カバラ数秘術での恋愛占い

恋占いに使われることも多いカバラ。「数秘術」と呼ばれる、数字を利用した占いが有名です。ここではカバラと恋愛についてまとめています。

そもそもカバラとは?

カバラはユダヤ教の神秘主義を表す言葉。占いに限らず、ユダヤ教神秘主義やその教義などを総称しています。本来は「カバラ=数秘術」ではありません。が、日本ではユダヤ教があまり知られていないこともあり、「カバラといえば占い」の印象が根付いています。
ちなみに、「タロットカードもカバラに由来する」という説がありますが、これは間違いです。タロットカードは16世紀ごろにイタリアで成立したもの。タロットカードと数秘術を組み合わせた占いも存在していますが、後世になってから考え出されたもので、カバラ(ユダヤ教神秘主義)と直接的なつながりはありません。

カバラの数秘術

ユダヤ教神秘主義としてのカバラでは、実際に数秘術に近いものが存在します。これは、ユダヤ教の聖典である旧約聖書が古いヘブライ語で書かれているためです。
古代ヘブライ語は単語ごとに数字を割り当てることが可能な言語。カバラでは旧約聖書の語句を一つずつ数字に変換し、その数字と語句の意味をリンクさせます。結果的に「神の意志を表す数字」が発生し、信仰の対象となりました。
こうやってカバラの数秘術が発達したのです。

カバラ数秘術による恋愛占い

古代ヘブライ語から生まれたカバラの数秘術ですが、現代の日本では生年月日を使ったカジュアルな形式で占うのが一般的。数秘術の考え方では「運命数」がその人の性格や恋愛傾向を決定づけます。運命数の算出方法を見ていきましょう。

まずは自分の生年月日を西暦で書き出します。そしてすべての数字を足し算。もし2ケタになったら、その2つの数字を足し合わせ、1ケタにします。こうして算出された1~9までのうちいずれかの数が、あなたの運命数です。
例として、生年月日が1999年12月31日の人の場合を考えてみます。

1999年12月31日

1+9+9+9+1+2+3+1=35

3+5=8

8(運命数)

運命数は名前の通りその人の運命を表す数字です。人生に起こるあらゆる物事が運命数から占えますが、ここでは「恋愛」に絞って1~9のそれぞれの運命数の意味を見ていきます。

運命数1の人の恋愛

運命数1の人はカリスマ性やリーダーシップに恵まれているのが特徴。その性質から、恋愛でもグイグイ相手を引っ張っていく傾向があります。「相手が振り向いてくれるのをじっと待つ」といったけなげな姿勢ではなく、「何がなんでも振り向かせてみせる!」と意欲を燃やすタイプです。
恋が実ってからの運命数1の方の恋愛傾向は、やはり「攻め」の一手。相手にストレートに愛情を伝え、一途に愛し続けます。「重た過ぎる」と思われないようにさえ注意すれば、関係性は長くなるでしょう。

運命数2の人の恋愛

癒し系の落ち着いた雰囲気が魅力の運命数2。恋愛では相手の意見を尊重できる、大人びた面があります。刺激的な恋よりも家庭的な関係性が向いているタイプです。
一方で、相手をよろこばせるためなら自分を押し殺してしまう点には要注意。自分の後まわしにし過ぎるとストレスが溜まり、結果的に関係性を悪くしてしまうかもしれません。
運命数2の人は、恋愛対象に対してしっかり自己主張していくのがポイントです。また、自分の意見を伝えやすい人の方が、運命数2にとっては相性が良いと言えます。

運命数3の人の恋愛

自由奔放なスタンスが特徴なのが、運命数3の人。恋愛においても自由なところは変わらず、ルールや世間体をほとんど気にかけません。浮気心がわきやすく、恋多きタイプです。ただ、相手からすると「欲望に正直過ぎる…」「行動が読めなくてついていけない…」と思ってしまうことも。
運命数3の人が恋愛関係を長続きさせたい場合は、「行動や言動に一貫性を持たせる」「しんぼう強く相手に配慮する」といった点が大切です。

運命数4の人の恋愛

真面目で誠実な運命数4の人は、家庭を持つには最適なタイプです。一度好きになったら一途に愛情を持ち続けられます。
その生真面目さから、恋愛はやや奥手。自分からはなかなかアプローチをかけられず、まごまごしている間に愛想をつかされてしまうときもあります。
恋愛は理性や論理では割り切れないもの。運命数4の人は、時には思い切って相手にストレートに気持ちを伝えるようにしてみてはいかがでしょう。

運命数5の人の恋愛

オールマイティになんでもこなすのが運命数5。話題が豊富で、ひらたく言えば「モテる」タイプです。コミュニケーション力に恵まれている分、運命数5の人間関係は浅く広くなりがち。すぐに誰とでも仲良くなれますが、ちょっとしたことで関係を切ってしまうところがあります。まわりから「冷たい」「軽薄」と見なされる場合もあるでしょう。
運命数5の人は相手の気持ちを今よりほんの少しだけでも深く考えるようにすると、恋愛が継続しやすくなります。八方美人にならないよう、気を付けてくださいね。

運命数6の人の恋愛

運命数6は一言で表すと「アーティスト気質」。繊細な感性が特徴です。恋愛ではその感性を活かして、相手の気持ちを読み取り、尽くすことが多くなります。尽くすタイプで、しかも繊細なので傷ついてしまうケースもあるでしょう。また、相手への配慮が行き過ぎて「おせっかい」と思われる可能性も。
運命数6のセンスは周囲からすると神秘的な魅力として映ります。相手の気持ちを考えるのはほどほどにして、自分のミステリアスを確保しておくと、恋愛でうまくいきそうです。

運命数7の人の恋愛

性格の二面性が運命数7の特徴。真面目なところもありながら同時にユーモアも忘れない、愛すべきキャラクターです。そんな運命数7は「大人の恋愛」向き。恋愛感情におぼれて自分自身を見失うことはなく、常に2人にとって最善の道を探します。
運命数7の冷静さは「情熱がたりない」「カッコつけている」と見なされることもあるでしょう。が、まわりにどう思われようとも、いま取るべき行動をしっかり選択できるのが運命数7の人です。

運命数8の人の恋愛

好き嫌いがはっきりしている運命数8の人。感情表現が豊かで、ウソが上手につけないタイプです。恋愛においても感情が先行し、押しが強くなりがち。情熱的にアプローチできるのが魅力ですが、その嫉妬深さにうんざりされてしまうこともあります。ケンカで熱くなり過ぎてそのまま破局してしまう可能性には注意しましょう。
恋愛に関して運命数8の人が気を付けるべきは感情のコントロールだと言えます。

運命数9の人の恋愛

現実よりも理想を追い求めるのが運命数9の人です。ただし、恋愛では理想の相手を探すのではなく、自分を相手の理想に近づけようとする傾向があります。相手との最適な距離感を測って、「2人の理想の世界」を実現しようとするのです。
運命数9の人は理想を断念せざるを得なくなったり、誰かに理想をバカにされたりすると深く傷つきます。お互いに目指すところが一致している相手となら、運命数9の恋愛は長く続きそうです。

カバラ数秘術による相性判断

運命数が奇数同士、あるいは偶数同士だと相性がいいと言われています。運命数が奇数の人は内省的で、偶数の人は社交的。この傾向の差から、奇数同士・偶数同士の相性の良さが生まれています。
気になる異性・同性がいる方は相手と自分との運命数で相性を確かめてみてはいかがでしょう。

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