「付き合うのなら自分が好きになった人でないと!」
そう考える方もいる一方で、「誰でもいいから付き合いたい」と公言している方もいますね。
「誰でもいいから付き合いたい」という心理はどんなものなのでしょうか?
こちらでは、誰でもいいから付き合いたい心理に始まり、誰でもいいから付き合うメリット・デメリット、誰でもいいから付き合いたくなることへの対処法までご紹介しています。
目次
誰でもいいから付き合いたい心理は?
誰でもいいから付き合いたい…その言葉の裏にはどういった本心があるのでしょうか?
男性・女性別に代表的な心理を見ていきましょう。
誰でもいいという男性の心理
「好みなら」誰でもいい
彼女が欲しいのに全くできず焦りから「誰でもいいから付き合いたい」と口にする方もいます。
この場合は、本当に誰でもいいと思っている可能性が高いです。
しかし、それ以外の場合は本当に誰でもいいわけではありません。
「自分の好みに当てはまるなら」という前置き付きの「誰でもいい」です。
条件はあるけれど、高望みはしていないといった意味合いですね。
女性であれば、どんな人でも構わないと思っている方はごくわずかでしょう。
彼女との夜の営みを楽しみたい
傾向として男性は女性より性欲が強いもので、性欲を解消したいと感じるタイミングも多いものです。
性欲を解消するためなら恋人でなくセフレを選ぶ方もいるでしょうが、彼女という存在と性行為をしたい男性がほとんどでしょう。
彼女とのセックスを楽しみたいために、彼女が欲しいと考える男性も一定数いるのです。
いい女性を紹介してもらいたい
学生時代は何かと出会いが多く、恋愛に発展するような出会いも少なくありません。
しかし、社会人になると日々が職場と家の往復で、女性との出会いがかなり減ったという方も多いです。
そうなると出会いを求めるわけですが、「ナンパはハードルが高いし、合コンは苦手」という男性は第3の手段として友人からの紹介をのぞみます。
友達からの紹介なら安心感がありますし、比較的自分に合った人に出会いやすいですからね。
「誰でもいいから付き合いたいな~」と周りに口にすることで、あわよくば誰かに異性を紹介してもらいたいのです。
過去の恋愛からやけになっている
「誰でもいいから付き合いたい」と考える男性の中には、今までの恋愛で浮気やひどく傷つけられた経験があってやけになっている方もいます。
女性を信用していなかったり、もう素敵な恋愛なんてできないだろうと諦めがあったりして、相手を選ばなくなっているのです。
誰でもいいという女性の心理
ただただ寂しい
比較的女性は男性より感情が豊かであり、プラスの感情もマイナスの感情も大きくなりやすいです。
そのため、一度寂しさを自覚してしまうと、どんどん寂しさが増してしまう方もいます。
友人と一緒に過ごすことでもある程度は寂しさを紛らわせることはできますが、友人と彼氏とはやっぱり別物。
彼氏でしか埋められない寂しさが大きいと、「誰でもいいから付き合いたい」といった心理になるのです。
バカにされたのを見返したい
とても失礼なことに、人に彼氏がいないのをバカにしたり見下してきたりする方もいるのが現実です。
「仕事もこなして自立しているのに彼氏がいないとバカにされてムカつく一方だから、誰でもいいから付き合いたいと思った」
「交流のあった趣味仲間が彼氏ができたら見下してきて、私も誰かと付き合いたくなった」
そんな辛いエピソードも巷にはあふれています。
こんな嫌な気持ちにされたら、見返すために人を選ばず彼氏と付き合いたくなってしまうのもおかしい話ではありませんね。
周りにうるさく言われて面倒になった
ある程度の年齢になると、親から「彼氏はいないの?」「まだ結婚はしていないの?」などといちいち聞かれるようになります。
娘の将来が不安、孫の顔が見たい…などの理由で声をかけてきているのでしょうが、言われる本人からすれば大なり小なりプレッシャーを感じるものです。
そんな詮索を面倒に感じて、焦りややけで「誰でもいいから付き合いたい」思考になる方が珍しくありません。
それに加えて結婚ラッシュも重なれば、なおのことそうなってしまうでしょう。
単に口癖になっている
彼氏がいない歴が長い、男っ気のない環境にいるなどから、深い意味もなく「誰でもいいから付き合いたい」とたびたび口にしている方もいるようです。
言っている言葉に反して本人はさほど思っていないことがほとんどなのですが、周りが気にしていたり噂をしていたりなんてケースも。
繰り返し口にしていると周りは「そんなに彼氏がほしいんだな」と思い、あまり吟味せずに男性を紹介する可能性もゼロではありません。
