感できる人じゃないと安心できない!
価値観の違いが面白かった
好きな食べ物や趣味などが全く違ったり、俺についてこいという風にリードされたりなど、価値観が違う相手を魅力的に感じていませんでしたか?自分では全く考えられないようなことをする相手は、つまらない毎日に大きな刺激を与える存在です。若いころは、ジェットコースターのように目まぐるしく楽しい日々を求めがちだったかもしれませんね。
トントン拍子で話が弾む方が楽だった
落ち着きを求める大人の女性にとって、価値観が合うかどうかはとても重要です。自分の考え方や好きなものが違う相手では、最初は楽しくてもだんだんすれ違いを起こしてストレスを感じてしまうでしょう。長い付き合いを考えるなら、価値観が似通っている方が気は楽です。「この人なら私を受け入れてくれる」という安心感を得られるかどうかが、重要なポイントとなります。
パターン4.素を見せられる相手が欲しい
相手の好みに合う自分を演じていた
理想の彼女を演じていた20代前半。髪型や服装、メイクなどを彼好みのスタイルでがっちり固めていた人も多いはず。もしくは「相手に嫌われたくないから」という恐怖で、ありのままのあなたを封印していたのではないでしょうか。
だらしない姿も認めてくれる人が理想
アラサー女子は新社会人時代と異なり、仕事上の立場や経験を積んでいます。そうした背景から、プライベートの時ぐらいは弱音を吐いたりプレッシャーから解放されたいものです。おしゃれや趣味をオープンにできるだけでなく、ダメな姿も受け入れてくれる男性を求めるようになっていないでしょうか
先輩アラサー女子の口コミ
- 30代に到達しましたが、恋愛をするとドキドキしてしまう瞬間はあります。でも、その気持ちは長く続きません。友人歴が長い男性と付き合ったときは安心さや安定感が大きかったです。ドキドキしっぱなしは疲れてしまうので、安心できる方が心地よく感じます。
- 若いころは恋愛至上主義で、とにかく一緒にいることが大切でした。そのため彼氏を束縛していたのですが、今はそんなことはありません。お互いにやりたいことを優先しつつも、信頼し合っているような関係に惹かれます。
- ちょっと前までは俺様的な人に惹かれていましたが、30代になると好みがガラッと変わりました。今まで彼の言動や行動にいちいち振り回されたことが多かったのですが、今では一緒にいて幸せだと感じる人が理想です。
刺激ではなく、安心できるかどうかが大切なポイント
授業や部活など、単調な日々を過ごしていた学生時代。将来のことよりも今を楽しみたいという思いから、刺激を与えてくれる男性を魅力に感じていたのかもしれません。しかし社会人になると、毎日の仕事に追われるだけでなく将来も考えざるを得ない状況に。息をつく暇がない大人な女性だからこそ、安心さを求めるのでしょう。
こんな人に惹かれていない?いわゆる地雷男子に注意!
見る目を養ったと思っていても、大人の包容力や余裕につけ込む地雷男子が近くにいるかもしれません。自分は大丈夫と思っていても、恋は盲目。気付いたら一時的なときめきを求めているかもしれません。一度チェックしてみてください。
地雷1.経験が少なすぎる男…
異性の経験があまりにも少ない男は要注意です。「ピュア男子」「誠実そう」などと言えば聞こえはいいかもしれませんが、いい歳した大人が相応の経験をしていないという状況はゾッとするもの。デートの段取りが悪い、緊張して目を合わせないといった男性は、頼りないどころか社会人としてのスキルを疑うレベルといえます。
地雷2.現実離れの夢追い男…
プロのミュージシャンを目指す、定職につかずバイトをしている、という男性に惹かれていませんか?バリバリ働く立場になると、常識があってしっかり働いている人がいかに素晴らしいか実感できます。残念ながら、夢があるだけでは生活は成り立ちません。現実離れした男よりも、地に足の着いた堅実的な男を見つけましょう。
地雷3.遊んでばかりで先行き不安な男…
自分自身の欲求を満たすためにお金を散財する男性は地雷男子の可能性大。もし付き合えたとしても、遊びを優先してあなたと向き合ってくれない可能性があります。外食や上司との付き合いが多い仕事についているならまだしも、趣味や娯楽に対して財布のヒモがゆるくなる男性では生活力にも問題が。見ていて不安になるほど遊びまくっている人は避け、常識の範囲内で上手にやりくりしている男性を選んでください。
地雷4.守ってあげたくなる男…
年齢と経験を重ねた大人女性は、母性も強くなってくるのが特徴です。男性の中にはそんな母性を上手くくすぐり、いいように丸め込むような人もいるので注意しましょう。年下で人生経験が浅い、稼ぎが少ないなど、頼りない要素ばかりの男性では将来を見据えるのは難しいはず。しっかりとした相手を選びたいなら、2人での未来が描けるかどうか一度考えてみましょう。
人生経験から得た学びを出会いに生かす
これまで積んできた人生経験を、今後の出会いに生かさないのはとてももったいないことです。人を見る目がある大人の女性だからこそ、次の恋愛は失敗しにくくなるもの。数々の経験を心に留めて、幸せな生活を目指してアクションを起こしてみましょう。
相手を受け入れてみる
自分の気持ちを一方的に押し付けるのではなく相手が何を考えているのか、何を言いたいのかということを考えて接しましょう。自分のことを分かって欲しいという思いで動いていた20代の頃に比べ、大人女性には周囲への気遣いができる余裕が備わっています。趣味や休日の過ごし方、仕事に対する愚痴など、相手が話しやすい話題を聞いてあげましょう。思いやりを見せることで、包容力のある魅力的な女性という印象を与えられます。
アプローチはさりげなく
ボディタッチやストレートな告白など、あどけなさが残る若い頃はフレッシュさや勢いで異性からの関心を引けたことでしょう。しかし、大人の女性にとってあからさまなアプローチは引かれてしまったり、イタイ女性と思われて逆効果。大人の色気を感じさせるようなアプローチをすることが大切です。例えば、異性に何かしてもらったときはスマートにお礼を伝えましょう。お礼に続けて異性の長所や性格を褒めることで、好意をさりげなく伝えられます。素敵な男性を見つけたら即行動することが大切。嫌味のないアクションが男性の気を惹く大きなカギです。
彼に追いかけさせる
長い関係を保つためには、相手の興味を惹かせるのが大切。男性は本来、女性を追いかけることによって満たされる生き物です。仕事を頑張る姿や趣味に顔を輝かせる姿など、様々なあなたを見せてあげましょう。恋愛だけにとどまらないあなたの表情に、相手もきっと夢中になるはずです。
お互いの時間を尊重する
仕事や相手の都合で会えないからといって、相手を咎めるのはNG。「俺のことを理解してくれない女」というレッテルを貼られてしまいます。わがままが許されるのは若いうちだけ。アラサー女子なら、仕事の大変さや1人だけで過ごす時間の大切さも十分にわかっているはずです。突然ドタキャンをされても、理解のある態度で対応しましょう。怒らずに納得することで、相手も安心して自分の時間に集中できます。