出会った相手と恋愛に発展しそうだけれど、なぜか乗り気になれない。告白はされたけれど、付き合うほど気持ちが動かない。いい人なのに恋愛的に好きになれない。
そんな経験はありませんか?
絶食系や断食系と言われる深い人間関係を避ける人が増えてきていることから「人を好きになれない」「恋愛感情が沸かない」といった悩みを持つ人は少なくないのではないでしょうか。
ここでは、人を好きになれない理由を探り、人を好きになるための方法をご紹介します。
目次
なぜ人を好きになれないの?
相手に対する期待が高い
世の中には、私たちの日常が題材でありながら、胸がキュンとするような素敵な恋愛を描いた映画やドラマ、漫画などがあふれています。
人を好きになることができない場合、恋愛のストーリーを見て知らず知らずのうちに理想の恋人像を作ってしまい、相手や恋愛そのものに対して期待が大きくなっていることが考えられます。
理想が高くなくても「こんな時はこうしてほしい」「この場面でこのリアクションはありえない」「恋愛感情があるならこのような言い方はしない」など、自分が期待したり思い描いたことと違う反応が返ってきたときに、相手を拒絶してしまうような感情が生まれていませんか。
何かちょっと違うな、と思ってしまうことが積み重ねると好きになる気持ちが失せてしまうこともあるかもしれません。
恋愛への恐怖心
過去の恋愛で、ひどい振られ方や深く傷ついた経験などがあると、なかなか次の恋愛に進めなくなってしまうものです。
特にトラウマになるようなひどい仕打ちを受けた場合は、人を信じられず誰かを好きになるにはかなりの時間が必要になるでしょう。
いつか別れが来るかもしれない、また同じような辛いことが起きるのではないかと、過去の経験をネガティブにとらえ恋愛に慎重になる場合もあります。同じようなタイプの人に出会った場合は、好きになる可能性もありますが、過去の辛い思いがよみがえってしまい、恋愛に前向きになれないこともあるでしょう。
また、トラウマになるような別れ方をしていなくても、前の良かった恋愛が新しく出会った人を好きにならない原因となる場合もあります。無意識のうちに、新しく出会った人と前の恋人を比べてしまうと、なかなか目の前の異性を好きになることはできないでしょう。
恋愛以外に夢中になれることがある
仕事や趣味など、恋愛以外のことに情熱を注ぐタイプの人も、なかなか人を好きになれないことがあります。恋愛には、気持ちはもちろんお金や時間などのパワーが必要です。
今、興味があることに集中したい人、恋愛以外に没頭したいことがある人にとっては、人を好きになる余裕がなく恋愛にウェートを置くのはもったいないと考えがちです。
仕事や趣味をとおして人と出会う機会は多いはずですが、気持ちが恋愛に向いていないので、好きという気持ちを感じることなく、相手を気にもしていない可能性があります。
また、アニメや漫画、ゲームなど創作趣味の世界に浸かっていると、2次元の相手を好きになり、実際の人間を好きになれないこともあるようです。
本当の自分を見せるのが怖い
人は誰しも、好きな相手だけでなくそうじゃない相手にも、嫌われたくないと思うものですが、この感情が恋愛にマイナスに働いてしまうことがあります。
こんな自分を見たら嫌いになるに違いない、という思い込みがあると本当の自分を見せるのが怖くなります。
また、見た目と中身にギャップがある人も、イメージを崩すのが怖くなり本当の自分を隠してしまうのです。
これは、過去の恋愛経験や人間関係から学習したことで自分を守ったり、よく見せようとする対処法のようなものなので、本当のさらけ出すのは怖いと感じてしまうのは無理もないかもしれません。
アロマンティック
大きな理由なく他者に対して恋愛感情を抱かない場合、アロマンティックというセクシャリティの場合があります。セクシャリティの問題なので、同性でも異性でも関係なく他者に対して、恋愛感情を抱くことがないタイプです。
アロマンティックの人は、他人に対しての愛情や結婚願望もないのですが、友情関係としてパートナーを持つことはできるようです。
絶食系に見る、人を好きになれない理由
現代は恋愛の多様性が認められる時代、異性に興味がないことや人を好きになれないことを共有して話せるような社会になりつつあります。
