Q.オタク同士で付き合うなら、相手にも自分と同じくらい作品への熱量を持っていてほしいなと思います。同じ趣味を持つ女性と出会えるなら…と思い、池袋で開催されていたオタク向けの街コンに参加してみましたが、正直期待外れでした。出会えたのは、話の合わないにわかばかり…。エヴァを好きなだけで、「アニメ好き」を名乗るような人たちです。街コンでは生粋のオタクとは出会えないのでしょうか。
A.アニメコンであっても目的は恋人探し。仲間探しではありません。
生粋のアニメ好き・漫画好き以外にも、ライト層も参加しているのがアニメコンだと考えてください。なぜなら街コンとは、恋人が欲しい男女が出会いを求めて集まる場だから。出会いの幅を広げるために、いわゆる「ガチオタ」でなくても、あえてアニメコンに参加する人もいます。逆に考えると、趣味が違うことで普段は接点のない方とも気軽に話せるチャンスです。人を好きになる時、趣味だけでも人柄も重要視する人が多いでしょう。アニメコンに参加しているなら、今は好きな作品が違っていても、「フィクションが好き」という根っこの部分は共通しているはず。アニメや漫画という趣味は、あくまでも会話を円滑にするためのトークテーマです。作品愛を語りあうよりも、街コンの場では相手の話し方や接し方を見て相性を確かめるほうが良いでしょう。
理想の女性オタクを見つけるには?
オタクの交流の場には、ネット上の有志が声をかけあって開催するオフ会もあります。こちらは男女の出会いというよりも、「作品を語り合いたい!」という思いから集まることが多く、ディープな仲間が見つかりやすいでしょう。恋愛要素の少ないコミュニティですが、自分のディープな趣味を共有できる人と出会えるので、そのぶん交際へ発展する可能性もあります。「趣味や熱量が自分と同じであること」を重視する場合、参加者を広く集める街コンは非効率的かもしれません。
なぜオタク向け街コンにはガチオタが少ないの?
街コンのメリットは、1回のイベントで多くの参加者と交流できること。そのため企画者は参加者集めに力を入れています。アニメコンに代表される趣味コンはどんな人が集まるのかわかりやすいので、条件に合う人を集めやすい一方、参加者を選ぶため人数を揃えるのが大変です。そんな中、特定の作品のファンだけ、あるいはオタク歴などさらに条件を設けてしまうと、開催可能人数ぶんの参加者が集まらない可能性があります。そのため、「アニメが好き」という大きな括りで、ライトファンからガチ勢まで広く集めているのです。