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シングルファザーについて
すでに市民権を得た「シングルファザー」という存在。国民生活基礎調査によると、父子のみ世帯の数は昭和63年で10万世帯、平成24年で9.1万世帯と、数が増えているわけではありません。ちなみに母子のみ世帯は昭和63年で55.4万世帯であったのに対し、平成24年では82.1万世帯です。
シングルファザーになった理由は大きく変わっていて、昭和63年は離婚が55.4%、死別が35.9%だったのに対し、平成23年では離婚が74.3%、死別が16.8%、未婚が1.2%となっています。離婚後は母親が親権をもつことがほとんどだった時代と比べ、今は自らシングルファザーを選ぶ男性も増えてきたということでしょう。
シングルファザー達の声を拾ってみました。
・「シングルファザーなんです」と話すと、ほぼほぼ決まり切った言葉が返ってきます。「仕事との両立頑張ってるんですね」「最近シングルファザーが多くなったね」「再婚しないの?」「お母さんと会わせているの?」などなど。自分を心配してくれている声はありがたいけど、頼りなく見えるかな?
・シングルファザーになりたくてなったわけじゃないし、子どもに対して片親にしてしまった罪悪感はもちろんある。この子に「パパだけでいい!」って言ってもらいたい半面、四六時中一緒だとしんどくなる。
・SNSで発信したりオフ会をやったり、孤独感を感じないですむ環境があって良かったです。再婚はチャンスがあれば…。
皆さん、いろいろな思いを抱えて子育てをされていますね。「子どもの成長はあっという間で気がついたらもう〇〇歳だけど、その後の人生はまだイメージできない」という方もいらっしゃいます。しかし、人生の役割は「お父さん」だけではありません。時が来たらちゃんと幸せになる準備もしたいですよね。
シングルファザーが女性にモテる理由
ここでは女性目線のシングルファザーに対する印象を集めてみました。
子育て・家事全般ができる
たしかにそうですね。すでにルーティンワークとして子育て・家事にたずさわっているので、まったく出来ない心配はありません。女性だって仕事や趣味を頑張りたいと思う人が多いので、協力しながら生活していけるポテンシャルの高さはかなり魅力的です。
結婚生活に対して協調性がある
なるほど、1度(2度?)結婚に失敗しているから、結婚の理想と現実のギャップなんて知り尽くしていると言えます。仕事・子育て・家事は妻に任せきり、働いて金を稼いでいる俺が偉いといった「女性を家政婦的役割でみる男性」はほぼいないでしょう。結婚後も協力しあいながら生活していける素地があります。
シングルファザーが彼女と出会うには?
SNSで知り合う
ツイッターやインスタグラム、フェイスブック、個人ブログを通して出会う方法があります。ツイッターぐらいなら仕事や家事の片手間にさっと発信できるし、いろいろ情報収集もできるお手軽ツール。ハッシュタグで「シングルファザー」を入れると、同輩やシングルマザーともつながりやすく、続けやすいのが魅力です。
友達に紹介してもらう
友達ならこちらの事情をよく知っているし、同年代の人を紹介してもらえる可能性は大きいですね。同じシングルファザーやシングルマザーといった友達も少なくないでしょうし、有力なつながりと言えるでしょう。
合コンや街コンに行く
子どもを預かってもらえる体制があるなら、街コンに参加したり、コンパでの出会いを求めに行くのもありです。シングルファザーって意外に人気があって、子どもを養う経済力と忍耐力に魅力を感じる女性が多いそうです。
↓↓↓シングルファザーは街コンでどう思われているのか。こちらの記事でご紹介↓↓↓
バツイチは街コンで不利?