そんな中、絶食系男子と言われる女性に興味のない男性がいるのをご存知でしょうか? 絶食系男子の特徴を見てみると、男性特有ではなく、意外に女性にも当てはまることが分かります。
そこで、絶食系と言われている人の特徴から人を好きになれない理由に迫ってみました。
同性だけの集まりが好きなタイプ
異性の人間に興味がないので、気を使わない同性と過ごした方が楽しいと考えています。これは、同性に恋愛感情を持つのとは別のものです。
異性に興味がある人であれば、当然恋愛に発展しそうな相手がいるとテンションが上がると思うでしょうが、絶食系は異性を飲み会や遊びのメンバーに入れるという考え自体がないようです。
出会いも求めていないので、同性同士ならではの話題で盛り上がれる時間が楽しいのです。
一人の時間やスペースを大切にしたいタイプ
絶食系は自分のスペースや時間に他人が入ってくるのは苦手な面も。
自由が利かない状態になると窮屈さを感じ、一人になりたいと思ってしまうこともあります。人との距離を適度にとりながら関係を築いていきたいタイプなので、踏み込んだ恋愛関係になるのは苦手と考えてしまうのでしょう。
自分の好きなものに囲まれて過ごすスペースや時間、それが何よりも大事だと考えています。
やりたいことや好きなことに熱中でき、自分でコントロールできる自由を求めているのです。
相手のサインに気づかないタイプ
異性から頻繁に話しかけてくる、目を合わせてくるなど何らかのアプローチをされれば、もしかして自分を好きなのかな?とたいていの人は気づくはず。
絶食系はこのあたりの感覚にとても鈍感です。気づいたとしても、無視するか気づかないふりをしてしまいます。
恋愛に興味がないので、すべてが不要なアプローチになってしまい、あまりにもしつこいと逆に心を閉ざしてしまうかもしれません。
性的欲望がほとんどないタイプ
性欲がほとんどない人もいます。アセクシャルとも呼ばれ、他者に対して性的欲望を抱かないセクシュアリティです。ただし、アセクシャルの方でも恋愛感情は持つけれど性的には惹かれない、パートナーとは友達のような関係性は求める、というタイプもさまざまです。
性欲と同じように、この人は自分のものだという感覚がないことも多く、所有欲も強くありません。
このタイプは性的な欲望がないため、もしも異性の絶食系と遊ぶ機会があってもセックスを求めてきたり、恋人やパートナーがいる人なら浮気を心配しなくてもすむでしょう。
純粋な友人としては、付き合いやすいと言えます。
人を好きになる7つの方法
出会いの場を増やしてみる
いつもと同じ場所や集まり、行きつけの店ばかりに行っていたのでは、同じような人にしか出会えません。
今までの生活や行動範囲内で好きな人が見つからないなら、今までと違う場所や顔を出したことのない街コンや合コンなどに行ってみると、未知の世界の人と出会える可能性大。新しい人脈ができたり、知り合う人が増えたことがきっかけで恋愛に対してスイッチが入ることも。
街コンに参加したことで恋愛感情が刺激されて、人を好きになれなかったはずなのに気持ちが180度変化するといったことも良くある話です。
慣れない場所や新しい人間関係は苦手と考える人が多いかもしれませんが、自分のライフスタイルや未来を変える何かが見つかる可能性もあります。
自分の変化を楽しんだり、人生の刺激を求めるなら、試してみる価値はありそうです。
好きではなくてもしばらく付き合ってみる
人はうわべだけでは分からないものですよね。
仕事で関わる人でも友人関係でも、ある程度時間が経ってからこんな人だったのか、と知ることがあります。
良い面も悪い面も付き合ってみてから初めて分かること。突然恋に落ちるタイプではなく、じっくり時間をかけて好きになるタイプかもしれないので、恋愛関係になれそうな相手であれば、まずは付き合ってみてはいかがでしょうか。
別れてしまうかもしれないし、時間やお金がもったいない、という意見も確かに一理あります。
ですが、次の恋愛や出会い、人間関係に活かす経験として必ず学びがあるはずですので、すべてが無駄にはなりません。
相手の良いところを見よう
相手から自分の欠点ばかりを指摘されたら、あまり気持ちよくはないですよね。