もし「誰でもいいから付き合いたい」が口癖になってしまった方は、今後はなるべく言わないように気をつけましょう。
誰でもいいから付き合いたいと考える方の3つの特徴
もちろん個人差はありますが、「誰でもいいから付き合いたい」と口にする方にはいくつかの特徴があります。
以下を見ていきましょう。
プライドが高め
誰でもいいから付き合いたいという方の特徴の1つがプライドの高さ。
中には「恋人が常にいないといけない」という固定観念から、身近にいる恋人がいない方を見下しているような方もいます。
その一方で、自分は周りよりも上だという勝手な意識があるので、自分が人からバカにされるのは嫌で仕方ありません。
プライドを保つために恋人をつくろうとして「誰でもいいから付き合いたい」と考えるのです。
その高いプライドに見合うための努力をしていれば周りも不快になりにくいのですが、そうでなければ周りから嫌な人物と思われている可能性があります。
恋愛に真摯でない
誰でもいいから付き合いたいと発作的に思うような場合はともかく、日ごろからそう考えているとなると真摯な性格とは言い難いです。
真摯に恋愛をしたい方は、まず「誰でもいいから」という発想にはいたりません。
恋愛観は人それぞれであり真摯でない恋愛をしてはいけないとは言いませんが、誰でもいいからという考えでは真剣に異性から愛されるのは難しいでしょう。
自分のことが中心
自己中心的な性格も、誰でもいいから付き合いたいという方の特徴です。
誰でもいいからという言葉には、相手は選ばないからとにかく恋人という存在が欲しいという気持ちがよく表れています。
自分が良かったらいいという考えの方が多く、仮に恋人ができても誰でもいいという前提で出会った相手ですから、相手を率先して幸せにしようとは考えにくいのです。
中には自分が周りから良く思われたいがために、恋人のことを大事にしているような素ぶりをする方もいます。
誰でもいいから付き合うことのメリット・デメリット
誰でもいいから付き合うことにはメリットもデメリットもあります。
下記で詳しくご紹介します。
メリット
見栄を張れる
相手は誰であっても付き合えれば、「恋人がいる」と見栄を張れるのがメリットの1つ。
バレンタインやクリスマスなど街が恋人でにぎわうイベント時に、恋人がいないことに悔しさやいたたまれなさを感じることもなく、
「恋人はいるの?」という質問にも堂々と回答できます。
とりあえず付き合っている人がいる事実によって、地味に辛い精神的ダメージを受けずにすむのです。
寂しさを紛らわせられる
友達に恋人ができて一緒に過ごせる人がいない、恋人と別れてしまった…など寂しさを感じるシチュエーションでも、恋人がいてくれれば寂しさを感じずにすみます。
寂しい時に恋人なら友人よりは気軽に誘えますし、大なり小なりワガママも受け入れてもらいやすいでしょう。
例え好きな人でなくてもそばにいてくれる存在というのは、寂しさを紛らわせるだけなら十分事足りるのです。
デメリット
本気で好きな人ができるとやっかいに
「誰でもいい」の前提で選んだ恋人ですから、心から好きな相手ではないでしょう。
付き合ってから好きになるケースがなきにしもあらずですが、それでも、付き合っている恋人と別で本当に好きな人ができてしまう可能性が高め。
付き合っている恋人と別れる、恋人との関係はそのままに好きな人のことを想うといった状態になるでしょう。
もし、付き合っている恋人と別れないうちに好きな人から告白でもされたら、余計ややこしい事態になります。
場合によっては、そこから浮気の道に進んでしまう方も。
複雑な恋愛事情になり、恋人がいない時よりよほど辛いことになるかもしれません。
恋人に知られると良くない事態に
「誰でもいいから付き合いたい」という前提を恋人も知っていたうえで付き合い始めれば、特に問題はありません。
しかし、それを恋人が知らない状態で付き合い始め、後から知られた場合には色々と問題が起きやすいでしょう。
恋人が「相手は自分じゃなくても良かったのか」と一気に冷めてしまったり、別れを告げてきたりすることは十分にあり得ます。
それでも、付き合ってもなお恋人へそれほど想いがなければ、極端な話また新しく恋人になってくれる方を探すだけでいいでしょう。
しかし、付き合い始めてから恋人のことを真剣に好きになっていた、好きになれそうだったという場合は痛手です。
恋人とそのまま交際を続けたくても好きな想いを疑われたり、信用を損ねてしまったりする可能性があります。
身から出た錆とは言え、きついものです。
「誰でもいいから付き合いたい」アピールは損?
