安定した職業ナンバー1で、結婚したい職業でも毎年1位に選ばれている「公務員」。安定感がある仕事なので、結婚においてメリットが多いようです。けれど、具体的に一般的なサラリーマンと比べてどんなメリットがあるのか、また、逆に公務員だからこその苦労やデメリットはあるのかを調べてみました!
公務員の旦那さんをゲットする前に、具体的なメリット・デメリットを見ておきましょう。
目次
公務員男性と結婚するメリット
公務員として働いている男性と結婚するメリット6つをまとめて紹介します。
安定した収入と仕事
安定した収入と仕事は、まず最初に上げられるメリットでしょう。
公務員の平均月収は約41万円。平均年収は686万円と統計が出ています。生活していくには十分な収入ですし、公務員にはリストラがないため、公務員を辞めない限り常に安定した収入を得られるのです。ただ、公務員の中でも地方公務員なのか、国家公務員なのかで収入の差は生まれます。地方の中でも市役所勤務であれば、平均より下の可能性もあるでしょう。
結婚するうえでしっかり稼げる男性なのかは重要です。生活や子育てで多額のお金が必要になる場面でも安心できる収入は多くの人にとって大変魅力的でしょう。また、女性の中には「いつかは仕事を辞めて専業主婦に…」と考えている人もいるのでは。そういった野望を持つ人にとって公務員で働く男性はメリットだらけですね。
充実した福利厚生
育児休暇、結婚休暇、夏季休暇、介護休暇、配偶者出産休暇とさまざまな福利厚生が用意されています。多くの民間企業では形だけの福利厚生で、実際は機能していないということも多いです。しかし、公務員だとしっかり機能しているので、ちゃんと希望通りに休みをもらえるとのこと。
現公務員の奥様方のお話しを聞くと、「配偶者出産休暇のおかげで、連絡したらすぐに駆けつけてくれたし、2日間仕事を休んで一緒に居てくれた」「両親の介護で最長6か月は休暇を取れたから有難かった」といった声がたくさん見られます。何かあった時に仕事を辞めなくても良いという安心感は大きなメリットでしょう。
社会からの信頼度が厚い
公務員は厳しい試験に合格し国の仕事に勤めているため、クリーンなイメージを持たれやすいです。旦那さんの仕事を聞かれ時に「公務員です」と答えると、「立派な旦那さんなのね」と言われることも少なくないと、公務員の奥様方は言っています。
ローンを組みやすい
ローンは収入や勤続年数によって借りられる額が異なります。家を建てたいと考えても30代だと平均1千万円~2千万円が現実のようです。しかし、公務員であれば4千万円程度借りられます。資金が十分にあれば、マイホームづくりも妥協せずに考えられるでしょう。
また公務員金利という特別金利を用意している銀行も多いとか。リストラの心配がいらず、安定した収入を得られる公務員だからこその待遇と言えます。
真面目な人が多い
公務員と聞いて思い描くイメージは、真面目・堅実・しっかりしているというものでしょう。実際、イメージ通りの人が多いです。公務員という仕事を選ぶ時点で、将来の安定性を重要視しているので、危険な賭けや遊びに積極的ではありません。
仕事柄守るべきルールや罰則が厳しく、地域の住民と広く顔見知りになることが多いので、軽率な行動に移るほうがリスクが高いと考えるようです。
公務員男性と結婚するデメリット
メリットだらけに思われる公務員ですが、実は意外なデメリットも存在します。
残業がないわけではない
意外かと思われますが、公務員の残業は少なくありません。公務員と言えば定時退社のイメージかもしれませんが、もはやそれは伝説レベルの話。一部定時で帰れる部署もあるようですが、ほとんどの部署が仕事が終わらず残業する必要があるようです。
なかでも、国家公務員の残業は大きな問題に発展するほどひどい状態と言われています。「霞が関は不夜城」といった言葉もあり、国家公務員は残業続きで家に帰れない日が続く、日付が変わって帰ることが年間50日以上という話も。国家公務員に勤めている男性は、かなり厳しい環境で働いている戦士なのかもしれません。
新人だと給与はそこまで高くない
公務員は安定して高給取りなイメージがありますが、新人の間は民間企業と大きく変わりません。銀行や大手企業と比べると劣ります。さらに、地方の市役所勤務となるとさらに期待できないので、務めている職場はどこなのか聞いておくと良いでしょう。
副業はできない
公務員は公務員法という法律で副業が禁止されています。そのため、公務員の仕事以外で収入を得ることができません。理由としては、立場上国の重要な職務を背負っているので、営利目的の仕事と関わってしまうとその信頼を失ったり、公務員の立場を営利目的で使われる可能性があるためです。仕事柄地域の事情やお金の動きに触れることもあるので、利用されないように民間企業とは距離を取ることが義務づけられているのだそうです。
