リモートワークをする機会が増えてきた昨今。なかには、恋人と同棲している家でリモートワークに勤しむという方もいるのではないでしょうか?しかし、同棲中ならではのリモートワークのお悩みを抱える方も少なくないようです。そこで今回は、同棲中に快適なリモートワーク環境を作るためのポイントをご紹介します。
目次
同棲カップルが感じた、リモートワークの欠点って?
大好きなパートナーと一緒に暮らしながら、在宅でお仕事。人によっては嬉しいシチュエーションなのではないでしょうか。しかし、リモートワークへ移ったことで同棲生活の意外な欠点に気付いてしまった…という声も少なからず上がっていました。
相手の生活音が気になる!
がっつりリモートワークになった私と、最低限の仕事はしつつほぼ自宅待機になった彼。最初は良かったものの、段々と彼の生活音が気になるようになってきました。ドアの開け閉めの音や足音、ご飯を食べているときの音についついイライラ…。幸い彼は貯金上手だったのでお金の心配はなかったのですが、それでも『彼はあんなにのんきそうなのに、なんで私だけこんなにイライラしなきゃいけないの!?』と理不尽な気持ちになったこともあります。(20代)
とくに多く見かけたのが、「相手の生活音が気になって仕事に集中できない!」という声です。部屋を歩く足音や料理をする音、掃除をする音が入り込んできたら、ついつい気が散ってしまうのは仕方ないことなのかもしれません。相手に極力気をつけてもらうのが、現実的な対策だといえそうですね。
生活スペースが圧迫される
彼の職業はIT系のエンジニア。彼がリモートワークになったのを皮切りに、仕事道具である大きなパソコンとサーバーが我が家に届き、あっという間に広いリビングが圧迫されてしまったんです。おまけに『守秘義務があるから、仕事中はリビングに入らないようにしてほしい』と申し訳なさそうに頼まれて…。足音や水回りの音もおちおち立てられないし、地味にストレスです。彼が『いつもごめんね』と気遣ってくれるのが唯一の救いです…。(30代)
職種によっては、守秘義務が厳しかったり仕事道具が多かったりするケースもあるようです。それがきっかけで、同棲生活に思わぬストレスがかかってしまったようですね。
仕事とプライベートが上手く切り替えられない!
彼女との同棲中に、仕事がリモートワークへ切り替わることに。幸い、うちの間取りは2LDKなので仕事をする部屋は確保できました。けれど彼女と同じ空間にいることで、仕事とプライベートの境界線があいまいに。仕事に上手くメリハリがつけられなくなって、さすがにこれはマズいな…と思い始めています。(30代)
四六時中パートナーと一緒にいることで、仕事とプライベートの境界があいまいになったと語る声。最初のうちは新鮮で楽しいかもしれませんが、仕事とプライベートのメリハリがつけにくくなったら要注意。「働くときはビシバシ働く、のんびりする時は思いきりのんびりする!」と意識したいものです。
回線や電波の取り合いになる!
彼女と二人そろってリモートワークをしています。物音や仕事スペースには問題ないんですが、かわりに問題になったのが通信環境の悪さ。二人同時に重たいファイルを送ったりリモート会議をしたりしようものなら、回線が一気にスピードダウンしてしまいます。さすがにこれじゃ仕事にならない!と、二人して会社に事情を説明中です(30代)
リモートワークになってから、改めて通信環境の重要性に気付けた方も多いのではないでしょうか。二人で協力して通信環境を整えるか、会社に事情を説明して何かしらの補助をしてもらうかなど、早急な対策が必要です。
同棲×リモートワークでよかったこと
デメリットばかりが聞こえてくる同棲×リモートワークですが、良かった声も拾ってみました。
いつでも一緒は安心・嬉しい
彼氏の職場が自宅から遠いことで通勤に苦労していたのですが、彼氏がリモートワークになり2人でいる時間が大幅に増えました。もともと私は自室で作業をする仕事だったので、1人で自室で食事していたのですが、朝、昼、夜と一緒に食事をしてくれる彼氏がいるのが嬉しくてたまりません!(20代・女性・イラストレーター)
大好きな人と一緒は嬉しいですよね。ワークライフバランスを整えるためにも、リモートワークを歓迎する声は多く聞かれました。他にはペットと過ごす時間が増えて、寂しい想いをさせることがなくなった、という声も。
家事に目覚めた
