父親の浮気のトラウマから脱却して恋愛を成功させる方法

「恋愛や結婚に興味がない」「結婚しても幸せになれない気がする」「男性に対して不信感・恐怖感がある」。近年、このような感情や心理を持つ若い男女が目立つようになっていますが、その原因の1つに両親の浮気、なかでも父親の浮気がトラウマという人がいるようです。父親とは一番身近な男性ということも多くあり、女性にとっては恋愛や結婚としての基準に、男性にとっては目標や理想としての存在になります。

その「男性」が浮気をしていることに気づいたときに、持っていた恋愛感を傷つけたり歪められたりしてしまうことで、悲しいことですが恋愛へのトラウマが植え付けられてしまうのです。

トラウマの根底にある自分の感情を知る

トラウマを克服するには、浮気をしていた父親に対して自分がどんな感情を抱いているのかを知る必要があります。どの感情を抱いているのかによって取るべき対応が変わってくるので、あてはまるものがないかチェックしてみてください。

1.怒り(絶対に許せない、ひどい等)

浮気をしていた父親に対して怒りの感情を強く持っている方は、「裏切られた」という気持ちがトラウマの根底にあります。良い男性が表れたとき、「とてもすてきな人だけど、実は父親のように平気な顔をして裏では浮気をしているんじゃないか」という考えがよぎり、けんかをしてしまったり、彼を信じられない自分が嫌になったりしていませんか?
トラウマに疑心暗鬼はつきないもの。無理に彼を信じようとしても、「裏切られたらどうしよう」という不安がよぎって、信じられない自分に落ち込むループにハマってしまいます。

対策:紙に書き出して「事実」と「感情」を整理する

父親と言えば、子どもを守り、愛を与えてくれる尊い存在です。そんな父親が自分の欲のために家族を裏切ったなら、トラウマになってしまうのも当然でしょう。感情を内にためこむと、精神的にツラい状態が続いてしまうため、今抱えていることを一度紙に書き出して、「事実」と「感情」を明確に区別してみてください。
事実と感情が心の内で混ざった状態だと、すべてが悪いことのように思えてしまい、次に進みづらくなってしまいます。事実は事実、感情は感情として処理することで、トラウマの脱却につながるのです。

2.嫌悪感(気持ち悪い、ありえない等)

浮気していた父親に対して嫌悪感を抱いている女性は、親子水入らずの尊い思い出すら汚されたような感覚に陥っているのではないでしょうか。あなたを愛おしそうになでていたその手で、知らない浮気相手の女性を抱いていた。小さな頃にキスした唇で、知らない浮気相手の女性とキスしていた。そう考えると嫌悪感を抱くのは当然でしょう。一度このようなトラウマをもつと、大人になった後も性的行為全般に嫌悪感を抱く傾向があります。幸せで尊い時間よりも、肉欲が優先されるのではという不信感が根付いているためです。

対策:浮気と家族の思い出を混同しない

嫌悪感を抱いている場合、事実をごちゃまぜにせず、紙に書き出して整理することが大切です。浮気が事実だったからと言って、あなたと父親が過ごした時間がうそだったわけではありません。父親があなたのことを大切に思っていたことも、あなたと過ごした笑顔の時間も、すべて事実なのです。
また、現在パートナーがいる方は、浮気に対するトラウマを相手に話すことも大切です。心にフタをして押し殺すと、自分の感情がわからなくなってしまうでしょう。まずは何がつらかったのか言葉にして、感情を表に出してみてください。その苦しみに相手が寄り添ってくれるのなら、良い関係性を築けることでしょう。

3.悲しみ(私なんてどうでもよかったんだ、捨てられたんだ等)

浮気をした父親に対して悲しみの感情を抱いている女性は、心の奥底で「自分は父親に捨てられた」という劣等感があるのではないでしょうか?好きになった彼を信用できないのではなく、それ以前に自分の価値を信用できない。いわゆる自己肯定感が低いため、どんなに優しく接してもらっても、周りから評価されても、「愛されている自信」は持てない。そんなトラウマを抱えているのでしょう。

対策:自分の意志や考えを否定しない

トラウマのせいで「愛されている自信」をもてない女性は、まず自分に優しい言葉をかけるところからはじめてください。何よりもまず自分の意志や考えを大切にし、尊重するクセづけが必要です。相手に嫌われないように行動するのではなく、普段から自分はどんなことに対して楽しい、嬉しいと感じるのか、どんなことが嫌、ツラいと感じるのか考えてみましょう。そこでもし嫌な感情や言葉が浮かんでも、反省し過ぎたり否定し過ぎたりするのではなく、それも自分だと認めて受け入れることが大切です。そうすると優しさや思いやりに包まれて、「大切な人に捨てられたらどうしよう」という防衛本能は落ち着き、彼を信頼し、深く愛せるようになります。

「浮気」にどうしても不安が残るなら

あなたがトラウマと向き合って、結婚や恋愛をできるようになっても「浮気」をする男性は存在します。

そして、浮気をする男性は、あなたに魅力がないから浮気をするわけではありません。浮気をするチャンスがあるから、浮気をしているだけです。こういう男性にとっては浮気をしないようにお願いをしても無駄だと心得ましょう。

もし付き合うのであれば、浮気ができないようにコントロールしてあげてください。恋愛当初から「浮気をする男性には不信感しかない。浮気をしたら必ず別れる」と明言しておきましょう。「浮気は謝れば許してもらえる」という緩い考えを持たせなければ、善意のある男性であれば、愛する人の悲しませてまで自分の欲望を優先しないでしょう。

子は親を超えるもの。不貞の父親の記憶やトラウマに振り回されず、真実の愛にあなたが巡り合うことを祈っております。

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