女性が生涯独身であることはマイナス?それともプラス?1人で生きていく人生を少しでも考えたことがある方に向け、知っておいてほしい7つのポイントをまとめました。
目次
1人で生きることを決めた時に見直すべき7つのポイント
1人で生きると決めたのであれば、自分の力だけで自分自身を支える必要があります。そのために知っておくべき7つのポイントをまとめました。
お金の話はもちろん、今のうちから考えておくべき交友関係や家族関係の問題もピックアップ。この先1人でどうやって生きていけば…と思い悩んでいる人は参考にしてみてください。
1.貯蓄
1人で生きていくために必要な金額は1億円と言われています。「そんなに必要?」と思う方も少なくないと思いますが、実際に必要なのです。ざっくり内訳を説明すると住居に3000万、生活費(雑費・葬式を含める)に5000万、病気にかかれば治療費に300万ほどかかってしまいます。
ちなみに、1億円という金額は30歳から人生を終えるまでに必要な金額です。なにも、今すぐに1億円を用意する必要はありません。1人で生きていくと決めたその時から貯金を始めて、定年退職までに3000万円くらいは貯めておくのがベスト。「老後は年金があるから…」と思って貯金をしていない人は要注意です。
2018年の段階で国民年金の支給額は月55,000円、厚生年金の支給額は月145,638円です。今後は少子高齢化がますます進み、徐々に支給額が減ることが予測されるため、年金に頼らずとも生活できる老後資金を貯めておきましょう。
2.仕事の安定と成果・昇進
1人で生きていくなら、あなたの生活を支えるのは紛れもなくあなた自身です。老後に備え、なるべく若いうちに安定した仕事・役職に就き、安定した収入を得ておきたいところ。
貯金が少ない、または定職に就いていないという人は、遊んでいる暇などありません。自由に使える時間を少しでも多く仕事やスキルアップに使って稼ぎを増やさないかぎり、1人で生きていくのに必要な1億円は貯まりません。
出世欲がとくになかった人も、1人で生きていくために任せられる仕事を増やして給与アップ・昇進を目指しましょう。
3.自分への投資(資格や副業など)
趣味の時間をただ楽しむために使うのではなく、経済的リターンを得られるものに費やしてみましょう。
例えば、資格を取得してセミナー講師やカウンセラーなど副業の幅を広げることで、新たな収入が生まれるといった具合です。
収入源を1つの仕事に絞るのではなく複数持つことで、余裕のある生活を送れます。また、定年退職した後に稼げる術にもなります。自分自身を磨くためにも、今のうちに自己投資をしてやれることの範囲を広げておきましょう!
4.料理・掃除などの家事のレベルを上げる
1人で生活する上で欠かせないスキルのひとつが家事です。1人で生きていくとなれば、仕事と家事を両立する必要があるため、早いうちから効率的に行えるように訓練しましょう。
毎日コンビニや外食で済ませるのはお手軽で時間を節約しているように見えますが、栄養のバランスが偏ってしまいます。
体に悪い食生活が続けば、数十年後にガタがくるもの。後悔したときには後の祭りで、治療費に悩まされる未来が待っているかもしれません。
自分自身を支え続けるためにも、自炊スキルを磨いて健康的に暮らすことは必須です。家事と仕事をしっかりこなせる素敵な女性を目指しましょう!
5.保険の加入
病気や事故により働けない状態になった場合、回復するまでは収入源がなくなってしまうため、せっかく貯蓄していたお金から治療費を捻出することに。
保険に加入していれば治療費の一部が補えるため、経済的ダメージを最小限に抑えられます。
現在の保険は、働き盛りの世代に向けたものから定年後に備えた保険まで様々です。1人生きると決めたなら、万が一の事態に備えて保険に加入しておきましょう。
6.親の介護などの目処を立てる
社員としてフルタイムで働きながら、親の介護が必要となったとき、両立させるのは不可能といっても過言ではないでしょう。
介護施設に預けるともなれば、相応の費用が掛かります。老人ホームの月額料金相場は20万円なので、施設を10年間利用した場合の出費は2,400万円です。
親の介護はまだまだ先だろうと楽観的な考えはせずに、今のうちから「自分が1人で生きていくための料金(1億円)+親の介護費用」を考えて計画的にお金をやりくりしていきましょう。
7.交友関係の輪を広げる
結婚しない!と決めたとしても、「友人も必要ない」という女性は少ないでしょう。しかし、1人で生きるために必要な金額は莫大です。無意識に稼ぐことばかりに熱心になってしまえば、いざ時間ができた時に本当の意味で独りになってしまいます。
現在、仲の良い友人も、家庭を持てば一緒に過ごす時間が少なくなる可能性大。お金を稼ぐことは大切ですが、交友関係をないがしろにしないよう気をつけましょう。
1人で生きることを決めた女性たちのきっかけ