平日の家事負担が彼女側に偏っていることを申し訳なく思っていたのですが、リモートワークで通勤時間が無くなったことで私も家事をする時間が増えました。最近はYoutubeを参考にして夕飯を作ることが趣味となりました。気分転換にもなって、楽しい毎日です。(30代・男性・ITエンジニア)
リモートワークで家にいる時間が長くなると、自宅を快適にしたくなるもの。いままで大半の家事を丸投げしていた男性が、少しずつ家事ををやるようになったという声がきかれました。高いところにあるエアコンの掃除や、重たい家具をずらさないとできない掃除などは、男性がやってくれると嬉しいですよね。
同棲×リモートワークのストレスを減らすポイント
円満な同棲生活をしつつ、スムーズにリモートワークをするためのコツをまとめました。
作業スペースや時間の話し合いはマスト
どこで作業するのか、どの程度のスペースが必要なのか、という点はしっかり話し合いましょう。「仕事のことなんだからわかってもらえるでしょ」「察してもらえるはず」と勝手に判断するのはNGです。後で思わぬすれ違いを生まないためにも、作業スペースや作業時間の話し合いの場をあらかじめ設けましょう。
カーテンや衝立を上手に活用してスペースを作る
家に十分な作業スペースがないのであれば、カーテンや衝立、家具などを活用してスペースを区切るのがおすすめです。こうすることでパートナーの行動や生活音が気になりにくくなり、仕事に集中しやすくなります。また、部屋を区切って作業スペースを作ることで仕事とプライベートのメリハリもつけやすくなりますよ。
スケジュールの共有をしておく
大まかな仕事のスケジュールが判明しているのであれば、パートナーにもそれを伝えましょう。作業場所のバッティングも避けられますし、お互いの邪魔にならないタイミングでルーティーンをこなせます。簡単なスケジュール表を作っておくのもいいですね。
折りたたみデスクなど、新グッズを取り入れてみる
必要であれば、テレワークで重宝するグッズを導入してみるのもアリです。たとえばコンパクトな折りたたみデスクは、狭い部屋やスペースでも作業できるのが魅力。目的や悩みに合わせたテレワークグッズを選んで投資しましょう。
ランチ・ディナーの時間を話し合う
ランチやディナーは一緒に食べるのか、各自で取るかも話し合っておくと◎。食事の時間をあまりに合わせすぎると「いいところまで進んでたのに…」「何か食べて気分転換したいんだけどな」と自分の仕事のペースに合わず小さなストレスになることもあります。事前に話し合っておけば、相手の食事や料理をする音が気になりにくくなります。
会議の予定は絶対に知らせておく
オンライン会議の予定を事前に知らせておくのはマストです。画面への映り込みや生活音の入り込みなど、うっかりトラブルを減らせますよ。オンライン会議の時間だけ、別室やカフェへ移動するといった対策もとれます。スケジュールを知らされた側も、生活音に配慮できて気まずい思いをしないはずです。
「家事は協力すること」が大前提
当然ですが、家事はお互いが協力してやることが大切です。あまりにもタスクが偏っていると、負担を抱えているほうは「何で私(僕)だけずっと動かなくちゃいけないの?」とモヤモヤしてしまうかも。「ずっと家にいるんだから」「外で仕事してるんだから」と相手に丸投げするのはいただけません。
軽く体を動かして気分転換を
簡単な体操やストレッチ、散歩などを取り入れるのも忘れずに。ある程度の自由があるテレワーク時だからこそ、軽く体を動かして気分転換することが大切です。座りっぱなしでいると、腰痛や肩こりが想像以上に悪化してしまいます。パートナーと一緒に体を動かせば、より良い気分転換になるかもしれませんよ。
二人にとってのご褒美を用意する
二人が好きな夕飯を作る、スイーツやお酒を買うなど、二人で楽しめる共通のご褒美を用意するのもおすすめです。二人の時間を上手く確保できるうえ、気軽に気分転換できますよ。テレワークのモヤモヤが積み重なって喧嘩したとき、すれ違いが起こったときに仲直りするきっかけにもなります。
自宅以外で仕事をする
リモートワークといえども自宅待機の必要がない場合は、気分転換に自宅以外で仕事をしてみてはいかがですか? たまにはカフェやホテルj、ワークスペースといったWi-Fi完備の場所で仕事に専念するのもオススメできますよ。
くれぐれもセキュリティには気をつけて!
まとめ
パートナーと過ごす時間が増える一方、新たな悩みも発生するリモートワーク。お互いへの配慮を忘れないことが一層求められると言えそうですね。