恋愛の延長線上に結婚がある人がいれば、恋愛は恋愛、結婚は結婚と分けて考える人もいます。
恋愛だと互いだけを見ていればいいけど、結婚だと相手の家族も含めた付き合いとなるのは紛れもない現実。恋愛と結婚を分けて考える人が出てくるのも無理はありません。
しかし、結婚に向いているから好きになる、そんなシステマティックに物事は運ぶのでしょうか?
条件ばかり追い求めすぎて、いつの間にかモテ期が過ぎてしまった。そんなことにならないために、まずはなにをすべきか?調査しました。
目次
世間でよく聞く恋愛相手と結婚相手の違い
まずは女性側がどんなイメージで捉えているかをピックアップしました。
恋愛相手に求める条件
- 刺激的なつきあいができる
自分の知らない世界を味わわせてくれる、グレードの高い人 - 違った考え方を教えてくれる
同じ出来事に違った解釈をされると勉強になる、人間的に成長できそう - 見た目が良い
人に自慢できるカッコよさ、清潔感は絶対に必要 - 性格が良い
長く付き合うなら性格は大事。私のことを尊重してくれる人が良い
結婚相手に求める条件
- 刺激よりも安心感
経済的に安定している、性格がおだやか、背伸びせずに楽にいられる、浮気しない - 自分の家族とうまく付き合ってくれそう
互いの親ともめずに付き合える社交性、兄弟姉妹とも適度な距離感で付き合える - 一緒に苦労しても良いと思える
互いを大事に思い、喜びも苦も分かち合える人 - 責任感がある
家族の人生に責任を持とうと努力できる人。家族の苦労を他人事にする、家事をまかせっきりにする人なんてもってのほか
男性側の意見
男性側の意見もピックアップしました。シンプルにまとめると
- 結婚相手
生活のパートナー。セックスなしでも一緒にいて安心を感じる。
未来をイメージできる人。 - 恋愛相手
恋愛のときめきが必要。セックスなしだと耐えられない。
未来よりもその場が大事。
女性の意見と比べると、精神的なことは大事だけど肉体的なことも大事だと考える傾向にあるようです。草食系の多い年代に聞くと違う結果が出そうですね。
ある大物お笑い芸人さんが「セックスレスになってからが本当の夫婦でしょう」というコメントをされていました。世のセックスレスに悩む女性からの反応がすごく、「よく言ってくれた!」との声が上がったほど。このことから、セックスレスになったら終わる関係は恋愛で、終わらない関係が結婚という言い方もできそうです。
刺激から安心に変わるとランクアップする
それぞれの声から男女ともに恋愛には刺激が必要で、結婚には安心感が大事だという傾向にあることがわかりました。
仕事に忙しい社会人は恋愛だけにかまけていられないので、相手のことだけで頭をいっぱいにはできません。盲目的な「好き」はいつしか消えるもの。長く付き合う中で適度な刺激(イベントを一緒に過ごす、家族と会う、昇進や転職など)を2人で乗り越えるたびに「好き」に「信頼」が加わり「安心感」が生まれます。そして「恋」が「愛」に変わるのです。
恋愛を結婚へとつなげるために必要なこと
最近は結婚スタイルも多様化しています。入籍にこだわらない事実婚(住民票を移すだけ)、妊娠・出産のたびに入籍と離籍を繰り返しながら一緒に住む夫婦など、個人個人のスタイルを大切にしても問題にならなくなってきました。LGBTを含めるとさらに多種多様になった結婚という形。ここでは事実婚を含めた「パートナーシップ」として、恋愛から結婚につながる出会いなのか?見極める方法を紹介します。
条件よりも互いの相性が大事
恋愛には刺激が必要で、結婚には安心感が必要。その安心感を得るためのポイントとして、ここでは「互いの問題をフォローしあえるかどうか」を挙げます。
チェック方法は簡単。相手の家族を見れば良いのです。
なぜ相手の家族を見て判断するのか?
