あるカフェにて。
「こっちでの暮らしにも慣れてきて、仕事もプライベートもまあまあ。彼氏はいないけどね。」
「テレビの『人生の楽園』とか『かもめ食堂』みたいな映画がわりと好きで、少し田舎暮らしにあこがれてるんだ。」
「もし会社勤めだったら「仕事をやめてまで…」って足かせになるだろうけど、フリーランスだからどこでも仕事できるのよね。ときどきこっちに出てくればいいし。」
なんて声が聞こえてきました。
そう、田舎暮らしにあこがれている人って多いですよね。でもこっちでの生活も捨てられないから、結局憧れで終わっているかなと感じます。
地方から出てきた人もいっぱいいますが、地元に戻りたいって話ではない様子。理想とする田舎暮らしがあるんですね。
地方出身ではないのなら、田舎暮らしはもはや理想郷かもしれません。
そんな「将来は田舎暮らしがしたい」という方に、田舎暮らしの理想と現実、今やっておくといいことを、地方都市在住の筆者が紹介します。
目次
田舎暮らしに抱いているイメージ
まずは「田舎暮らし」のイメージと本当にイメージ通りなのかを検証しました。
田舎暮らしの良いイメージ
- すぐそばに自然がある
たとえば沖縄なら四方八方海ですから、国道を走れば泳ぎ出したくなる海と並走。北海道なら見渡す限りの地平線、とにかく広大な土地に自然があふれています。 - 物価が安い、家賃も安い
これは場所にもよる話で、運搬費のかかる離島なら逆に物価が高い高い!ほとんどが家庭菜園でちょっとしたものは作ってるそうですよ。家賃も物件が少なくて競争が激しいので意外と高いです。 - あくせくしていない
山手線の通勤ラッシュのようなイメージがあると、都会暮らしってあくせくしてるように感じられるかもしれません。田舎だとあそこまではすごくないですもんね。
田舎暮らしの悪いイメージ
- いつまで経ってもよそ者扱いで、受け入れてもらえない
移住者を受け入れたいところなら、次第に自然となじみます。ですが「来ないでほしい」と思っている地域だと「よそ者がきた」と受け付けてくれなかったり。場所によって注意が必要です。 - プライバシーがない(うわさ好き)
娯楽や刺激がとぼしいと、自分のことが人の口に上りやすいでしょう。たしかにプライバシーはないかもしれません。けれど、都会のママ友トラブルと比べると、田舎のおばあちゃんたちの噂話は可愛いものと感じられるかも?! - 交通網が不便
インフラは公共工事なので、費用対効果を考えるとなかなか充実しないでしょう。自分の足に頼るしかありませんので、車や自転車は必須です。
田舎暮らしに必要なもの
都会暮らしの感覚で地方に行くと、その感覚の違いに驚くことが多いです。都会では当たり前に受け取っていた恩恵は、田舎にはないことがほとんど。
生活習慣や仕事の環境だけに限らず、現地の人たちの感性だって土地土地で違います。もし現地でパートナーと出会って結婚することになったら、いろんなことを教えてもらいながら馴染んでいけるかもしれません。そうではないなら馴染むために相当な努力が必要です。まずは今のうちからできる準備、何があるか見ていきましょう。
運転免許の取得、ドライビングスキル
交通機関が充実したところに住んでいる多くの人が、車がなくても生活できるため、運転免許を取得していません。当然、地方に行けば行くほど交通機関は目に見えて不十分です。地理に疎いと乗り継ぎにも一苦労、自然と移動範囲は限られてしまいます。職場が駅やバス停から遠いのもざら、日常の移動手段には免許が不可欠です。
資金力
移住してすぐに収入が得られるとは限りません。しばらくの間働かなくても生きていけるぐらいの貯蓄は必要です。引越しにかかる費用もバカになりません。現地購入するにしても処分するお金、新しく購入するお金が必要でしょう。
語学力
何を唐突に、と思われるかもしれませんが、あなたが移住するのは日本国内とは限りません。流れ流れていつの間にか、イギリス郊外に住むことになる可能性だってあるのです。ペラペラしゃべれなくてもヒアリング力ぐらいアップしたい。映画は字幕だけで見たり、英会話サークルに入るのも手、ちょっとした努力で可能性は広がります。
また、日本は外国人の入境数が年々増えている国です。田舎暮らしであったとしても、英語が話せると重宝されるので、再就職には有利でしょう。英語以外だと中国語や韓国語も使う場面が多そうですね。
田舎暮らしに向けての具体的な動き方
やっぱり田舎で暮らしたい気持ちが消えないなら、田舎暮らしを実現するための伏線の張り方を紹介します。現実化させるには、まず行動です!
今のパートナーと田舎暮らししたい
パートナーが田舎暮らし希望なら話は早いですが、その気がないなら、徐々に田舎暮らしの良さをアピールするしかありません。一緒に旅行に行って「こんなところに住みたいね~!!」とアピールを重ねる。長期間にわたるPR活動でパートナーの心境にも変化が起こるかもしれません。
何を犠牲にして何を優先させるのか、何かを諦める必要が出てくるでしょう。いずれにせよ後悔のないよう自分の心に正直に動きましょう。
これから田舎暮らし志望のパートナーをゲットしたい
しばらくの間は都会暮らしだけど、将来的に移住したいというあなたは「移住肯定派」のパートナーをゲットするべし。アウトドアイベントに参加したり、地方出身の男性を紹介してもらったりするほか、街コンでもいろいろな「自然派向けイベント」があります。グランピングパーティーやウォーキングコン、動物園コンのほか、ノースモーキングを条件にした街コンもおすすめ!ナチュラル思考をもつ相手なら、移住話も進みやすそうです。
現地でパートナーをゲットしたい
がっつり現地のパートナーをゲットすることが一番確実な方法です。すると決めるべきことは「どこに住みたいか」ですね。現地の街コンやイベントに積極的に参加して田舎で生活できる素敵なパートナーを見つけましょう!
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田舎暮らしを現実化した女性
東京の某大手商社に勤めていた彼女。某航空会社の沖縄キャンペーンのポスターに惹かれて南に移住。離島に住む男性と出会い、今では「ちょっとした波で船が出なくて大変!」と笑顔で話してくれました。スーツ姿が思い出せないナチュラルっぷりでもはや現地人になった彼女。そんな友人がとても幸せに見えて、私も嬉しくなります。
まとめ
「住めば都」の境地に達するまで、多少のデメリットには目をつぶり、それでも楽しい・幸せと言えるようになるには時間がかかるかもしれません。どっぷり田舎暮らしが大変そうと感じたら、まずは地方都市から検討してみるのも良いですよ。
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