初めての彼氏の家に行くとき、とてもドキドキしますよね。ところが、玄関を開けた瞬間から「靴は並べられてない」「何日も洗われていない食器が山積み」「服は脱ぎっぱなし」とあれば、一気にテンションガタ落ち…。
そこで「無理、別れよう」となれればいいのですが、「好き」という気持ちが残っていた場合は厄介ですよね。将来を考えて恋人関係を続けるべきか迷ってしまうかもしれません。この場合、彼女である自分はどう行動した方が良いのでしょうか?ここでは、彼氏の部屋が汚い場合の彼女の行動や、彼氏を掃除上手に仕向ける方法、付き合い続けた場合に予想される将来などを紹介します。
目次
彼氏の部屋が汚いとき、彼女はどうしてる?
他の女子は彼氏の部屋が汚い場合「片付ける」選択肢をとるケースが多いようです。片づける場合には、彼女一人で片付ける場合・彼氏と一緒になって片付ける場合があります。
彼女が掃除をする
彼女としては「散らかっている部屋だと居心地が悪い」「不衛生なのは嫌だ」など、汚い部屋にどんどん文句も湧いてくるでしょう。しかし、彼氏の部屋に上がってすぐに「汚いから掃除して!」とは言いだしづらいもの。また、やる気がない彼氏を無理やり動かす労力と、自分一人で片付ける労力では、後者の方が圧倒的に楽。「ちょっとココが気になるから掃除していい?」と彼氏の目の前で片付けたり、彼氏が寝ている間に片付けたりして気を落ち着かせているようです。ただ、彼氏の見てないところで掃除する場合、プライバシー関係でトラブルになる可能性もあるのは注意したいところですね。
彼氏と一緒に掃除をする
将来、結婚や子育てを視野に入れる場合「片付けられない」は非常にネックな問題です。しかし、今まで片付けない状態でも平気だった人が急にキレイ好きになるのは難しいもの。「いずれは彼氏自ら掃除してほしい」「まずは自分がお手本を見せよう」そんな思いから「彼氏と一緒に掃除する」選択をとる方もいるようです。一緒に掃除をする際は、担当を決めれば掃除時間が短縮できます。ただの掃除にするのではなく「どっちが早く片付けられるか競争ね!」といった楽しみをつくると、2人の仲も深まりそうですね。
彼氏に掃除をさせる
あえて、我慢せずに「汚いから掃除して!!」と告げるパターン。不衛生な部屋に居続けるのは彼氏の健康にもよくありませんし、彼女の精神衛生上にもよくありません。また、他人に指摘されて初めて部屋の汚さを自覚する彼氏もいるので、勇気を出して告げるのもアリです。彼氏だって彼女とイチャイチャしたくて部屋に呼んだのですから、掃除でイチャイチャを邪魔される悲しさを知れば、自発的に行動できるようになるでしょう。
掃除上手な彼氏に仕向けるコツ
部屋が汚いところを含めて彼氏のことが好きでも、不潔な空間に居続けるのはキツいですよね。理想は、自主的に掃除ができる彼氏!そんな彼氏に育てるコツを紹介します。
コツ1:褒めて伸ばす作戦
まずは、「一緒に片付ける」「一部だけの掃除を彼氏にお願いする」を実践します。できた部分はとことん褒めちぎりましょう!「私がやるより早くできるね!」や「一緒に片付けするの楽しかったよー」など褒めることにより、片付けへのモチベーションアップを期待できます。男性は、目に見えて成果がでるものを楽しむ・こだわる傾向にあります。「片付けをする」⇒「部屋がキレイになる」という過程を何度も経て、掃除の意欲向上につながるでしょう。
コツ2:正直に伝える
「部屋が汚いから片付けて!」という指摘を彼氏に言いづらいのは、「ケンカになったらどうしよう」という不安があるから。だからといって、遠回しに伝えたり、察してもらおうではほぼ気づいてもらえません。勇気は必要かもしれませんが、思い切って正直に伝えるのも一つの手です。面と向かって指摘されることにより、掃除の習慣をつけてくれるパターンもあります。
コツ3:やってくれたことに文句を言わない
まずは「片付けたこと」に注目しましょう。片付け慣れしていない場合、粗がある場合がほとんど。「自分がやったらもっとキレイにできたのに…!」や「もっと良い収納の仕方あるでしょ!」など、モヤモヤするかもしれませんが、不満はいったんこらえましょう。ここで「なんでこのくらいもできないの?」とダメ出しすると、せっかく芽生えたモチベーションが下がってしまいます。意欲の有無に関わらず「そもそも自発的にキレイに保つのが当たり前」という思うかもしれませんが、掃除上手な彼氏に育てるためにはここは我慢のタイミングです。
コツ4:片付けや断捨離の基準を一緒に考える
汚い部屋に居続けて「汚い」感覚がマヒしている可能性があります。彼女やほかの人から見たらアウトでも、彼氏からすればセーフと思っているかもしれません。片付けや断捨離する基準を一緒に決めましょう。例えば、「一年使ってない物や服は捨てる」「床下にあるものを跨いで歩く状態になったら片付ける」「本当に使う物しか買わない」など片付けの境界線をつけると、汚部屋のラインを自覚しやくなるでしょう。
どうして部屋が汚いままでいられるの?彼氏の気持ちとは?
