男性から女性へ、バレンタインデーのお返しとして贈り物をするホワイトデー。ホワイトデーのお返しといえばキャンディやマシュマロ、マカロンなどのアイテムが定番ですが、それらには意味やメッセージが込められています。
目次
定番のお返しギフトにはこんな意味が!
ホワイトデーのお返しに、何を贈ろうか迷っている方は多いのではないでしょうか?本命のお相手やちょっとした義理のお返し、ばらまき用など用途に合わせた贈り物を選びたいもの。そんなときは、各ギフトに込められているメッセージを参考に選びましょう。
マカロン
マカロンは高級感のあるおしゃれなスイーツ。そんなマカロンには、「あなたは特別な人です」という意味が込められています。「特別な人」には、好きな人や大切な恋人だけでなく、大親友や大切な家族、頼りになる仕事仲間なども含まれているようですよ。大本命の女性に贈ってよし、お世話になった友人や仕事仲間にシェアするもよしのスイーツです。
マシュマロ
ホワイトデーのお返しのなかでも、定番のスイーツであるマシュマロ。しかし、そんなマシュマロには「あなたが嫌いです」「ごめんなさい、お付き合いはできません」という意味が込められているようです。これは恋人や好きな人だけでなく、友人や家族へも気軽に贈れないスイーツです…。
マシュマロは、柔らかく口当たりのいいスイーツですが、口に含むとすぐに溶けてなくなってしまいます。そこから「長続きしない関係」「すぐに忘れてしまう」などネガティブな意味が生まれて、「お断りするスイーツ」を意味するようになったのではと考えられています。とはいえ、相手の好みによってはマシュマロを贈るのも◎。誤解を招かないよう、メッセージカードなどできちんと気持ちを添えるのがいいでしょう。
キャンディー
マシュマロと同じく、ホワイトデーの定番スイーツであるキャンディー。そんなキャンディーには「あなたが好きです」というメッセージがこめられています。本命のお相手に贈るのなら、キャンディーがベストだといえそうですね。
口の中で長く味わえるので「関係が長続きする」、甘くありなおかつ硬いため「壊れない仲」「甘い関係」という意味もあるようです。また、イチゴ味なら「幸せな家庭」、ブドウ味なら「慈愛・献身」などそれぞれの花言葉に関連したメッセージがあるとも考えられていますよ。
マドレーヌ
貝型のシルエットがキュートなマドレーヌ。「もっと仲良くなりたい」「距離を縮めたい」という意味があります。ぴったりと重なる貝型は「縁結び」や「円満な恋人関係」を表すことから、この意味付けがされたようです。友達以上恋人未満の人、気になるお相手へ贈るスイーツとしては最適ですね。
クッキー
「あなたは大切な友達」という意味を持つクッキー。サクサクした口当たりの良さや軽やかさから、「さっぱりした心地良い関係」を連想させるのかもしれません。本命のお相手や恋人へ贈るのには向きませんが、義理のお返しや友人への贈り物としては◎です。詰め合わせになっているものを選んで、職場へのばらまき用にするのもいいですね。
キャラメル
キャラメルには、「一緒にいると安心できる」というメッセージが込められています。キャンディやマシュマロとはまた違う食感と、優しい甘さを持つキャラメル。何となく温かみや安らぎを感じさせるスイーツなので、このメッセージはぴったりです。本命のお相手にはもちろん、大切な家族や友人などに贈ってもよさそうですね。
チョコレート
チョコレートには、「あなたの気持ちをそのままお返しします」という意味が込められています。バレンタインデーでもらったスイーツをそのままお返しするので、「同じだけの気持ちをお返しします」といったところでしょうか。特に大きな意味がないお返しだといわれていますが、チョコレート好きに贈るアイテムとしては大いにアリです。本命に贈る場合は、ラッピングに工夫をする、高級感を意識するなどの工夫で特別感を出してあげてくださいね。
バウムクーヘン
何層にも重なっているケーキ生地が特徴のバウムクーヘン。「いつまでも幸せが続くように」「二人の関係が長続きするように」という意味が込められています。結婚式の引き出物として定番のスイーツなので、既にお付き合いしている恋人やパートナーに贈るのがよさそうです。
本命・義理で使い分けを
ホワイトデーのスイーツは、本命と義理で贈り分けるのが鉄則です。
本命のお相手に贈るスイーツ
「あなたは特別」「お付き合いしたい」という意味を持つマカロンやキャンディーなどのスイーツがぴったり。高級感・特別感を意識してチョイスしていきましょう。
義理のお相手に贈るスイーツ
クッキーやチョコレートは、無難で人を選びにくいスイーツなので義理のお返しとして最適。ばらまき用にセレクトして、職場の方を喜ばせるのも◎です。
ホワイトデーに小物を贈るのもアリ?
