婚活のお見合いをお断り…罪悪感を和らげる上手な断り方

婚活をしていると、色んなお相手とお見合いをする機会が巡ってきます。時にはお見合いの申し出をお断りするのに、罪悪感を覚えてしまうこともあるでしょう。ここでは、婚活中のお見合いには付き物な「罪悪感」と向き合うコツをまとめてみました。

お見合いをお断り…罪悪感を覚えた女子たちの本音

「いい人なのに今ひとつピンとこなくて、お見合いを断ってしまった」という婚活女子たちは多いようです。ネットで見かけた体験談を、いくつかピックアップしました。

疑り深すぎてお見合いを棒に振った!

「結婚できてないのが不思議なぐらい、性格もルックスも仕事面も完璧な男性にお見合いを申し込まれました。対する私は卑屈な性格で、『なんでこんないい人が私なんかを誘うの?』と疑心暗鬼に。その結果、せっかくのお誘いをお断りしました。なんてもったいないことを…!としばらく後悔したし、何より自分が勝手に卑屈になったせいで相手を傷つけたかもしれないと罪悪感があります」(30代)

あまりにもスペックのいい男性からお見合いを申し込まれると、嬉しい気持ちよりも先に疑いの気持ちが湧いてしまうのは仕方のないことなのかもしれません。けれど、あまりに疑り深くなりすぎると後悔と罪悪感だけが残るようです。

良い人だっただけに余計に罪悪感が…

「お断りしたお相手は、知り合いの紹介で出会った男性。背は高いけどヒョロリとした体型で、好みとは言えない人でした。ただ、性格は物凄く優しく誠実。『好みじゃない』というだけの理由で3度目のお見合いをお断りしたのは罪悪感が半端なかったです。いっそ思いっきりイヤな人だったら、こっちだって思いっきり振れるのに!(泣)」(20代)

「好みじゃないけど誠実でいい人」を振る時ほど、罪悪感を覚える瞬間はありませんよね。この方の言うとおり、お相手がものすごく難アリな人なら罪悪感を覚えずに済むのかもしれませんが…。

お断りするのを引き延ばしに

「上手くお断りできず、ダラダラとお見合いを重ねてしまったことがあります。『お断りを先延ばしにしたらそれこそ失礼だ』と思っていたものの、お断りする罪悪感にも勝てず…。何とかお断りは出来たものの、相手の時間を無駄にしてしまったことに罪悪感と申し訳なさが募りました」(30代)

よくあるのが、お見合いや交際のお断りを先延ばしにしてしまうパターン。お断りするのは勇気がいりますが、できるだけ早くお断りしましょう。

罪悪感を覚えてしまう理由って?

そもそも、婚活のお見合いで罪悪感を覚えてしまう理由はどこにあるのでしょうか?よくある心理的パターンを以下でピックアップしました。

自分自身が卑屈だから

自分に自信が持てない卑屈な性格だと、「私なんかが偉そうにお断りするなんて…」と罪悪感を覚えてしまいやすくなります。無意識に、「自分は他人を評価できるような人間じゃない!」と思ってしまっているのではないでしょうか。

お断りされたときの寂しさがわかるから

過去にお見合いをお断りされた経験があると、そのショックや寂しさは身に染みているもの。いざ自分がお断りするとなったとき、「自分がされたときはあんなにショックだったのに、他の人に同じことをしちゃうなんて…」と罪悪感を覚えてしまうパターンもあるようですね。

相手が良い人だったから

お相手がいい人であればあるほど、お見合いをお断りする罪悪感は募るものです。ただ、結婚は重要な決断を迫られるイベント。慎重になりすぎた結果、お見合いや交際をお断りするというシチュエーションは何ら不自然なことではありません。

相手を傷つけない「上手な断り方」とは?

お見合いをお断りしたい、けれど相手には傷ついてほしくない…。そう思ったら、上手なお断りのコツを参考にしてみてください。以下で、いくつかの例をご紹介します。

できるだけ早めに伝える

大前提として、お断りの意思はできるだけ早めに伝えましょう。先延ばしにすると、相手の期待を裏切ったときのダメージも膨れ上がってしまいます。相手の時間を奪ってしまうことにもなるため、お断わりするならなるべく早く!が鉄則です。

どちらとも取れる言葉は避ける

相手を傷つけたくないあまり、つい曖昧な言葉を選んでしまう…という人は多いのではないでしょうか。たとえば「相性が合わないかもしれない」という言葉。この言葉を「お断りされた」と受け取る人もいれば、「これからお付き合いして改善すればいい」と受け取る人もいます。