普段からこまめに片付ける人にとって、片付けない人の心理を理解しにくいでしょう。次は部屋が汚いことに抵抗のない彼氏の気持ちを紹介します。
後回しグセがある
掃除が苦手な人の大半は機敏に動くのが苦手。今の部屋の状態はよくないと頭で理解していてもすぐに行動に移せません。「今週は忙しいから次の連休に掃除しよう」「掃除道具買い忘れたから、次の機会にしよう」と何かしら理由をつけて、片付けを後ろ倒しにしてしまいます。その場合は、彼女から鼓舞してあげましょう。彼氏も後回しグセを自覚されたり、図星を指されたりすることで「直した方がいいかも」と気持ちが動くかもしれません。
まずは1日最低10分でいいから部屋を片付けるといった決まりごとをつくることで、後回し癖を減らせるかも。
掃除が面倒だと思っている
部屋が汚いままでいられるのは、片付けに労力を使うよりも汚部屋を放置することの方が楽だから。本当に面倒くさがりな人は、脱いだ服をカゴに入れたり、使った食器を洗ったりといった行動をしたがりません。掃除を面倒だと思う人を、自発的に掃除させるにはかなりの手間と時間を要するうえ、変わらない可能性があります。
それでも、そんな彼氏を変えたいなら、「このまま汚部屋を放置し続けたときの面倒さやデメリット」を伝えてみましょう。例えば、「カビを生えさせたときの対処の面倒さ」「一気に片付けるときにかかる労力」「部屋が傷んだり、汚れたものを買い直したりするので無駄にお金がかかる」など具体的に説明すると分かりやすいです。
一気に片付ける気でいる
部屋が汚い人は、こまめに掃除するのが苦手。ちまちま片付けるよりも、一気に掃除した方が早いと思っているのです。そういう人に限って、いつ一気に掃除するか目処が立っていません。まとめて掃除をすると、ゴミ出しの労力が増えて倍の時間も必要なことや、本当に効率化するなら、まず部屋をキレイにして2日・3日置きに15~20分程度掃除する方が断然楽だと説明しましょう。
物が捨てられない
大体の人は、「物は大切に使いましょう」と教わってきたでしょう。いきすぎたもったない精神が災いして物を溜め込んだ結果、部屋が散らかった状態になっている場合があります。
物を大切にする精神は素敵ですが、不衛生な状態を招いているなら意味がありません。「捨てる」という行為に踏ん切りがつかない人は、日頃から「買わない」選択肢をもつのが大切です。彼氏が目の前で何でも買おうとしたら、「本当にそれ使う?」や「レンタルできない?」など声をかける手段もあります。
他にも「部屋のアイテムを1つ捨てたら1つ買っていい」というルールを作ることも良い方法ですよ。
片付けられない人の可能性も
彼氏さんは「片付けないといけないのは解っているけれど片付けられない人」である可能性はないでしょうか?ADHD(注意欠陥多動性障害)が原因で片付けられない人もいます、遅刻をしやすい、忘れ物が多い、好きなこと得意なことはものすごく集中するけれど、苦手なことはすぐ諦めたり逃げ出したりする、気になったことを先にやってしまう、優先順位がつけられないなどといった特徴があると、ADHD/ADDの可能性もあるかも知れません。
ADHD/ADDは病気ではないので、だらしない性格だったりするわけではありません。本人も「なんで自分は部屋を片付けられないんだろう…」と悩んでいることも多いのです。それなのに「掃除くらいしなよ!」とキツく言われると自信を無くしたり酷く落ち込んだりと、想像以上に彼を苦しめることになるでしょう。
「掃除がうまくできない」そういう「特性」をもっている人であることを踏まえて、習慣付けや意識付けをすることで改善される場合があります。ADHD/ADDの人は、性格は誠実でルールを守ることが得意だったりします。カップル間のルールとして、お片付けのルールを決めるとうまくいくケースもあるようですよ。
部屋が汚い彼氏、そのまま付き合い続けるとどうなる?