ホワイトデーのギフトといえば、スイーツのイメージが強いもの。一方で小物や雑貨を贈る動きもあります。ホワイトデーのお返しにぴったりな雑貨の例を、以下でいくつかご紹介します。
メモ帳などのステーショナリーグッズ
メモ帳やペン、ノートなどのステーショナリーグッズは、ハズレが少ない定番グッズです。本命のお相手はもちろん、仕事仲間や友人、家族に贈っても◎。高級感のあるアイテムを選べば、自然と「デキる人」っぽさが増すかもしれませんよ。
入浴剤
「日々の疲れを癒してください」という意味を込めて、おしゃれな入浴剤を贈るのもアリです。メッセージカードを添えたり、入浴剤の効果や香りにこだわったりして、贈るお相手にぴったりなアイテムを選んでいきましょう!「あまり委縮してほしくない」という場合は、1~2回分の量に小分けされた入浴剤を選ぶのがおすすめ。キュートなプチギフトなので、萎縮させず喜んでもらえますよ。
アロマグッズ
アロマグッズも定番のアイテム。アロマオイルやキャンドル、お香などから選んでみましょう。どんな香りを選べばいいのかわからない…という方は、ラベンダーやジャスミン、ベルガモットなど定番の香りを選ぶのがおすすめです。
ポーチ
コスメや日用品を持ち歩くのに便利なポーチ。とくにコスメポーチは使う頻度が高いため、汚れたり傷みやすかったりするものです。ポーチのプレゼントは、そんな女性をさりげなく喜ばせるのにうってつけのアイテムですよ。
ただしあまり高級すぎるポーチを選ぶと、贈る相手によっては委縮してしまうかもしれないので要注意です。ある程度のデザイン性は意識しつつも、相手に素直に喜んでもらえそうなものをチョイスしましょう。
ユニセックスでシンプルなデザインのもの、カラフルで華やかなものなどお相手のイメージに合いそうなものを選ぶことも大切です。
紅茶・コーヒーのプチギフト
紅茶好き、コーヒー好きにはティーバッグやドリップパックのギフトを贈るのもおすすめです。安っぽくなく、かといって高すぎないものを選びましょう。小分けにされたティーバッグやドリップパックであれば、プチギフトに最適ですよ。健康意識が高い人に贈るのであれば、ノンカフェイン・デカフェの紅茶やコーヒーを贈るといいでしょう。
タオルハンカチ
タオルハンカチは、いくらあっても困らない実用的なアイテムです。イニシャルハンカチのものを選んだり、サイズ感を重視したりして選びましょう。ただし、ハンカチは「別れ」を意味するアイテムだともされているので注意が必要です。万が一誤解を与えないように、メッセージを添えるなどの工夫をしましょう。
ハンドクリーム・ボディクリーム
ホワイトデーのシーズンは、まだまだ乾燥が気になる季節でもあります。ハンドクリームやボディクリームを贈って、乾燥対策に役立ててもらうのはいかがでしょうか?贈る相手の立場を考えて、ぴったりな予算や内容量のものをチョイスしましょう。
そもそも、ホワイトデーの由来はどこにある?
