お家で年末年始を過ごす人も多いのではないでしょうか? 昨今は宅配サービスも充実しているので、無理にでかける必要はほとんどなくなりました。年始に出かけるとしても近所の神社に初詣。買い出しも徒歩数分のコンビニで数日分の食料を買い込むくらい。年末年始の特番や撮りためていたテレビ番組をみたり、ついついダラけたお休みを過ごしてしまうのが、ある意味定番の年末年始ですよね。
そんな年始の悩みのタネといえば正月太り。今年こそ正月太りは早めに対策しておきたい! そうお考えのあなたに、正月太りの原因と早めにリセットするためのポイントをまとめました。ぜひ、参考にしてください。
目次
正月太りの原因、正しく理解してる?
正月太りの主な原因は、ズバリ「暴飲暴食」と「生活リズムの乱れ」です。おせちやお雑煮、オードブルなど美味しいものをガッツリ食べられる年末年始。そのうえ職場やプライベート問わず、忘年会や新年会でお酒を飲むという人も多いのではないでしょうか?
お正月料理は糖質が多めになること、ご存知でしたか? おせちは保存のために糖分多めの味付け濃いめ。お雑煮にはお餅がはいるので糖質が多くなります。その反面、体を強く健康にするタンパク質や美容に欠かせないビタミン類が不足しがちです。そこに連日の飲み会のアルコールも加わると、一気に体重が増える原因に。
そのうえ「運動不足」もプラスされます。寒くて外出するのがおっくうになるお正月シーズンは、運動不足になりがち。家の中でついゴロゴロしてしまう…なんて人も多いのではないでしょうか?
また、年末年始は連日夜更かしして昼夜が逆転しがちなシーズン。実は夜更かしと肥満には密接な関係があり、睡眠時間が短くなると空腹ホルモンが増加して食べ過ぎに繋がるといわれています。「年末年始は妙に食べ過ぎちゃうんだよな~」と思っている方は、睡眠時間を見直してみるとい いかもしれません。
正月太りをリセット!食事編
正月太りをリセットしたいのであれば、まずは食事を見直すことが大切です。
- タンパク質や野菜をしっかり摂る
- 腸内環境を整える
- 1日24時間のうち、食事をするのは8時間だけ
この3点を基本と考えて、具体的なリセット方法をみていきましょう!
海藻類・キノコ類・コンニャクをプラス
野菜や果物を摂って栄養バランスを整えることはもちろんですが、満腹感を重視することも大切です。満腹感が得られないとリバウンドの可能性があります。野菜のほか、キノコや海藻類、コンニャクなどは適度な噛み応えがあって満腹感が得られやすいうえ、低カロリーなのが魅力。さらに食物繊維も豊富に含まれているため、整腸効果も期待できます。
代謝を助けるビタミンB群を上手に補給
ビタミンB群を補給することも大切。ビタミンB群は脂質やタンパク質、炭水化物をエネルギーへ代謝させる働きがあります。お正月でため込んだ脂肪を素早くエネルギーへ変えるためにも、ビタミンB群は上手に摂っておきたいところですね。豚肉や牛レバー、カツオなどの肉類・魚類を食事に取り入れ、脂質や炭水化物の代謝をうながしましょう。
夕食の量を控えめに
「正月太りしたから3食の量を減らさなきゃ!」と判断するのは危険です。朝食や昼食を極端に減らすと、仕事や家事に大きな悪影響が及びます。食事を減らしたいのであれば、夕食のタイミングを狙いましょう。リセット期間中は夕食をいつもの半分の量にして、少しずつお腹の調子を整えていくのがおすすめ。「お米は食べずおかずだけ食べる」「全体の量を少しずつ減らす」など、減らし方は自分に合った方法で問題ありません。
正月太りをリセット!飲酒編
お酒の席が増えるお正月シーズン。大好きなお酒を思い切り楽しみつつ、素早く正月太りをリセットするコツをまとめてみました。
水分・カリウムの補給を忘れずに
