「恋愛は無駄」だと感じてしまう…そんな人の心理を解剖

「いつも恋愛していたい!」という人もいれば、「そもそも恋愛なんて無駄では…?」と常々考えてしまう人もいるもの。前者からすれば、後者の人は到底理解できない存在なのではないでしょうか?しかし、「恋愛が無駄」と感じてしまう人には、その人なりの価値観や経験があるもの。そんな「恋愛が無駄」だと感じている人の本音やトリセツをまとめました。

一体どうして!?恋愛を無駄と思ってしまう人の本音

「恋愛なんて無駄」と恋や愛に対してドライに捉えている人は、男女問わずいるもの。彼ら・彼女らはどんな本音を持っているのでしょうか。以下で、考えられる本音をまとめてみました。

過去の失恋でこりた

大好きな人と破局したり喧嘩別れしたりして、過去の失恋がトラウマになっているケースです。このタイプの人はトラウマの影響が大きすぎて、新しい恋を探す気力が奪われています。「トラウマ>恋愛したい気持ち」という状況なのです。恋愛自体を無駄だと思っていなくても、「あんな思いをするぐらいならもう恋愛しなくていいや」という諦めを抱いてしまう気持ちはわかるのではないでしょうか?

異性が苦手

「学生時代は女子高や男子校で楽しくやってた」「マナーだかモテテクだかで、異性の前で猫をかぶらなきゃいけない空気がイヤ」という人は、異性に対して苦手意識を抱きがちです。そんな人は恋愛をする楽しさをイマイチ想像できなかったり、いざ異性とお付き合いしてもピンとこないまま自然消滅したりというパターンを経験しがちなのが特徴です。

そもそも本当に恋愛に興味がない

恋愛を必要としないセクシャリティであったり、恋愛以外のこと(仕事や趣味、勉強など)に夢中だったりして、恋愛に興味を抱かないタイプです。今は趣味や娯楽も多様化していますし、「恋愛だけが唯一の娯楽」なんて時代ではないのも事実。

彼ら・彼女らは、何も小難しい理由をつけて恋愛をしないわけではりません。「したくないものをどうしてしなきゃいけないの?」「とくに恋愛したいと思わないからしないだけ…」とごく素直に思っているだけなのです。

忙しすぎて疲弊している

仕事や勉強が忙しく、心身共に疲弊していると恋愛する余裕がなくなってしまうもの。「こんなに忙しいのに恋愛してる暇なんかない!」とついつい思ってしまい、恋愛を遠ざけてしまうパターンです。疲弊度が酷いと、「恋愛って疲れてる体を押してまでするものなの?そこまでいいものなの?」とクールになってるパターンも多くみられます。

1人の時間が好き

1人の時間が好きな「ソロ活の達人」も、恋愛を無駄だと感じていたり特に必要性を感じていなかったりするものです。大好きなパートナーがいる人でも、1人の時間がほしくなることはあるはず。「恋愛が無駄」だと考えているソロ活の達人は、「1人の時間が欲しい」という願望が他の人よりも強いだけなのです。

趣味や仕事が充実している

「仕事は忙しいけど楽しい」「趣味さえあればそれでいい!」というタイプです。仕事や趣味に極力時間を使いたいと思っているので、良くも悪くも時間が必要な恋愛を「無駄」だと捉えてしまうのでしょう。

友達といるほうが楽しい

「恋愛を無駄だと感じている人」ときくと、いかにもクールで薄情そうな人を想像しがちなのではないでしょうか。しかし、そのタイプは意外に友人に恵まれていることのほうが多いのです。このタイプはいつも友人に囲まれて楽しそうにしていたり、休日は友達皆で出かけたりと、いわゆる「リア充」っぽいのが特徴。友人関係に恵まれすぎて、「いまは恋愛はいいかな」と思ってしまうタイプなのです。

周りに素敵なカップル・夫婦がいない

憧れるような素敵なカップル・夫婦が周りにいないと、恋愛に興味は持ちにくいもの。「周りにいるカップルは喧嘩・浮気してばかり」「ドロドロの恋愛模様を繰り広げる人が身近にいてドン引き」という経験をすると、恋愛自体に夢や興味が持てなくなるのも仕方がないことです。「友人が恋愛で苦労しているところばかり見てきて、恋愛に興味が持てなくなった」というパターンもあります。どちらにせよ、たまたま恋愛に夢が持てない環境にいた人は「恋愛=無駄」と考えてしまいがちです。

「無駄」と思うのも致し方なし!?ダメな恋愛パターン

「どんな恋愛でも無駄な恋愛はない」という人もいます。確かにそうかもしれませんが、もともと恋愛に興味がない人をさらに冷めさせる恋愛模様が世に溢れているのも事実。そんな典型的なダメ恋愛のパターンをまとめてみました。

