彼氏を怒れない3つの理由と気持ちの伝え方

彼に体型のことをからかわれたり、約束をかんたんに破られたり、たまに見せる少し威圧的な行動や言動が気になったりと、彼に対して何か引っかかるものがあっても、なかなか怒れない方は多いのではないでしょうか。

誰が聞いても彼に非があるとされるものであれば、怒ることに対するハードルも下がりますが、難しいのは「そんな細かいことが気になるの?」と、怒る側に非があると思われそうなことだとなかなか怒ることも難しかったりします。

「冗談で言っているのはわかるから、笑ってやり過ごそう」
「ちょっと嫌だけど、乱暴と思えるほどでもないから言わない方がいいかな」

自分の中で無理やり完結してみても、引っかかったものが完全に抜けきるものではないため、もやもやが残って苦しくなったり、意図しない形で発散してしまったり、うまくコントロールが効かなくなって、関係が上手くいかなくなる…と、思ってみない方向に向かってしまう恐れがあります。

なぜ彼に怒ることができないのか。
最悪な事態を避けるためにも、自分の考えや気持ちをひも解いてみることをおすすめします。
そうすることで、今まで見えていなかったものが見えて、新しい選択を選べるかもしれません。

ひも解くための小さなきっかけになるかもしれない、彼氏を怒れない理由として良く挙がる3つを紹介いたします。

彼氏を怒れない3つ理由

1.彼に嫌われたくない

大事な彼氏だから怒らせたくないし、嫌われたくない。
相手に好意を抱いているからこそ、失うことを恐れてしまい、自分の気持ちを奥に押し込んでしまうこともあるでしょう。

彼が求めるタイプから外れてしまい、気持ちが冷めてしまうかもしれないと不安になり、彼に嫌われないように自分を偽ってしまうと、少しずつズレが生じてくるものです。
遂には自分の気持ちまで見失ってしまい、怒り方がわからなくなってしまっているのかもしれません。

自分を見失ってしまうのは、自分に自信がない裏返しであることも考えられます。
彼に嫌われないための努力をするのではなく、その矛先を自己肯定力を高める努力に向けてみるのはどうでしょうか。

自己肯定力を高めることによって自信をつけ、彼に対して嫌だと思うことをきちんと怒れるようにしましょう。

2.彼を傷つけたくない

「怒ることで相手が傷ついてしまうかもしれない」と、自分の気持ちを優先するのではなく、相手を思いやれるのは、あなたが優しい人である証です。
相手を傷つけたくないと思える優しいあなたなら、今後尾を引くような鋭い言葉で相手を深々と傷つけることはないでしょう。

ケンカになるかもしれない。傷つけてしまうかもしれない。
色々なリスクが頭を過ってしまいますが、思いきって気持ちをぶつけてみましょう。もしかしたら意外な返しが彼からあるかもしれません。

大切にしたいと思える相手だからこそ、踏み込み過ぎることに対して臆病になってしまうものです。ですが、お互いの傷を見せ合うことで距離が縮まり、よりもっと彼との関係を深められる可能性もあります。勇気を出して、一歩踏み出してみましょう。

3.彼に何を言っても無駄だと思っている

どうせ彼に何を言っても無駄だと、諦めている節はありませんか。
怒れない理由として、過去に彼へ怒りを伝えても全く響かず、こちらの気持ちをわかってくれなかったことがあり、どうせ言っても伝わらないから無駄だと、思っている方も少なくないでしょう。

少し怒ったことに対して何倍にも彼が怒り返してきて、それから顔色を窺うようになって自分から折れる癖がついてしまった方もいるかもしれません。過去に何かしらのやり取りがあった場合、冷静に振り替えてみるのはいかがでしょうか。

仕事やプライベートで何かトラブルがあり、あなたの怒りを受け入れる状況になかったのか。
こちら側の伝え方がわかりにくいものだったのか。

色々な可能性を考えた上で彼の気持ちに再度寄り添ってみても、彼に変化がない場合は別れる選択肢を取ることも視野に入れるべきです。悲しいことですが、どんなにこちらが向き合っても、彼が応えてくれないことは現実としてあります。

どこかで区切りをつけるためにも、無駄と思ってしまっていることに対して、いま一度挑戦してみるのはいかがでしょうか。
その結果次第によっては彼との関係を改めて、次の恋に進むのも良いでしょう。

彼に自分の気持ちを伝える方法

自分の気持ちをきちんと言葉する

怒りは瞬発力とも言われています。
「今の腹立つ!」とその場で怒れるなら、どんなに楽だろうと思われたこともあるのではないでしょうか。

怒れない方は、即座に気持ちを言葉にすることを苦手とされている傾向があります。自分の気持ちを整理して言語化することに時間がかかるため、イベント発生時よりだいぶ時間が経った後に怒ることになり、相手によっては「なんで今更そんなこと…」と思われることも。

ですが、彼にそう言われたからと、今更かなと怒らずにしまい込む必要はありません。その場で怒れなかったから時間オーバーですなんて、そんな決まりはどこにもありませんし、今更と言われる筋合いもありません。

自分の中で消化できないと思ったのなら、時間をかけても良いので気持ちを言葉にしましょう。
もし話すのが苦手なら、文章にするのも一つの手です。
文章にすることで自分の気持ちを整理することができますし、相手に伝える前に冷静になって読み返すこともできます。

客観視した上で想いを伝えられるため、勢いに乗って強い言葉を使ってしまったと、落ち込むリスクを減らせる点も利点です。
あなたの想いを尊重してくれる彼ならば、届けた気持ちをきっと受け入れてくれます。もういいで終わらせることなく、まずはあなたの気持ちを形にして、彼に歩み寄ってみましょう。

伝え方を工夫する

「なんで怒っているのかわからない」と、相手が怒った理由がわからずに、本質を深く探らずにとにかく場を収めようと形だけの謝罪をする方は一定数います。

「気持ちがこもっていない!」「そんなことが言いたいんじゃない!」と、検討違いな対応に気持ちがより落ち込んでしまうケースも珍しくありません。

どうして怒っているのか。何を伝えたいのか。
相手に気持ちを届けるためには、気を付けておきたいことがいくつかあります。

  • 怒っている理由をはっきりとさせる
  • 感情のまま泣いたり叫んだりしない
  • 考え方や人格を否定しない

シチュエーションや選ぶ言葉を工夫するだけで、こちらの気持ちの伝わり方に大きく違いがでるものです。
相手に伝えたい想いがあるならば、伝え方を考えてみることをおすすめします。

まとめ:彼氏を怒れないことに対して思い悩まない

怒れない人は何を考えているのかわからないから信用できない。
自分をもっていないように感じる。
どうでも良いと思われていそう。

怒らない方に対して、時々そのような厳しい意見を浴びせられることもありますが、そのような意見に対して、必要以上に思い悩む必要はありません。怒れないことが不健全な悪であると断言するものではないからです。

ケンカするほど仲がいいとは良く言ったものですが、彼に怒れないから深い関係性になれないわけなんてありません。
ケンカすることなく、仲良くお互いを思いやって穏やかに過ごすカップルがいることも事実です。

それぞれの事情があり、それぞれに愛の形があります。
もし現状に満足されているなら、一般論と称されるよくわからない枠に収めて、今の関係性を無理に変える必要はないと言えるでしょう。

コメントを残す


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.