お酒を飲んだ翌朝、顔がパンパンにむくんでしまう…なんて人は多いはずです。これはお酒の利尿作用によって体内の水分が不足し、体内に余分な老廃物が残ってしまっている状態。その結果として、顔や手足がむくんでしまうのです。お酒を飲んだ日は、ミネラルウォーターやお茶など砂糖の入っていない飲み物もたくさん飲んで水分補給することを心がけましょう。このとき、一度にたくさんの水分を摂るのではなくこまめに少しずつ補給することで胃の負担も軽減できますよ。
また、カリウムを多く含むバナナやトマト、キノコ類などを一緒に摂るのもおすすめ。カリウムには体内の余分な水分やナトリウム(塩分)を排出する働きがあり、むくみ防止に役立ちます。
おつまみは低カロリーなものを選ぶ
年末年始だから!と豪華なおつまみを選びたくなる気持ちはよくわかります。しかし、おつまみのカロリーとお酒のカロリーをざっと計算してみると、「こんなに高カロリーだったの!?」と驚く人も多いはずです。おつまみはスルメやピスタチオ、カッテージチーズなど低カロリー・低糖質なものを選ぶのがベターです。
低糖度のお酒を選ぶ
お酒の席では、ウイスキーや焼酎など低糖度のお酒をチョイスしましょう。逆にビールや梅酒などのお酒は糖度が高めなので、飲む量をある程度セーブすることが大切です。
「ながら食べ」をやめて食事のメリハリをつける
ついゴロゴロしながら何かをつまんだり、「ながら食べ」をしてしまったりする人は要注意です。ながら食べは食事に集中できず、結果的に思うような満腹感が得られにくくなることも。自分にとっての適量も分かりにくくなるので、「食事の時間は食事だけに集中する!」ということを心がけましょう。メリハリをつけて食事をするだけでも、ムダ食いや間食を減らせますよ。
正月太りをリセット!運動編
食事やお酒に気をつけていても落とせない脂肪は、適度な運動で撃退しましょう!体一つで実践できる運動をいくつかご紹介します。
1日1時間は「ゆるいウォーキング」を
「いきなりハードな運動をするのはちょっと…」という人は、1日1時間のゆるウォーキングを始めてみましょう。ひと駅分の距離を歩いてみたり、自転車で移動している距離を徒歩で移動したりして、お散歩感覚で挑戦すると気軽に続けられますよ。歩くときはいつもより大股になることを意識すると、足腰が鍛えられてシェイプアップ効果が狙えます。
歩数計などを使って歩いた距離や歩数、消費カロリーを把握しておくのも良いですね。モチベーションがアップして長続きしやすくなります。
簡単に腹筋を鍛える「プランク」にチャレンジ
プランクは、うつ伏せの状態から肘と前腕、つま先で体を起こして体を支える運動です。筋力がない人でも簡単に体幹や腹筋を鍛えられるので、正月太りをリセットしたい人も気軽にチャレンジできます。ただしプランクはシンプルな運動なだけに、間違ったフォームで実践してしまう人も多いもの。動画などを参考にして、正しいフォームでトレーニングすることを意識しましょう。
ドローイン運動でお腹を引き締める
ドローインは、ぽっこりお腹や崩れた横っ腹を引き締めるのに役立つトレーニングです。具体的なやり方は、以下の通り。
- ①鼻から思い切り息を吸い込みながら、お腹を膨らませます。その後、息を口から吐いてお腹をへこませます。
- ②お腹がへこみ切った状態を、10~30秒ほどキープします。この時息を止めるのではなく、静かに呼吸することが大切です。その後は息を少しずつ吸いながら、ゆっくりお腹を元に戻していきましょう。
たったこれだけの運動ですが、続けることでお腹周りの筋肉が引き締まり、いわゆる「コルセット」のような状態に。崩れたお腹周りのフォルムがすっきりシャープになりますよ。
まとめ
年末年始に美味しいごちそうやお酒に気をとられていると、思わぬ正月太りにつながってしまうかも。そんな正月太りは、食事や運動にちょっと気をつけるだけでも十分リセットできます。自分に合ったリセット方法を探して、正月太りをぶっ飛ばしましょう。