同じように相手の欠点ばかりを見ず、良いところを探してみましょう。異性としていいなと思うところに限らず、人間として尊敬できるところや、人として感心するところに気づくと、案外親近感が湧き、恋愛感情につながるかもしれません。
感じ方や考え方は人それぞれ違うので、ある程度のずれは生じてしまうもの。自分では常識だと思っていることが、相手にとっては非常識だった場合、期待した言動にはなりません。
お互いの違いを受け入れ、相手を過度に期待せず、相手の良いところを見るようにすると、心の距離が縮まる可能性大です。距離が縮まりお互いの共通点が増えてくると、些細な違いに拘っていたことがバカらしくなることでしょう。
自分を好きになること
過去の辛い恋愛経験から「自分が受け入れられないのではないか」「また悲しい思いをするんじゃないか」という不安を抱いてしまうこと、ありますよね。
人を好きになっていい恋愛関係を築く第一歩となるのは、あなた自分を好きになることかも知れません。
人を好きになれない自分を責めることなく、これが自分だと認めてあげましょう。自分自身を貶めず、今の自分だからこそ良いと信じてみてください。
トラウマや失恋の痛手などがある場合は、恋愛への不安を取り去るために自分で自分を癒してあげることも必要。時間が必要なケースもあるので焦らずに。
心の傷が癒えたら気分転換になるような飲み会や街コンといった人との出会いがあるイベント参加してみるのもいいでしょう。心の傷を癒して自信を取り戻すのは簡単ではないですが、克服できるのは自分だけ。恋愛への恐怖をなくす、という意志も必要です。
趣味や習い事を始めてみる
人を好きになるには、心に余裕を持つことも大事です。
気になっていた趣味や習い事に打ち込み、恋愛以外のことにも興味を持って取り組んでみましょう。
新しい趣味を初めると行動範囲が広がりますよね。普段いかない場所に行くことで、いろいろな人に出会い共通の話題ができるのも良い点。それをきっかけに好きな人ができるかもしれません。
恋愛になるような出会いがなかったとしても、視野を広げ、自分の考えを変えるものに出会い、自立した人間になるきっかけになる可能性もあります。
五感を意識して心を豊かに
人を好きになるには、エネルギーが必要です。衣食住が足りていない、やらないといけないことが多い、心がストレスいっぱいで疲れてるなどしていては、恋愛に気持ちが向かず好きになることから遠のいてしまいます。
心の疲れをとり、リラックスすることで、気持ちを前向きにしていきましょう。
普段から五感を意識して、好きな音楽や映画、食事や香りなどを楽しむ習慣をつけるのもおすすめ。好きなものへの感受性を高めることで、心に余裕ができ、恋愛への期待を持つことができるようになるでしょう。
どうしても人を好きになれないときは
いろいろな方法を試してみても、人を好きになれないことでひどく悩んでしまうときは、友人や家族など身近な人に相談してみましょう。客観的な意見を聞くことで、悩みを解決する糸口がつかめることがあります。
それでも解決できない場合は、心理カウンセラーや心療内科で相談してみるという選択肢もあります。人を好きになれない原因がどこにあるのかをプロの目で診てもらい、対策法を一緒に考えてもらうのもいいでしょう。
恋愛に対するトラウマで悩みが大きい場合は、相談してみると気持ちが楽になり、次の恋への意欲が出てくるかもしれません。
まとめ
人を好きになれないのは、けっして悪いことではありません。無理に好きになる努力はしなくてもぜんぜん大丈夫です。
積極的に人を好きになれない自分を認めてあげてください。
けれど、もし恋愛したいと思っているならば、今までとは違う行動を取り、積極的に出会いを求めるのも大切です。
自分のことを好きになってくれた人を好きになるタイプの人の場合は、恋愛をするために出会いの場に参加しないと始まりません。街コンや友人の紹介、飲み会などに参加するなどして第一歩を踏み出すと、自然と新たな出会いに巡りあうでしょう。
そして、出会いがあったら、その出会いを大切にしてください。今すぐに恋愛感情が沸かなくても、長く付き合うことで相手の良いところが見えてくることもあるはずです。じっくりゆっくり良い関係を築いてきた相手は、一生モノですね。
街コンポータルは、なかなか人を好きになれなかった人が恋愛に夢中になれることを、心から応援しております。