最悪の場合、すれ違いが発生して「あのときお断りしたのに分かってもらえない」「何も告げられずフェードアウトされた」と険悪な空気になることも。無用なトラブルを避けるためにも、「今回はご縁がなかったということで、ごめんなさい!」とはっきり伝えることが大切です。

感謝の言葉をきちんと伝える

お断りをする場合でも、感謝の気持ちはきちんと伝えましょう。好みじゃない、フィーリングが合わないお相手であっても、リスペクトを払うことは人として当然のこと。邪険な態度やいい加減な態度を取るのは絶対NGです。貴重な時間とお金を使ってもらったことを肝に銘じて、感謝とお断りの気持ちを伝えましょう。

相手に大きな原因がないのならその旨も伝えよう

婚活していると、性格もルックスも問題ないけれど、何となくピンとこないというお相手に会うこともあります。そんなお相手にお断りの旨を伝える際は、「あなたに原因はありません」という旨もしっかりお伝えしましょう。「あなたにはもっとふさわしいお相手がいます。私の至らなさや未熟さ故に、お断りすることになってしまい申し訳ございません」のようにお断りすれば、相手も気を悪くしにくいでしょう。

関係悪化待ったなし!NGなお断り例

お見合いをお断りする以上、相手を傷つけたり怒らせたりすることは絶対に避けたいもの。以下では関係悪化待ったなしの、NGなお断りの例をいくつかご紹介します。

邪険にする

よほどイヤな目に遭わされたのであれば、態度が少々邪険になっても仕方ないかもしれません。逆にいえば、そうならない限り邪険な態度を取るのは絶対NGです。態度はあくまでも穏やかに、しかし伝えるべきことははっきりと伝えることが大切です。

自然消滅・フェードアウトを狙う

相手を傷つけたくないあまり、自然消滅やフェードアウトを狙うのはいただけません。相手の時間やお金を無駄にする不誠実な行為ですし、相手もどう判断すればいいのかわからず困惑してしまいます。相手が「これはお断りということ?それともチャンスはあるということ?」と迷ってしまえば、次の出会い探しの足止めをしてしまうことになります。

相手の欠点を指摘する

何度かお見合いをした末のお断りであれば、相手の欠点や気になる部分も少しずつ目についているのではないでしょうか。しかし、だからと言ってその部分をストレートに伝えるのは絶対にやめましょう。相手の気分を害するような行動で、マナー違反にあたります。

逆の立場になってみれば、「会話が弾まない」「ファッションセンスがイマイチ」と欠点だけを指摘されるのがいかにショックかが分かるはずです。

連絡を急に断つ

メールや電話などの連絡を急に無視したり、ブロックしたりするのもいただけません。相手を深く傷つけたり怒らせたりするだけでなく、最悪の場合はストーカー化する危険もあります。お断りするときは、相手に納得してもらうまで誠実に向き合うことが大切です。

嘘をつくのは論外!

上手くお断りする自信がないからといって、嘘をつくのは論外です!とくに、「遠方に引っ越すことになって」「身内に不幸があって」など大きな嘘をつくのは絶対にやめましょう。いつどこで嘘が露呈するかわかりませんし、そうなったときは自分の信頼がガタ落ちになるのは必至です。結局、正直にお断りの旨を伝えることが最も安心できますよ。

卑屈になりすぎない

相手を立てようとするあまり、必要以上にへりくだった態度や卑屈な態度を取るのも考えものです。人によっては嫌味っぽく感じたり、気まずく感じたりして気持ちよくお別れができません。お互いが前向きな気持ちで次の出会いを探せるよう、明るい態度を心がけましょう。もちろん、相手への感謝やリスペクトがしっかり伝わるよう意識することも忘れずに。

まとめ

婚活市場でのお断り率はおよそ8~9割と言われています。つまりたいていの人がお断りされるのが普通の世界です。相手もお断りされることを前提に婚活をしていますので、断ることを気に病む必要はありません。

婚活は、ご縁とフィーリングがあってはじめて成功するものです。相性が合わないと感じたら、お見合いや交際をお断りするのはけして悪いことではありません。「あなたにはもっといいお相手がいます!」ということをお伝えしたうえで、誠実にお断りすることが大切なのです。相手の真剣さを思えばこそ、正直に気持ちを伝えましょう。

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