バストアップクリームやマッサージなど、バストアップを目的としたアイテムやケア方法は多種多様です。ここでは、その方法のひとつであるバストアップサロンの効果やサロンの選び方などをまとめてみました。あわせて、バストが小さくなる・形が崩れてしまう主な原因もご紹介します。
目次
バストアップサロンで効果は出る?
「バストアップサロンで効果が出るのか」「どのような効果が期待できるのか」と気になる方は多いはずです。個人差はありますが、バストアップサロンでは1~3カップのバストアップ効果が期待できるとされています。
バストアップの秘訣は乳腺マッサージやリンパマッサージにあり
バストアップサロンでは、バストの脂肪を増やす働きのある「乳腺」にアプローチする方法を導入しています。くわえて、背中や脇腹のお肉をマッサージでバストに流したり、血行を良くしてバストに必要な栄養が行き届くようにしたりという方法があるのも特徴。その人の体質や体脂肪率に応じて、手技・マシンを使い分けて施術をしてくれます。
ただし、先述したとおり効果の大きさには個人差があります。とくに体脂肪が少なめの人は、効果が出るまでに時間がかかるのも事実です。「人によっては長期戦になる可能性がある」ということもしっかり覚えておきましょう。
バストアップサロンの大きな魅力は、バストの扱いを心得ているプロにケアしてもらえるという点。セルフケアでバストを傷つけたり、効果がよく得られなかったりということがバストアップサロンならありません。セルフケアに不安のある方は、思い切ってプロの手を借りるのがおすすめです。
期待できる効果:バストアップ編
バストアップサロンで期待できる、具体的な効果をまとめてみました。まずあげられるのが、なんといってもバストのサイズアップ効果です。
乳腺にアプローチする方法
具体的な施術方法としては、先述した「乳腺にアプローチする」という方法があげられます。乳腺は、脂肪と並んでバストを構成する重要なもの。バストの大きさは、脂肪9割:乳腺1割で構成されていると言われています。もともと乳腺は母乳を作る役割を担っていますが、バストアップをするにはこの乳腺を刺激することが重要なのです。
マッサージやツボ押しなどで乳腺が刺激されると、体がバストを守ろうとしてバストに脂肪がつきやすくなります。その結果、バストのボリュームがアップするのです。バストアップサロンではオールハンドによるマッサージや専用のマシンを駆使して乳腺を刺激して、バストアップ効果を狙っていきます。乳腺を刺激する方法であれば、もともとの脂肪が少ない人でもサイズアップが期待できるといえるでしょう。
マッサージ効果でアプローチする方法
背中や脇をマッサージすることにより、余分なお肉をバストへ流す方法も導入されています。とくに、サイズの合っていないブラを使っていたり姿勢が悪かったりすると、バストにつくべきお肉がつかず背中や脇へとお肉が流れてしまいます。その流れてしまった脂肪を元に戻し、ボリュームを取り戻す方法です。
また、肩甲骨や背中の凝りをほぐして血行をよくする施術もあります。肩甲骨や背中が凝っていると血行が滞ってしまい、バストに十分な栄養が届かなくなります。血行を促進することでバストに十分な栄養が行き届くようになり、間接的にサイズアップが期待できるのです。
期待できる効果:美胸編
胸の大きさはもちろん大切。しかし、いくらボリュームがあっても形が悪かったり垂れてたりするとせっかくの魅力が半減してしまいます。バストアップサロンでは、そういったバストラインの崩れもケアできるのが大きなポイント。サイズアップのときと同じく、マッサージやマシンによるケアがメインです。
「胸の大きさは気にならないけど、形の崩れやハリのなさを何とかしたい」「バストラインとデコルテのラインをケアしたい」と考えている方にも、バストアップサロンはおすすめです。
施術はオールハンド?それとも機材?
バストアップサロンでは、手技によるオールハンドマッサージと各種専用機材による施術を取り入れています。オールハンドマッサージは、機材では難しい力加減のメリハリをつけられるのが魅力。一方で機材による施術は、効率的に血行を促進させたり美容成分を浸透させたりと、オールハンドマッサージでは難しい育乳アプローチが可能なのが魅力です。
バストアップサロンの選び方:スタッフ編
バストアップサロンを選ぶ際は、「スタッフの知識や技術」「費用」「口コミ」の点を念頭に置いておくと良いでしょう。とくにスタッフのスキルは非常に大切なポイントです。サロンのなかには、「誰にでもできるマッサージだから」と知識やスキルが十分でないスタッフに施術を担当させているところもあります。最悪の場合、バストや体が傷ついたり、さらにバストが崩れてしまったりするケースも十分に考えられるのです。オールハンドではなく機材を使った施術であっても、知識が不十分なスタッフに施術を任せるのは大きな不安でしょう。
そうならないためにも、公式サイトなどで施術スタッフの知識や経験、スキルはしっかり確認しましょう。最もわかりやすい方法が、「有資格者か否か」で判定すること。バストアップや育乳、エステティックなど専門の資格を持っているか否かを確認すると良いでしょう。こうした資格を持っているスタッフは、一定の知識と経験が保証されています。
バストアップサロンの選び方:費用編
いくら評判の良いバストアップサロンであっても、1回の施術で劇的な効果は得にくいもの。定期的に通うことで、着実にバストアップを目指すのが一般的です。そこで気になるのが、施術の費用。あまりに相場とかけ離れて高すぎると、定期的に通うのが難しくなります。
ただしバストアップの施術の費用は、サロンや施術時間の長さによっても大きく変動するもの。一般的な相場・基準を決めるのが難しいのが事実です。サロンによっては施術1回40分につき5000円~と、比較的リーズナブルに設定されているところもある一方、60~90分の施術となると1~2万円で料金が設定されているケースも多いようです。
サロンによっては、トライアル価格を設定していたり回数券を導入していたりするところもあります。とくにトライアルは、スタッフの技術や知識、マッサージを受けた感触を確かめるのにうってつけのチャンス。トライアルを活用して、サロンのアリ・ナシを決めるのも1つの手です。
バストアップサロンの選び方:口コミ編
サロンの口コミはバストアップサロン選びの代表的な基準のひとつです。こちらも忘れずにチェックしておきましょう。施術内容をはじめ、サロンやスタッフの雰囲気、施術後に実感できた効果、施術で感じる痛みの有無などを確認できます。とくに痛みに弱い方は、口コミで痛みの有無を事前に確認しておくと良いですね。
そもそも、バストが小さい・崩れる理由って?
