クーガー女という言葉を聞いたことがありますか?2000年代に生まれた言葉で、その名の通り「あるタイプ」の女性を指します。その女性は、どんな特徴を持っているのでしょうか?
目次
クーガー女ってなに?見た目の特徴ってあるの?
肉食系女子の進化版ともいわれているクーガー女。アメリカ発祥の言葉で、ピューマに似たネコ科の小型肉食獣から名前が付けられました。ライオンより大人しく、猫より攻撃性が高い種類といわれています。
クーガー女の特徴
年下男性を狙うことが多いというクーガー女。その驚くべき特徴とはなんなのでしょうか?
クーガー女はアラサーまたはアラフォー世代がほとんど
30~40代のアラサー、アラフォー世代と呼ばれる方々がほとんど。生活に困らない程度の収入を得ていますが、実家がお金持ちという女性も少なくありません。社会の中で自分の地位を確立させている女性が多いといえます。どんどん出世していける強い女性がクーガー女ともいえるかもしれません。
クーガー女は年下男性が好み
好んで狙うのは年下男性。女性の社会進出が進んだことから、男性に強さと安心感を求めることが少なくなったようです。反対に優しさや癒しなど、一緒にいてホッとできる相手として年下男性が選ばれるようになってきました。
経済的にも成功している女性が「養ってあげたい」と思えるのが年下男性のよう。大人しいだけでなく癒しを与えてくれる年下男性は、クーガー女にとってふさわしいターゲットなのです。
クーガー女は見た目が派手
見た目がとにかく派手なのもクーガー女の特徴です。スタイルを気にしている女性が多く、露出度は高め。爪とスマホはまぶしいくらいに光り輝いています。クーガー女が頻繁に集まる場所が六本木や麻布などのクラブなところからも、「目立ったもの勝ち」と思っている女性であることが推測できます。
オシャレのためならお金に糸目をつけない
派手な見た目のクーガー女たちは、ファッションと美容に対してのこだわりが強い人ばかり。自分がいつまでもキレイでいられるならお金を惜しみません。
クーガー女発祥の地アメリカでは、33%の方が「貯蓄の10%を削ってでも10歳若返りたい」と考えているそうです。
ライバルだけど一緒にハントするときもある
同じクーガー女同士だと、ライバル同士いがみ合ったりするのでは?と思ったらそうでもない様子。基本的には一人でも生きていけますが、男性をハントする際は協力体制を取る場合があります。
まず一人が先陣を切って男性に声をかけ、見事ゲットしたらほかのクーガー女にも男性との関係を持たせるそうです。一人の男性を取り合ったりしないのは、感情移入せずに恋愛自体を楽しんでいるからかもしれません。
来るもの拒まず去るもの追わず
クーガー女は「来るもの拒まず、去る者追わず」というスタンスでお付き合いを楽しんでいる人が多いのだとか。自立した生活が送れるようになるまでに経験してきたものが大きいので、少しのことでは動じないのです。お互いの距離が離れてしまったら「それまで」と、また次の出会いを待ちます。
クーガー女って例えばどんな人?
2009年にアメリカFOXニュースで、「ハリウッドを代表するクーガー女とピューマ女10人」が発表されました。
ピューマ女は30代以上の肉食系女子を指す言葉。クーガーはピューマの別名で、同じ生き物です。ニュース内では30代女性をクーガー女、40代以上の女性をピューマ女と呼んでいます。
クーガー女・ピューマ女と呼ばれるハリウッド女優
「ゴースト~ニューヨークの幻~」や「チャーリーズ・エンジェルシリーズ」などでおなじみのデミ・ムーアは、15歳年下の俳優アシュトン・カッチャーと結婚していました。7年間の結婚生活ののち、2人は2013年に離婚。現在は、同性の年下女性と恋仲ではないかと噂されています。
「X-MENシリーズ」に欠かせない女優、ハル・ベリーも恋多き女優の1人。ファッションモデルのガブリエル・オーブリーと恋仲にありましたが、結婚に至ることはなかったようです。
ちなみに30代の肉食系女子を指すピューマ女に選ばれた女優のなかにいたのはドリュー・バリモアとマライア・キャリー。どの女優も、世間から成功している女性として認められているセレブばかりですね。
クーガー女はなぜ「強い」のか?
社会で出世街道をひた走りつつ、年下男性中心のボーイハントや自分磨きなどを続けるクーガー女は、なぜここまで強い「自分」を持っているのでしょうか?
イギリスの出会い系サイトの調査で、年下男性と付き合っている女性の約半数が何らかの役職についていることがわかりました。この結果の背景として、クーガー女たちが年下男性と付き合うことで自分に自信をつけているからではないかといわれています。年下男性と付き合うことで、自分の自身につなげているのでしょう。
長い間、男性社会の構図と戦いつつ、自分の地位を確立していった女性たちの強さ。それは並大抵の強さではないのかもしれません。
クーガー女には結婚に対する意欲が薄い?
社会的に価値のある地位を築いてきたクーガー女。今の立ち位置に満足する一方で、「結婚に価値を見出せない」という人が多いのも事実です。ハリウッドのクーガー女代表でさえも、結婚生活は長く続かなかった人、恋が終わってしまった人が大半でした。心が満たされない分、癒しをくれる年下男性との恋を求めて続けてしまうのかもしれません。
しかし、それは悪いことではないといえます。自ら積極的に恋を求め続けた結果、本当の愛に出会う可能性もあるのです。周りから「クーガー女」といわれようと、自分のスタイルを大きく変える必要はないでしょう。