「誰でもいいから付き合いたい」と公言していて、それで近寄ってくる方は世間一般的には「よろしくない人」の傾向が強いです。
そういう方は、気兼ねなく誘える遊び相手や性欲を解消する相手が欲しいだけで、真剣な恋愛をする気はさらさらないと世間はそう印象を抱いています。
あなたもそういうつもりでお付き合いするなら大丈夫でしょうが、真剣な恋愛を視野に入れているのなら「誰でもいいから付き合いたい」アピールは損です。
また、「誰でもいい」という前置きは、「自分は異性から相手にされていない」「自分は軽い人間」といったマイナスなアピールになりかねません。
自分で自分の価値を下げてしまっているかもしれないのです。
「誰でもいいから付き合いたい」をやめるには?
「誰もいいから付き合いたい」のデメリットを知っていても、相手を選ばなくてもいいほど寂しかったり、彼氏がほしいと強く思ったりする方もいらっしゃると思います。
誰でもいいから付き合いたい状態を脱するには、どうすればいいのでしょうか?
異性と出会える場所に足を運ぶ
寂しさが原因で、誰でもいいから付き合いたいという気持ちになっているのなら、異性と出会える場所に行くのが1つの手です。
異性と出会える場所に行き異性とコミュニケーションを取るだけでも、いくらかは寂しさを紛らわせられます。
また、そのような場所で異性と会話をすることで自信がついたり恋人をつくれそうな気になれたりして、恋人がいないことへの焦りも少なくなりますよ。
ただ、体目的に近づいてくるような方もいるので、人目の少ないところは避けたり、会ってすぐに二人きりになるようなことは避けたほうが安全です。
仕事や趣味に打ち込む
暇が悪いわけではありませんが、暇な時間が多ければ多いほど寂しさを感じやすいです。
毎日何かしらやることがあって忙しければ、恋人がほしいとは言ってられないもの。
仕事や趣味などに打ち込んであえて暇をつくらないようにすることをおすすめします。
仕事に真剣に取り組んでれば、その姿を見た異性に好意を持ってもらえるなんてこともあるかも。
また、趣味を通じて本当に好きになれる人と出会える可能性もあります。
信頼できる人に話を聞いてもらう
誰でもいいから付き合いたいという方の中には、ただ寂しくて誰かと一緒にいたいだけだったり、今の自分の心情や環境などを聞いてもらいたいだけだったりする方が少なくありません。
そのため、友達や先輩など信頼できる人と一緒に過ごす、自分の話を聞いてもらうだけでも、「誰でもいいから付き合いたい」欲求を抑えるのに有効です。
相手と直接対面で会うのが難しくても、ビデオチャットサービスを利用してやり取りをしてみましょう。
「誰でもいい」から脱して後悔しない恋愛を
誰でもいいから付き合いたいというスタンスには、良い部分もあれば悪い部分もあります。
もし「幸福感や充実感のある恋愛をしたい」「本当は真剣に好きな人と付き合いたい」と考えている方は、悪いことは言いませんのでそのスタンスを変えたほうがいいでしょう。
「誰でもいいから付き合いたい」の裏に隠れているのは、決してポジティブとは言えない感情ばかり。
そんな状態から無理に恋人をつくっても、残念なことに幸せが訪れるのぞみは薄いです。
焦りや寂しさなどの一時の感情に振り回されずに、悔いのない恋愛をしましょう。