給与が安い新人のあいだはアルバイトもできないため、苦労することが多いでしょう。もし、病気や事故で急にお金が必要になった場合や、給与自体が下がった場合でも臨時収入を得られないのは少し不安があるという声もあります。
全国どこへでも転勤の可能性あり
国家公務員に勤めている場合、日本全国どこへでも転勤する可能性があります。地方公務員であれば、転勤となっても都道府県内で済みますが、国家公務員の場合は国に雇われている身分のため、どこへでも異動する可能性があります。共働きの場合は仕事を変える必要もありますし、夫だけ単身赴任となって結婚生活を楽しめないことも。転勤生活を望んでいない方は、地方公務員に絞って考えると良いでしょう。
ストレスが溜まりやすい
公務員は地域の人と関わりを持つことが多いため、プライベートもどこかへ出かけるときは気を張ってしまうという話を聞きます。ルールや規律が厳しいため、ストレスに感じる人が多いのでしょう。
仕事のストレスで夫婦仲が良くない家庭も少なくありません。
公務員の種類
地方公務員と国家公務員という言葉がよくでましたが、それぞれの違いについて改めて紹介します。
国家公務員
省庁や裁判所、国税局など国の機関で働く職員が国家公務員にあたります。地方公務員に比べて、国家試験への合格が必要な職種が多く、スペシャリストが多いようです。総合職であれば転勤の可能性も大きいと言われています。
地方公務員
一般的に公務員と言われて想像されるのが地方公務員です。市町村の役場で事務処理をされている職員、保育士や警察官、消防士も地方公務員にあたります。採用試験は自治体ごとで異なります。
国家公務員と比べると給与は下がりますが、転勤が日本全国から自治体内となるので、遠くへの転勤はないようです。
まとめると、「高収入命・夫は家に居なくてもOK」な人は国家公務員がピッタリ。「収入は安定命・一緒に時間を過ごして家庭を築きたい」という人には地方公務員がおすすめでしょう。
公務員が本気で結婚したいと思う女性像とは
公務員男性が結婚相手に求める条件や理想は一体何でしょうか?アタックする前にチェックです。
堅実な人
公務員は堅実な人が多いぶん、パートナーとなる人にも堅実さや真面目さを求める傾向にあるようです。家を守ってくれるので、安心して治療をお願いできるのでしょう。
共働きをしてくれる人
公務員は安定した給与がありますが、安定しているぶん飛びぬけて給与が上がることがありません。万が一何かあった時のために、パートナーには働いていてほしい。または、戻りたい時に戻れる職業を希望するようです。例えば看護師や保育士など資格を持っている人があてはまります。
給与が減っても助け合える関係を築けるのはとても重要だと言えます。
リラックスできる人
大半の男性にあてはまると思いますが、家ではリラックスできる空間を求めています。パートナーもリラックスを求めているのです。
公務員と出会うには
公務員との結婚を本格的に狙うなら、まずは出会いを作る必要があります。公務員はどんな出会いの場を使っているのかまとめてみました。
合コン
基本的に公務員の職場は、同年代が少ないため職場での出会いが期待できないと言われています。地方に行けばいくほど年齢が上の人ばかりなので、結婚適齢期の人は職場以外で探しに行くとか。その出会いの場として筆頭なのは合コンです。
土日祝が休みで、一般的な企業と比べると残業も多くないので、予定を合わせやすく合コンにも気軽に参加しているようです。もし、知り合いに公務員と繋がりを持っている人がいたら、そこから芋づる式で未婚男性陣と出会えるかもしれません。
街コン
知り合いに公務員男性とのつながりがない場合は街コンを利用するのもアリです。街コンのなかには、公務員限定といった特別イベントを開催していることもあります。そこであれば、多くの公務員男性と出会いは確実です。
アプリ
最近では、出会い系アプリを使って出会いを求める人が増えています。昔は「ネットの情報なんていくらでも嘘をつけるから」と使う人は限られていました。しかし、最近では免許証の確認など本人情報を登録してから始めるなど、ユーザー管理をきちんと行っているアプリが常識になってきています。完全に嘘をつけない環境ではありませんが、安心して使える環境に変わっているようです。
公務員はメリットだらけ
公務員のメリット・デメリットを改めて比べてみると、思った以上にメリットが多くてびっくりしました。(笑)ただ、それは生活水準やお金周りのメリットがほとんどを占めています。
人によっては結婚相手に安定を求める人もいれば、一緒に楽しめる人、成長し合える人と、価値観はさまざまです。安定した結婚を求める人は、公務員の男性を狙ってみてはいかがでしょうか。