「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、人間の行動パターンの基本は幼少期からの家族との関わり方にあります。なので相手の両親がどのような夫婦関係を育んでいるか、相手と親とはどんな関わり方をしているかを見るだけで、相手が無意識にインプットしている「未来の家庭」が想像できるのです。どんなポイントを見れば良いのか、代表的な3点を紹介します。
両親の夫婦関係
両親の仲が良い、またはケンカしている姿を子どもには見せない親だったら、夫婦とは仲良くするもの、相手を大事にするものという考え方がインストールされています。夫婦に主従関係が存在しないので、共働きなら家事を分担するのが普通と考え、一緒に苦労することを嫌がりません。
逆にケンカが絶えず言葉や行動の暴力が多い家庭に育つと、ぶつかり合うのが家族とインプットされてしまいます。本人がそれを嫌がっても、ついつい怒鳴ってしまうのは無意識の行動。穏やかなコミュニケーションを取りたい人からすると、まさに恐怖のるつぼと言えるでしょう。
両親の金銭感覚
浪費癖のある親からは無駄遣いを学んでしまいます。逆に反面教師で守銭奴のように貯蓄に走る人も。収入に応じたお金の使い方が出来ているなら、ひとまず及第点といったところでしょうか。
両親の職歴
転職は悪い事ではありませんが辞め方が問題です。親の仕事が変わるのを子どもは見た目で理解します。見た目が変わるときの親の様子を、子どもは逐一チェックしています。「スーツだったときは不機嫌だったけど、ラフな格好になったら機嫌が良くなった。でもまた怒りっぽくなって、今度は作業着に変わってまたラフな格好に戻った」といった感じです。機嫌が悪くなったら仕事を変える親を見て育った子どもは、嫌なら辞めていいと簡単に考え、不安定を選びやすくなる傾向があります。
自分のこともチェックしてみよう
あなたも自分の両親の夫婦関係や職歴、金銭感覚を受け取っています。同じようにチェックしてみましょう。もし互いにお金にだらしない傾向があるなら、相当努力してクセを変えなければ安心できる家庭は作れません。相手の金銭感覚がしっかりしているなら、お財布を預けたり一緒に過ごす中で金銭感覚を修正していくことで安心感が得られます。
互いに不足しているものを補える自然な安心感があるに越したことはありません。そうでないなら良い相性となるように努力が必要ですね。努力したいと思えるかどうかも、恋愛相手と結婚相手の違いにつながっています。
恋愛相手・結婚相手探しは出会いがなければ始まらない
刺激だけを求めるショートな恋愛も結婚につながるロングな恋愛も、どちらも出会いがなければ始まりません。出会いと言えばマッチングアプリや街コンといったオフィシャル系と、友人の紹介やお見合いなどプライベート系があります。
お見合い
相手の家族を見て相性を確かめるという方法で行くなら、一番確実なのはお見合いです。しかし出会って短期間で返事をしなければいけないのが短所でもあります。お見合いして2~3年後にプロポーズという仕組みがあればいいのにって思うくらいです。
友人・知人の紹介
こちらも相手の家族環境に関する情報はゲットしやすいでしょう。しかし肝心の相性が合わなくてお断りしたいとき、紹介してくれた人に角が立つというデメリットは悩みどころでしょう。
マッチングアプリ
すぐに出会って付き合えるというメリットがありますが、簡単に付き合えるから簡単に別れられると考える人も。じっくり付き合える相手を探すには、多少ギャンブルな要素があります。
街コン
街コンではいきなり一対一でスタートせず、大勢の中でどう過ごす人なのかを観察できます。まさに「家族の中でどう過ごしているか」彼の人との関わり方が読み取れるのです。ただし一度に出会える人数が多いので、観察する相手を決めるのに迷っちゃうかもしれませんね。
結論:恋愛相手と成長しあって結婚相手になる
いろいろな声をピックアップした結果、刺激を求める恋愛に信頼がプラスされると安心になり、結婚につながるという法則が見えてきました。恋愛相手が結婚相手になる、まるでダンジョンでレベルアップして勇者になるような(笑)。
恋愛が結婚に至るには、互いの成長が必要なもの。一緒に成長できるのか?まずはじっくりとお付き合いできる出会いをゲットしたいですね。
恋愛相手と結婚相手を例えるならば、箱とその中身。
見た目が豪華でキラキラしている箱の中身は、はたして同じ様に輝いているでしょうか。空っぽかも知れませんし、もっと悪いことに爆弾や毒が入っていることも…。結婚して始めて中身のないことに気付いた!というのは悲しすぎます。
恋愛中に相手の中身のしっかりと見定め、外見も中身も成長させていきましょう。