結婚式の二次会・同窓会に行く
お付き合いで行った結婚式や二次会、同窓会も出会いのチャンスが転がっています。特に同窓会ならあなたの情報はすでに伝わっていることが多く、誠実に生きているあなたに同情ではない特別な感情をもつ女性がいるかもしれません。
職場での出会い
1日の大半を過ごしている場所での出会いも大事です。同僚だけでなくお客様かもしれません。時間内に終わらせるため効率よく仕事をこなす姿に、尊敬と憧れを抱く人がいてもおかしくないです。
マッチングアプリ
「仕事と家庭の両立が大変だし、SNSなんて面倒くさい!」と思う人には、マッチングアプリは手軽でおすすめです。条件が合えば多くの出会いがありますが、連絡が遅れがちになると深く知り合う前にフェイドアウト。実際に会わないと分かり合えないことがあるのは事実です。
お見合い・結婚相談所
完全に結婚が前提なら、細かな条件を全てすり合わせて紹介してくれるお見合いや結婚相談所はおすすめ。ただ、子どもが結婚に難色を示す場合は破談になる可能性が高いです。早いうちに結婚したい人と出会うのに、子どもの承諾が出るまで待ってくれなんてとても言えません。
シングルファザーが出会う機会を失っている理由とは?
ここまで調べてみると、シングルファザーは人気があって出会うチャンスも多いと感じられます。だけどなかなか発展しないのには次の理由が考えられます。
圧倒的に時間がない
「良い人と出会いたい」と強く思っていても、仕事や家事に費やす時間を考えると難しいのが現実です。特に休日は我が子を中心に動くことが多く、他の誰かとスケジュールを合わせて動くのは正直しんどいこともあるでしょう。そんな認知を持っていると、自然と出会いを避けてしまいます。
再婚に対して慎重になりすぎる傾向がある
極端な話になりますが、再婚しなければまた離婚する可能性はありません。1度の離婚で追った傷が深すぎて「もうあんな思いはしたくない。100%安全だと思えない限り再婚は難しい」と構えてしまう人もいます。
再婚に踏み切れない理由は、次の章で紹介します。
シングルファザーはモテるけれど再婚は難しい?
子どもと新しいママとの相性
一緒に住むのですから、我が子と新しいママとの相性はとても大切です。シングルマザーとの再婚なら、我が子に血の繋がらない兄弟姉妹ができるし、自分にも子どもが増えるわけです。子どもの年齢によっては他人と暮らすことに巨大なストレスを抱えることになり、大人同士がOKでも子どもがNGを出すことだってまれではありません。
自分の再婚を機に元妻に親権を渡したり、施設に入れたりといったアドバイスをしてくる人もいます。我が子が傷つくところを見たくない親なら、自分の幸せよりも子どもを優先するでしょう。
元妻のこと
元妻との関わり方も重要です。まったく疎遠になっているのであれば新しい家庭を築くのも比較的容易かもしれません。しかし元妻は子どもの母親、子どもの両親としての付き合いは一生ものです。再婚相手がどこまで許容できるのかが大きなカギとなります。
相手の両親の説得
親なら娘に苦労は味あわせたくないだろうから、反対されるのは覚悟の上。どのくらい時間や労力をかけて説得するか考えるとしんどくなるかもしれません。また、娘がいきなり母親になれるのか心配する親も。「自分の面倒を見るのに精いっぱいな娘が、小さな子どもの面倒なんて見れるのか?」と考えてなかなかOKを出せない親もいるでしょう。
シングルファザーと付き合いたい女性も多い
シングルマザー
自分自身がひとり親で苦労しながら子育てをしているから、家庭を大事にする人との出会いを強く求めている人が多いと言えます。子どもがいる生活に慣れている人なら、我が子とも仲良くやってくれる可能性が高いと考えるのは自然なことでしょう。
妊娠・出産に自信がない女性
残念ながら女性には妊娠できるか、出産に耐えきれるかといった肉体的なリミットがあります。そのリミットが近いまたは超えたという年齢の女性が結婚して子どもも欲しいと考えたとき、シングルファザーと結婚するか養子をもらうかが選択肢になります。子どもを授かれないパターンが増えている現代では、子どもがいることはネックにならないのです。
婚活がうまくいっていない人
ターゲットを絞りすぎて婚活がうまくいかない人が多い中、シングルファザーを対象に婚活をリスタートする女性もいます。「会ってみたら先に子どもと仲良くなったから再婚した」という話もよく聞くパターンです。
まとめ
フルタイムかつ仕事メインで働くことが当たり前とされがちな男性が、ひとり親で小さな我が子を育てる。世の中の理解が深まってきたとはいえ、まだまだ大変なことは多いのが実情です。シングルファザーで頑張れるのは、家族の大切さを心底実感しているから。だからこそ「家族」で幸せをつかんでほしいと思います。失敗を恐れずに新たな出会いを探しましょう!