バストが元々小さかったり、なかなか大きくならなかったり、形が崩れたり…。バストに関する悩みは十人十色です。以下では、バストを小さくする・形を崩してしまう主な原因をまとめました。「元々の体質だから」「遺伝だから」と諦める前に、原因をチェックしてみましょう。
正しいサイズのブラジャーをつけていない
「ラクだから」「サイズがよくわからないから」と、正しいサイズのブラを着けないのはNG。バストが押し潰されたり、バストがしっかり支えられずクーパー靭帯(バストを支える組織)が傷ついたりして垂れ胸の原因になります。そうならないためにも、まずは自分の正確なバストサイズを把握しておきましょう。
バストサイズは、胸の一番盛り上がっているところ(トップ)と、胸の膨らみのすぐ下(アンダーバスト)との差で決まります。その差が10センチであればAカップ、12センチ~であればBカップ、15センチ~であればCカップです。
たとえば、アンダーバストが70センチ、トップバストが80センチであればブラのサイズはA70となり、アンダーバストが70センチ、トップバストが85センチであればブラのサイズはC70となります。
バストサイズは自分でも簡単に測定できますが、最も確実なのは下着売り場の店員さんに測定してもらうこと。正しいブラのサイズを知って、自分に合ったブラを着けるのが育乳の第一歩です。
ストレスの蓄積
ストレスが蓄積すると、心身のバランスを調整する自律神経に大きなダメージが及びます。その結果バストを作る女性ホルモンが上手く分泌されなくなり、育乳が妨げられることも。女性ホルモンがうまく働かなくなると、髪がパサついたり肌が荒れたりして、絶不調になってしまいます。睡眠時間をきちんと確保する、休日はしっかりと休息の時間を取るなど、出来ることから始めて少しずつストレスを解消していきましょう。
やり過ぎなダイエット
無理な食事制限をしたり、体力に見合わない運動をしたりと、過激なダイエットに挑戦するのはNG。とくに無理な食事制限は厳禁です。お腹はもちろん胸やお尻など、ボリュームの欲しい部分まで痩せてしまいます。「ダイエットしたら胸まで痩せた」とガッカリしたことがある方も、決して少なくないハズです。何より、やり過ぎなダイエットでは美しく健康的な痩せ方は実現しません。
育乳とダイエットを両立させたいのであれば、極端な食事制限をするのではなく「必要な栄養をしっかりと摂る」という点を意識しましょう。
長時間同じ姿勢でいるまたは猫背
デスクワークで長時間同じ姿勢でいたり、猫背気味になっていたりするのも要注意。全身の血行が悪くなって、バストに必要な栄養が上手く行き届かなくなります。定期的にストレッチをしたり、背筋を伸ばすようにしたりするだけでも血行を促進できますよ。
また、肩甲骨をケアするのもおすすめ。以下で、「肩甲骨剥がし」と呼ばれるストレッチのやり方をご紹介します。
1.手を腰に当て、肩甲骨をあげるイメージで肩を上げていきます。そのまま息を3秒間吸い込みましょう。
2.肩を思い切り下げていき、息を3秒間吐きます。
1、2のストレッチを1セットとして、1日2~3セット実践してみましょう。あまり動かしていなかった肩甲骨を意識的に刺激でき、血行を促進したり巻き肩によるバストの崩れをケアしたりできますよ。
元々体脂肪が少ない
体脂肪が少ない細身の方は、どうしてもバストが小さくなりがち。元々の脂肪を増やさないとバストアップは難しいため、「自分の胸は大きくならないのでは?」と心配する方も少なくないハズです。しかし先にも紹介したとおり、バストの脂肪は乳腺を刺激することでつきやすくなりますので、乳腺への適切なアプローチを心がけましょう。
まとめ
バストアップサロンは、プロによるバストアップ施術やアドバイスを受けられるのが大きな魅力。背中やデコルテ、肩甲骨などバスト以外の部位もケアでき、バストアップと同時に凝りの解消も狙えます。「セルフケアをするのに不安がある」という方は、バストアップサロンを選択肢のひとつにすると良いでしょう。