推し活ってどういう意味?具体的な推し活や用語まとめ

近頃、使われるようになってきた「推し活(おしかつ)」という言葉。
そもそも「推し」とはアイドルやキャラクターなど自分の好きな対象を、周りの人に薦めることを意味します。
近頃は現代用語として定着しつつあり、芥川龍之介賞をとった小説「推し、燃ゆ」やドラマ「推しの王子様」など、タイトルに「推し」の入る作品が登場するほど!
とはいえ、「推し活」が具体的にどういうものなのか知らない方は少なくないでしょう。
そこで、ここでは一般的な推し活の意味や用語、具体的な例など推し活にまつわる基礎知識をご紹介しています。

「推し活」って何?

「推し活」の言葉にはっきりとした定義はないのですが、簡潔に説明するなら「推しに関する活動・行為」といったところでしょうか。
推しを広める、推しを愛でる、推しを身近に感じる暮らしをする…など色々なことが推し活に当てはまります。
推し活をしている人の中には、「推し活で人生が楽しくなった」「推し活するために仕事も頑張る!」なんて人も。
推している人たちにとって、推し活、および推しの存在はとても大きいんですね!

推し活まとめました

推し活と一言で言っても、その幅は広いものです。
人の数だけ推し活の形がある…というのは少し過言かもしれませんが、色々なものがあるんですよ。
そんな推し活の具体例を、以下でいくつか見ていきましょう。

推しのアレコレを人に知ってもらう

そもそも「推し」の語源は「推薦する」ことですから、推しのことを他の人にも知ってもらおうとするのはとても自然な行動ですね。
TwitterやInstagram、ブログなどによる推しの魅力の発信、推しを紹介する動画の作成、推しが関わる作品の宣伝などで推しをできるだけ多くの人に広めようとします。
そんな推し活に対して、場合によっては推し本人がリアクションしてくれるなんてことも。
また、自分と同様に推し活をする人から推しについてのことをより詳しく教えてもらったり、楽しい交流につながったりすることもあります。

ただひたすらに推しを見る

ひたすらに推しを見る…それは推し活の最たるものと言ってもいいかもしれません。
二次元の推しならアニメや漫画など推しの存在する作品を、アイドルやアーティストならライブ映像を繰り返し見たり、何なら推しの言葉や表情を心に刻み込んだり。
中には推しの演説を暗唱できるぐらい、完璧に覚えたというツワモノもいます。
推しを見て感じること。それは推す人たちにとっては、原始的でありながら何ものにも代えがたい至福の行為とも言えるでしょう。

推しのグッズなどの収集・作成

推しに関するグッズやアイテムを集めるのも、推し活の一つ。
集めたグッズやアイテムは自宅に飾ったり、保管したりして大切に扱います。
また、収集と比べると難易度は上がりますが、自分でオリジナルの推しグッズを作るという人も。
推しの缶バッジ、キーホルダー、アクリルスタンド、ぬいぐるみ…痛バッグなどなどグッズの種類は様々です。
「自分の推しを何らかの形に!」「自分だけの推しグッズを持ちたい!」といった欲求の叶う推し活と言えます。
「推しのグッズを作るうちに、気づいたらハンドメイドスキルが上がっていた」ということもあるかもしれませんね。

推しと縁のある場所に行く

俗に言う「聖地巡礼」も推し活の 一つ 。聖地巡礼とは、アニメや漫画などの舞台となった場所や著名人にゆかりのある場所にファンが訪れることを意味します。
作品の舞台に訪れれば、自身も推しのいる世界の中に入り込んだ気分になれるかも。
一人で聖地に足を運ぶのも良いですが、推しが同じ仲間で聖地巡礼をするのも楽しいですよ!
聖地を前に、きっと仲間同士でさらに話が弾むはずです。

推しのイメージカラーのアイテムを持つ

推しの存在を常日頃から感じていたい…そんな人におすすめしたいのが、推しのイメージカラーを自分の持ち物に取り入れる推し活。
もちろん推しは素敵だけど、周りに推しがいることは内緒にしたいという人にもピッタリです。
手帳やペン、時計など日常使いするアイテムに推しを想像させるカラーが入っていると、テンションが上がりますよね。
職場で使うアイテムに推しのカラーを取り入れれば、上手くいけば仕事に対するモチベーションも上がるかもしれません!

推し活を始める方へ!チェックしておきたい用語

推し活に関連する用語を覚えておくと、推し活をより満喫できます。
以下で代表的な用語をいくつかピックアップしていますので、推し活を楽しむ前にぜひ覚えておきましょう。

単推し(たんおし)

アイドルなどのグループ内で、一人のメンバーのみを応援することを意味する言葉です。
「推し」の度合いが強いと、「神推し」や「激推し」といった言い方に変わります。
単推しの人はたった一人に愛情を注いでいることもあり、推しへの想いが強く、中には単推しであることに誇りを持っている人も。
関連グッズの購入費や応援のための活動を惜しまない傾向があります。

箱推し(はこおし)

単推しがグループの内の一人を応援するのに対し、グループ全体を応援するのが箱推しです。
箱推しの「箱」とは、もともとライブハウスを指す「ハコ」のこと。
「会場のメンバー全員を応援したい」=「ライブハウス(ハコ)ごと応援したい」というところから、箱推しと呼ぶようになったとされています。

推し被り(おしかぶり)

他の人と、推しが被っている状態を指す言葉。
推し被りした場合には、推しが同じ者同士で仲良くしたいタイプと、反対に、推しが同じ相手を敵視するタイプに分かれるので頭に留めておきましょう。
タイプの違いによるいざこざを防ぐ意味で、推しが同じ人と仲良くなりたい人は「同担歓迎」、推しが同じ人とは関わりたくない人は「同担拒否」などとプロフィールに記載している人もいます。
同担歓迎タイプの人達は、推しの誕生日企画で連携したり、飲み会を行ったりするなど色々と交流の機会もあるようです。

推し変(おしへん)

推し変は推しを変えることを意味します。
推し変は同じグループ内で推しを変える場合もあれば、推しと違うグループのメンバーに推しを変える場合も。
一般的にメンバー数が多いグループほど、推し変が多いとされています。

ファンミ

ファンミはファンミーティングの略。
アイドルや芸能人などが、ファンサービスのために行うイベントのことを指します。
ライブが推しの歌やダンスなどを見るのがメインなのに対し、ファンミはファンとの交流企画やトークがメインです。
小~中規模のイベント会場で開催されることが多く、推しとの距離感が近いのも魅力と言えます。

ファンサ

ファンサはファンサービスの略で、ファンに対してのサービスのこと。
アイドルや2.5次元俳優などが、ファンに手を振ったり、指さしやウインクなどをしたりするのがファンサの例。
ファンが「ピースして!」「バーンして!」などやってほしいサービスを書いたうちわを推しに向けて振って、それに対して推しがファンサをする…というのはよく見る光景です。

推し活で毎日に彩りを

こちらでは、話題の推し活についてまとめてご紹介しました。
推し活の形は人それぞれですが、共通しているのは推しの存在によって日々が豊かになっているということ。
皆さんが素敵な「推し」と出会えることを願っています!

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