オラついている男性に多い傾向の「やんちゃ自慢」
俺こう見えて喧嘩とか強いッス、というような「やんちゃ自慢」
やんちゃ自慢体質の男性がいますよね。
女性からしたら、本当に「凄い!かっこいい!」と思う人はほんの一握り。(というか、ほとんどいないと思います。笑)
やんちゃしていたのが、かっこいいと思うのはごく一部の男性だけです。普通の感性をお持ちの皆様からしたらやんちゃ自慢をしている男性なんて失笑の対象でしかありません。
しかし、なぜ男性はやんちゃ自慢をしたがるのでしょうか。
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「競争脳」だからカッコよさを勘違いしている可能性
男性は常に張り合っています。相手よりも優位に立ちたい、と思うのがまさに男性脳。獲物をどれだけ獲得したかで、序列や優劣が決まる原始時代からの心のメカニズムを引きずっているのです。女性に対しても、美人で性格がよくて気配り上手、つまり周囲に羨ましがられるような女性を従えていると自信が持て、他の男たちより優越感も抱けます。その為そういった女性を連れた男性を目にすると反射的に「負けた」という劣等感をも刺激されるのです。
魅力的な女子を目にすると原始時代の猿だった本能が呼び起こされ、ついつい「俺、昔は、相当むちゃくちゃしてて…」とオスのスイッチがONされてしまうようですね。
女性は皆、強くたくましい精悍(せいかん)な男性にあこがれていると勘違い
男性が女性の前で「昔はワルだった」「毎日喧嘩で半殺しにしていた」「学生時代は殴り合いの喧嘩ばかりしていた」「学校イチ強かった」「悪い先輩とはだいたい仲がいい」「渋谷のセンター街で俺の名前だしたら全員知っていた」など、昔を振り返って本当かどうかも解らないようなボカした内容でやんちゃ自慢をするのも「強さ」への憧憬(どうけい)がベースにあるからです。
「強さ」をはき違えた男性はまさに単純で幼稚。女性の前でも「オラオラ系」を出せば、女性の気を惹けると思ってしまう傾向にあるのです。さらに、男性は実は女性よりもメンタルが弱く、その反動で強がって見せたがる傾向もあります。度が過ぎてしまうと、それがDVへと変化していくのです。
「やんちゃ自慢」はかっこよくない
DV男にならないように、よく理解して頂きたいのは、女性は決して、やんちゃな男性が好きなわけではないという事。確かにいざとなった際に頼りになる男性は好きですが、常識範囲外のやんちゃや、昔のワル話なんて正直興味はありません。それどころか、黒歴史としてマイナスとしか見ていません。一般の女性にとっては、清楚感があり、女性を守る気概に満ちたジェントルマンが、理想の男性像なのです。
共感思考の「女性の脳」は、好戦的なタイプの単純な男性よりも知性と教養に満ちた男性を好みます。現代では、こういう男性こそが、経済的基盤の裏付けさえも感じさせられるからです。女性にモテたいと考える男性は、やんちゃ自慢を改めなくてはいけませんね。
女性の対応はどうするべき?
では女性は、そんな男性に出会ったらどうしたらいいのか。もちろんスルーして頂いても構いませんが、やはり勘違いをしている男性には気づかせてあげるべきではないでしょうか。メンタルが弱くプライドの高い男性ですから、やんちゃ自慢をはじめた際にはさらりとした褒め言葉で受け流すことが出来ます。
もちろん、ストレートに否定をしてはいけません。「だから何―?」「それは昔の話でしょ」「そんなの全然かっこよくないよ」等、男性が傷つく言葉を選んではいけません。男性の小さなプライドが切り刻まれてしまい、不機嫌になってしまうと面倒なことこのうえありません。なので「へー、昔はすごかったんだ」「力に自信があったんだね」「仲間愛がすごく強いね」などと、ほどほどに褒めてあげます。
しかし他の事で詳しかったり、知性的であったり、女性に優しかった場合はそれ以上に男性を褒めるのです。「そういう男性ってやっぱりいいよね~」「それ凄くかっこいい!」など。大袈裟に褒めたとしても、褒められて嫌な気になる人なんて、なかなかいませんよね。
理想的な方向性の部分を強烈に褒めちぎることで、相手を自分の求める方向性に誘導していく際に使う「ラべリング効果」と言う心理誘導法になります。相手は褒められた部分を無意識に浸透させていき、誘導される人物へと知らず知らずに近づき始めるのです。
なので女性のみなさん!
「オラオラ系」になりがちな男性を「ラべリング効果」を使った褒め言葉で素敵な男性へと導いてあげましょう。