恋愛依存症

彼氏や彼女にベッタリだったり、恋愛していないと精神的に不安定になってしまったりといった「恋愛依存症」的な態度は誰から見ても良くない状態ですよね。この手のタイプは恋愛至上主義が行き過ぎて時に周囲を巻き込んだり、仕事や友人関係をおろそかにしてしまいがちです。

「都合のいい相手」になっている

都合のいい女・男に甘んじている人のする恋愛ははたから見てハラハラするもの。確かに恋愛には尽くすことや相手を気遣うことが大切ですが、行き過ぎると「それって本当に恋人なの?」「ただの都合のいい女(男)じゃん!」と歯がゆくなってしまいますよね。

本人たちが幸せならそれでもいいのかもしれませんが、恋愛を無駄だと感じている人は「なぜそこまでしてこの人と一緒にいるの…?」と強く疑問視してしまうかもしれません。

相手に対する理想が高すぎる

「彼氏ならこれぐらいしてくれて当然」「彼女なのにこれもしてくれない」と相手に対する要求が多く、異性の理想が高すぎる方は少なくありません。たまたまいい人とマッチングできても、その理想の高さが原因で何度も衝突したり破局したりするカップルの話もあちこちで聞きますよね。これも、恋愛に興味がない人をさらに冷めさせる「ダメな恋愛」の典型例です。

浮気・不倫の恋愛に走っている

人並みに恋愛に興味があるひとでも、浮気や不倫を肯定できる人はそういないはずです。恋愛に興味が薄く、無駄とすら感じている人ならなおさら。「浮気してまで一緒になりたいの?」「この人ってリスキーなことしてまで手に入れたいと思えるような人なの?」と衝撃を受けてしまいます。それどころか「恋愛と言っとけば何でも許されるわけ?」と冷ややかな気持ちに拍車がかかることも。

人並みに恋愛に興味があっても、こんな恋愛をするのはちょっと遠慮したいものですよね。「恋愛が無駄」と感じてしまう人は、そんな「ダメ恋愛」をイヤというほど見てきたのかもしれません。それが大切な友人や親しい仕事仲間であったら、なおさら視点が冷めたり、恋愛に夢が持てなくなったりするものです。

「恋愛が無駄」と思ってしまった瞬間の声

楽しいはずの恋愛を「無駄な時間だったな」と感じてしまう瞬間はあるもの。そんな声をまとめてみました。

デートにここまで時間が取られるなんて

「私は、恋愛も仕事もどちらも楽しみたいタイプ。しかし当時付き合っていた彼氏は『女は皆恋愛至上主義』だと思っていたらしく、そんな私の姿勢が理解でいなかったみたいです。『今は仕事に集中したい』と言ってもわかってもらえずデートの予定を取り付けてくるし…。正直、無理して相手に合わせてデートに行っても全然楽しくないし、その時間を仕事や趣味にあてたかったです。『無駄な恋愛をした』なんて極力思いたくはないですけど、どうしても当時を振り返ると『無駄な時間だったなぁ』と思ってしまうことがあります(苦笑)」(30代・女性)

「元カノとはルックスがタイプで付き合いだしました。しかし良かったのはルックスだけ。こっちの事情を全く考慮せず電話にLINE攻撃、休日のたびにデートに連れ出されていました。こっちだって趣味の時間や一人になりたい時間だってあるのに…。デートからクタクタになって帰ってきたとき、無理してスケジュールを立ててるときに『何のためにこんな恋愛してるんだろ…』と思わず考えこんでしまったこともあります」(30代・男性)

彼氏や彼女のデートや連絡頻度に、相当まいってしまったご様子。デートや連絡の頻度の価値観が合わないと、恋愛は悲惨なことになりがち。とくに、マイペースな人が彼氏彼女にベッタリな恋愛依存症タイプとお付き合いすると心身ともに疲弊してしまうものです。そのせいで「恋愛=無駄な時間」とマイナスな部分に着地してしまうようですね。

こっちは時間もお金もかけてるのに!

「元カレはとにかく理想が高く、私のメイクやファッションによく口出ししてきました。付き合いたての頃こそ『彼のお眼鏡にかなう女にならなきゃ!』と素直に受け取って頑張ってたんですが、彼はそこまでイケメンじゃないしセンスがいいわけでもないし、何より全然男らしくないんです。『よく考えたらそんなにお金も時間もかけるような相手じゃないな』と思って振りました。ほんと、無駄な時間だったな~」(20代・女性)

「女性なら共感してくれる人が多いと思いますが、こっちはファッションやメイクにお金も時間もかけてるんですよ!なのに彼の清潔感がなかったり適当な服ばっかり着てると、正直『無駄な時間とお金を使ってるな~』と感じておしゃれをサボるか、気持ちごと冷めるかのどちらかです」(20代・女性)