世の中には、あなたと同じように1人で生きていくことを決めた女性がいます。「1人で生きる」と決めた理由は人それぞれ。どんなきっかけがあって覚悟を決めたのか調べたところ、大きくわけて5つのきっかけがありました。どんな理由が多かったのか見ていきましょう。
1.長年連れ添った相手との別れ
今まで信じていた相手に裏切られ、関係性が崩れてしまったことがきっかけというケースが多いようです。理由は様々あると思いますが、最も信頼できると思っていた人に裏切られたなら、他の人を信じるのが難しくなりますよね。
再び信頼していた人からの裏切りを受けてツライ思いをするなら、はじめから一緒にはなりたくないという理由から1人で生きること決心した方多いようです。
2.完全に取り残されてしまった
「周りの友人はどんどん結婚していき、独身なのは自分だけ…」という状況が続き、友人から完全に取り残されたと感じた時に1人で生きていく道を選択する人もいるようです。
きっかけとしては、半ばやけに近いのかもしれませんが「もういっそのこと結婚はしない」と決めたほうが、取り残されてしまった感を割り切ることができるのかもしれません。
3.仕事が順調で忙しい
「今携わっている仕事は忙しいけれど、楽しく働けている!」というタイプ。仕事に追われながらも充実した生活を送っている時に、仕事をもっと突き詰めたいという思いがきっかけのようです。
恋愛・結婚に時間を割くくらいなら、持てる時間をすべて仕事に注ぎたいという上昇傾向が強い方に多いのかもしれません。1人で生きるにはたくさんのお金が必要になるので、こういったタイプの方は比較的1人で生きることに向いているのでしょう。
4.身寄りがいなくなった時
家族や身内が亡くなった時に、強い喪失感・孤独感を感じて「いっそのこと1人で生きる」と心に決める方もいるようです。どんなに親しくなってもいつかはいなくなるならと、誰かを失う恐怖感から1人を選んだのでしょう。
失ってツライと感じるのなら初めから人生の伴侶を作らない。そんな思いがあるのもしれませんね。
5.同じ人と長い間付き合えない
「彼氏はできるけれど、1年も続いたことがない」「どうしても飽きてしまい、すぐ別の男性が気になってしまう」と同じ相手を好きでい続けられなかった経験から、1人で生きていく人生を選ぶ女性もいるようです。
また、同棲をきかっけに人との共同生活に向いていないと自覚して、結婚を諦める方も。好きでもない相手と無理をして一緒にいるより1人を選んだ方が良いと考える人は多いみたいです。
1人で生きていくということ
女性が1人で生きていくというと、寂しい女だとか、売れ残りだとかマイナスイメージが強調されやすいですよね。しかし、何事にも良い面と悪い面が存在しています。1人で生きるということはどんなメリットがあるのでしょうか。「どうして1人なんですか?」と聞かれたときに言い訳がましいと思われないように、独り身のメリットを理解しておきましょう。
自由に時間を使う事ができる
これは、1人で生きることの最大のメリットといえるかもしれません。旦那や子ども、彼氏がいないとなれば、あなたの時間を全てあなたのためだけに使えるのです。結婚しているとどうしてもパートナー+その友人や親族とも付き合う必要があるので、拘束される時間が増えてしまいます。1人でいれば誰にも縛られることのない、自由な時間を過ごせるのです。
自分の自由にお金を使える
1人で生きていくために最低限のお金を用意すれば、自分のライフスタイルに合わせて好きなものにお金を使うことができます。子どもを育てる必要がなければ、それだけ出費が抑えられるからです。
親の介護が必要になれば費用は発生しますが、その金額も込みで貯蓄をしていれば大きな問題にはならないでしょう。自分自身で稼いだお金を自由に使うためにも、しっかりと稼げるようになりましょう。
気軽な気持ちで恋愛できる
1人で飲みに行ったとき、意気投合した相手とそういった雰囲気になることもあります。パートナーがいる女性の場合は、世間体やパートナーへの罪悪感から異性を遠ざけるでしょう。
ですが1人であれば、誰かを傷つけることもありません。気になった相手と気兼ねなく恋愛することができます。なぜなら、あなたを縛るものはないのですから。
まとめ
いかがだったでしょうか。1人で生きていくために必要な7つするべきことを紹介してきました。
今は客観的に考えられるので、孤独感といった感情は想像しづらいかと思いますが、ここまで読んでみて「ちょっと自信ないかも…」と感じた方は、途中で1人でいることの孤独感に負けるおそれがあるので、1人は向いていないといえるでしょう。しっかりと決意を固められたらなら大丈夫です。結婚に縛られず、自由に生きるために行動を開始しましょう。
まずは安定した生活を送るために貯蓄からはじめましょう。1人では不安だなと感じた人は無理に1人で生きることに執着せず、少し行動の幅を広げ自分と相性の良い方を探してみても良いと思いますよ。