「部屋が汚い」という事実は目をつぶってスルーもできます。しかし、マイナスといえる要素を見ないフリをし続けると、自分にも悪影響を及ぼします。どんな影響を受けてしまうのかまとめてみました。
片付け役はずっとあなたになってしまうかも
部屋が汚いことへの意識を変えないまま、結婚して一緒に暮らせば「片付け役」はずっとあなたになるでしょう。なにせ相手は汚い部屋でもくつろげるタイプです。飲んだあとのコップはそのまま・脱いだ靴下はそのまま、なんてことは当たり前。結婚や同棲をしたからといって、すぐに意識は変わりません。もし、将来一緒になるなら、付き合い始めの段階でアクションをとるべきなのです。
あなたが汚い生活に慣れてしまう
自分が掃除する方向で妥協したとしても、常に掃除できる状態とは限りません。お仕事が忙しいときや、体調が悪くて動けないときだってあるでしょう。片付けるスピードと汚くするスピード、早いのは圧倒的に後者です。あなたが掃除しなかった期間に、彼はどんどん散らかしていくでしょう。次第に、部屋が汚い状況にも慣れてきて「これぐらいならマシな方かも」と自分の感覚が鈍くなる可能性があります。
生まれてくる子どもも「汚い環境」が平気になる
子どもは自分の育った環境が日常です。部屋が汚い状態で暮らせば、子どもにとってそれがスタンダードになります。父親が服を脱ぎっぱなしにすれば、子はその行為を真似るでしょう。注意したとしても「お父さんはやっているのに、どうして自分はダメなの?」と反論されては返す言葉もありません。何なら、子どもと父親が組んで「ママって細かいよね(笑)」と言ってくる可能性もあります。
夫婦仲の悪化
結婚後に掃除しない彼氏をしつける方法もあります。しかし、彼氏が「汚い部屋に居心地の良さ」を感じるタイプだった場合、キレイすぎる部屋は居心地悪いばかりか、ガミガミ口出しされれば愛情が冷めてしまう事態に。かといって、彼の感性に合わせれば、今度はあなたにストレスが溜まってしまいます。清潔感への価値観の相違が夫婦仲の悪化を引き起こしてしまうのです。
部屋が汚い彼氏といるメリットってあるの?
部屋がきたないというのは、本来はマイナスポイントです。しかし、視点を変えるとメリットとなる部分があります。別れるのが正解かは、下記のメリットが自分と相性が良いのか思考して判断するのもアリでしょう。
嫁姑問題が起きにくい
汚い部屋でも動じないのは、そういった環境で育ってきた可能性があります。つまり、彼氏の母親もそこまでキレイ好きでない。さらに突き詰めると、潔癖すぎないぶん人の家事も細かくチェックする可能性は低いと言えるでしょう。今の彼氏と結婚を視野に入れている場合、結婚後の嫁姑問題を回避できると考えられます。
自分が片付けを妥協しても怒られない
いくらキレイ好きでも面倒だと思うときだってあります。ですが、お互いマメな性格だった場合、「手抜きは許されない」空気があるかもしれません。しかし、すでにだらしない彼氏の姿を見ているので、「今日くらい良いか」と気持ちを軽くできます。彼氏も汚い部屋に抵抗がないので、少し散らかるだけで怒ることはないでしょう。気負いすぎなくて良いという点ではメリットです。
まとめ
部屋が汚い彼氏は、だらしない生活が当たり前になっておりそう簡単には変わりません。かなりの忍耐と期間が必要です。将来、結婚や子育てを考えるなら、彼氏と話し合って少しずつ解決していきましょう。人には必ず短所があるので「完璧に直す」のではなく、せめて「食べたら片付ける」「服は脱ぎっぱなしにしない」など、ある程度の妥協点を見つけていくのも一つの手です。今回、紹介した方法を参考にして、2人が幸せに一緒にいられる方法を探しましょう!