女性陣からよくあがったのが、「おしゃれに費やす時間とお金が無駄に感じる」という声。男性からすると理不尽で冷たい理由に聞こえるかもしれませんが、それぐらい女性は「彼女として」おしゃれにコストをかけています。そのコストとお付き合いしてる時の楽しさが釣り合わないと感じた時、女性はお相手に見切りをつけるのかもしれません…。

趣味の時間に使いたかったのに

「一人旅をしたりソロキャンプをしたりするのが僕の趣味。しかし彼女はその趣味を全く理解してくれず、休日はずっと一緒にいないと気が済まないようなタイプでした。何とか別れたけど、彼女の押しの強さに負けてなければもっと思いっきり趣味を楽しめたのにな…と振り返ることもあります(苦笑)」(30代・男性)

「仕事と趣味のバンドが楽しかったので、恋愛はしなくてもいいかなと思ってました。元カノとは友達の紹介がきっかけで付き合ったんですが、とにかくLINEや電話をしたりデートしたりするのがめんどくさい!かといって紹介してくれた友達のメンツもありますし、なかなか別れられなかったのがつらかったです」(20代・男性)

「興味がない恋愛に時間を割くぐらいなら趣味にその時間をあてたい!」と思ってしまったようです。何より趣味に生きる男性にとって、趣味や好きなことの理解が得られない恋愛は苦痛以外の何ものでもないはず。それこそ「恋愛は時間の無駄」という苦い体験談になってしまうことでしょう…。

思考を恋愛モードへ持っていくためには?

恋愛に心底興味が持てない人は、それはそれで無理に変える必要はありません。そんな人は、仕事や趣味など自分を満たしてくれるものと素直に向き合えばいいのです。では、「恋愛にまだ憧れはあるけど、いい思い出がない…」なんて人が少しずつ恋愛モードへ移行するのはどうすればいいのでしょうか。

失恋のトラウマがあれば、まずはそれを癒す

失恋や別れのトラウマが癒えないまま、新しい恋愛を始めるのはおすすめできません。まずはトラウマをゆっくりと癒して、次の恋のチャンスを気長に待ちましょう。失恋から完全に立ち直ることで、減退していた恋愛への興味が息を吹き返すかもしれませんよ。

自分を急かさない

「早く好きな人を見つけないと」「恋愛を始めないと」と自分を急かすのは禁物。恋愛や片思いは、無理にするものではありません。「恋愛をしていない」「好きな人がいない」ということは、けしてダメなことではないのです。「いつか好きな人ができるでしょ」と気楽に構えて、その間は自分磨きを目いっぱい楽しみましょう。

「逃げ場」を作っておく

趣味や勉強、仲のいい友人グループとの付き合いなど、いざという時の「逃げ場」となるものをできるだけたくさん作っておきましょう。辛い恋愛をしたときやモヤモヤしたとき、これらの場があれば気分転換やクールダウンのきっかけになります。何より逃げ場をたくさん作っておくことで、危険な恋愛依存症になることもなくなりますよ。

とりあえず異性との出会いの場を増やす

合コンや街コンなど、とりあえず異性との出会いがありそうな場に出かけてみましょう。職場と家の往復に終始してしまっている人、同性の友達とばかり会っているという人はなおさらです。最初から彼氏・彼女候補を探そうとするのではなく、まずは「異性の友達を増やす」というライトなノリでOK。異性とのコネクションを増やしておけば間接的に出会いの場も広がっていきますし、恋愛対象者の母数も増えていくはずです。

フィクションのラブストーリーに触れてみる

ドラマや映画、漫画や小説などフィクションのラブストーリーに触れてみるのも良いでしょう。登場人物の感情に寄り添ったり一緒にハラハラしたりするうちに、「恋愛ってやっぱりいいな」と思うきっかけができるかもしれませんよ。

友達の恋バナを聞く

女子会で友達の恋バナを聞くのもおすすめです。身近な人の恋バナを聞くうちに「こんな恋愛してみたい」という憧れやときめきが生まれるかも。また、友達の恋バナにはリアルな恋愛ノウハウや円滑なお付き合いのためのコツがちりばめられているもの。それらを吸収しながら、自分の次の恋愛を楽しめるといいですね。

まとめ

価値観が多様化している昨今、恋愛を無駄だと考えたり恋愛そのものに興味が持てなかったりする人は少なくないハズ。恋愛は、本人がしたいと思った時にするのが一番です。心の底で「いつかは恋愛したい」という気持ちがあるのであれば、自分なりのペースでゆっくり恋のチャンスを探してみてくださいね。

いざ恋愛がしたい!と思ったときに「恋愛ってどうやってはじめればいいんだっけ?」「人を好きになったのが10年ぶりでどうしたらいいのかわからない…」と迷子になってしまう人もいます。負担にならない程度に、異性とは恋愛未満の付き合いを切らさないことをオススメしますよ!

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