ホワイトデーは、実は日本独特の行事です。ホワイトデーが日本で生まれたきっかけは諸説あり、はっきりとした由来が分からないのが事実。とくに有名な「ホワイトデーの由来」を以下でご紹介します。
元は「キャンディーの日」から始まったという説
全国飴菓子業協同組合が「ホワイトデーはキャンディーの日」をいうコンセプトを打ち出し、そこからホワイトデーが始まったという説です。いわく、「バレンタインのお返しに同じチョコレートを贈るのは面白みがない」とのことで、お返しのギフトとしてキャンディーを打ち出したそう。
そのキャンディーの日は後に「純愛にぴったりのネーミング」として「ホワイトデー」へ変更され、定着したというわけです。
リターン・バレンタインデーから始まったという説
大手スイーツメーカー・不二家が昭和40年代に打ち出した「リターン・バレンタインデー」という企画が起源だとする説もあります。この企画は「バレンタインデーのお返しにスイーツを贈ろう!」と語りかけるもので、今のホワイトデーのコンセプトとぴたりと一致しますね。
マシュマロデーに起源があるという説
福岡の老舗菓子店「石村萬盛堂」が始めたマシュマロデーが起源だという説も有名です。昭和52年、当時同社の社長を務めていた石村僐悟氏が「バレンタインデーにお返しがないなんて不公平。
せめて、マシュマロやキャンディーのお返しがほしい!」という意見を見かけたことをきっかけに、ホワイトデーを思いついたとされています。「バレンタインデーにもらった気持ちを、マシュマロに包んでお返しします」というコンセプトを込めて、マシュマロでチョコレートを包んだスイーツを売り出したのです。その後、マシュマロの白さから着想を得たホワイトデーが定着したといわれています。
こうしてみると、ホワイトデーは昭和40年~50年代に生まれた比較的新しいイベントだということがわかりますね。ホワイトデーは日本独自のイベントですが、シャイな日本男児にとっては気持ちを伝える格好の日なのかもしれません。
やっちゃった…ホワイトデーのお返しにまつわる失敗談
良かれと思ってやったのに相手の反応が微妙、トラブル発生で思わぬお返しに…。そんなホワイトデーのお返しにまつわる失敗談を以下でまとめてみました。
手作りはハードルが高いと心得て!
料理に凝り始めた矢先にやってきたホワイトデー。ここは手作りのお菓子で彼女を喜ばせよう!と一念発起したはいいものの、スイーツづくりは想像以上にハードルが高く大変でした。自分では結構料理ができると思っていただけに、二重にショック…。結局当日には間に合いそうになくて、慌てて市販のスイーツを買う羽目になりました(30代)
手作りスイーツへ果敢にチャレンジしたこちらの男性。心意気はとても素敵ですが、料理の腕によほどの自信がない限り手作りは避けたほうがベターかもしれません。
お返しを失念して大ブーイングを受けた
本当に悪気はなかったのですが、ホワイトデーのお返しをすっかり忘れていたことがあります。当然、彼女は不機嫌に。社内恋愛だったので、そのことが周囲へあっという間に伝わったのもマズかったです。主に女性社員の皆様からみっちり絞られました…(20代)
女性からすると信じられないことですが、ホワイトデーのお返しを忘れてしまう男性も少なくないようです。悪気0だったただけに、女性からすると余計にショックですね。
高ければいいってもんじゃない
プレゼント選びが壊滅的に下手。とりあえずそこそこ高いものを選べばいいだろ、とスイーツの詰め合わせを贈ったら…相手が明らかに委縮してしまいました。高ければいい!という考えがそもそも甘かったですね。けれど、義理とはいえ安っぽすぎるのも失礼だと思うし、ちょうどいい価格帯が未だにわからずにいます…!(30代)
意外に多いのが、「ちょうどいい価格帯が分からない」という声。1000円~3000円程度を目安に、プチギフトや細々とした贈り物を選び分けると失敗しにくいのでおすすめです。
アレルギーの有無を考えていなかった
彼女に似合いそうな、華奢なアクセサリーをお返しに贈りました。しかし彼女は金属アレルギーを持っており、アクセサリーを付けているとみるみる肌が真っ赤に!彼女は笑って許してくれましたが、僕はもう平謝り。アクセサリーを贈ろうとしている人は、念のため相手の金属アレルギーの有無を調べておくことをおすすめします…(20代)
「彼女に似合いそう!」と選んだのに、残念な結果になってしまったようです。「金属アレルギーでアクセサリーがつけられない」というトラブルは、意外に多く見かけますよ。
詰め合わせのクッキーが粉々に!
職場の人たちへのばらまき用に、クッキーの詰め合わせを用意しました。有名店のクッキーを用意したので悪くないチョイスだと思ってたのに、他の荷物と一緒にゴチャ混ぜにして持ち歩いたせいか、箱を開けてみるとクッキーが粉々に!職場の人達に『割れてるじゃないですか!』と爆笑してもらえたのがせめてもの救いでしたね…。急いでいたとはいえ、中身にもう少し配慮して持ち運ぶべきでした(30代)
クッキーや焼き菓子をギフトに選んだら、持ち運びに注意しましょう。特にクッキーやパイ系のスイーツは、一歩間違えると一気に形が崩れてしまうこともあります!
まとめ
すっかり定着したホワイトデー。お返しの品に込められた意味を知っておくと、よりロマンチックなお返しになりますよ。本命の相手、友人、家族など相手の立場によって選び分けをすると、よりスマートなホワイトデーになるはず。相手の好みも踏まえつつ、これというアイテムを贈ってくださいね。