結婚を遠ざける女子力

街コンレポート_女性がだてめがねをかけています

「女子力」という言葉が定着して早や数年。料理の腕や美容へのこだわりなどでレベルの高い人が、「女子力が高い」と表現されていますね。男性でも美肌にこだわっていたり料理ができると「女子力が高い!」ともてはやされます。

もはや定番化された考え方なので、結婚したい女性の中には「女子力アップが結婚には不可欠!」と考えている人が多いです。愛されるために女子力をアップする、健気ですよね。それでも結婚できない、残念で意味不明ですよね。

ということで、女子力低めの筆者が女子力について考えたいと思います。

女子力高めていざ結婚!なぜそう考えるの?!

女子力を高めるために、料理スクールやエステ、ジムに通って努力している姿はカッコいいです。普段の生活もきっと充実しています。自分のために努力できる人って、本当にカッコいいです。中には「見た目も生活スキルも上位なら結婚相手として最高だから」と、結婚目的で努力している人も。それは悪い事ではありません。

結婚の現実

しかし!結婚できた女性みんなが見た目や生活スキルが上位かというと、実際はそうとも言えません。高スペック男性を射止めるため偏った女子力アップに励んではいませんか。しまいには効果を得られない自分磨きに疲れ果て「こんな私でも良いって言ってくれる人と結婚する」とあきらめた人もいるかもしれません。そりゃ勿体ない。女子力アップの正解って一体どこにあるのでしょうか。

親世代の結婚観

昔々「家庭に入ることが女性の最高の幸せ」と定義されていた時代では、家事能力は必須スキル。美しくあり続けることも求められていて「女房と畳は新しいほうがいい」なんて失礼なことわざもありました。

イマドキの結婚観

男性も女性も共働きで働く人が増え、どちらかに家事負担が偏ることなく平等にできる夫婦も増えてきました。男性でも料理好きという人が多く、自ら進んで家事をしてくれるなんて嬉しいことこの上なし!片づけまでやってくれたらなお良しです!

しかし、夫より収入が低い、妊娠・出産またはフリーランスで家庭にいる時間が長い女性だと、家事担当率はやや高めなのが現実です。夫婦どちらも真剣に働いています。夫も妻も、疲れて帰ってきたら美味しいご飯が待ってる、そんなシチュエーションが欲しいのです。

その価値観誰のもの?

「男女が結婚相手に求める条件ベスト10」(「マイナビウーマン」調べ https://woman.mynavi.jp/article/170329-24/)というアンケート結果によると、上位は「性格が合う」「思いやり」「誠実さ」と揃っています。いわゆる「女子力」のひとつ「家事能力」は男性7位。女性10位までにはランキングされていませんが、家事・育児に協力的かは求める条件に入っています。

男女が同等レベルで働く現代で、家事の主体は相変わらず女性で、男性は家事に得意なほうが好まれる程度で必須条件ではありません。もちろん、世の男性陣全てが女性に高い家事能力を求めているわけではありませんが、結婚を考えるときに条件に上がるのは潜在的に「嫁の必須条件」と刷り込まれている可能性は高いでしょう。その刷り込みって誰から受け取ったものでしょう?

親からの影響は大

ある40代夫婦3組の声です。

  • 夫に子どもの頃の話を聞くと「母さんの焼いたパンが美味しかった」「母さんと一緒にゼリーを作った」など、良妻賢母な義母の姿がちらほら。愛情深く育てもらったからかとても優しいです。料理は壊滅的ですが。
  • 「おふくろは料理が苦手で炊飯担当はばあちゃん。親父は仕事から帰ったら酒飲んでた」という夫が新婚当初に買ってくれたのは食器洗浄機。「お前の家事が楽になるように」と言っていましたが、自分が手伝うところを減らす意味もあったようです。
  • 「幸せな家庭を想像すると、真っ青な空にたなびく白いタオルやシャツ。私が洗うのではなく誰かが洗ってくれるの希望」という妻。なんだかんだ言いながら共働きで頑張ってくれてるけど「掃除や片づけまでやらされたら家政婦みたいでいやだ」と言っています。

今も昔も世の中は家事好きな女性ばかりでなく、仕方なくやっているという人も多数いるはず。それでも女性がやらないといけないという考え方が残るのは、親世代からの刷り込みだと思うのは私だけでしょうか?

少なからず女性に家事負担を求める男性に、選んでもらうために高める女子力。それってあなたが本当にやりたいことですか?

 

街コンレポート_小麦粉や卵の食材があります

本音が求める女子力とは

そりゃ料理が上手なことに越したことはありません。美味しいものって人を幸せにしますよね。料理好きな人は苦にならないから、自然とレパートリーも増えて幸せも増えます。そういう意味でも料理が得意だと喜ばれるでしょう。

もしあなたが料理嫌いだけど「美味しい料理を作って幸せになりたい」なら、スクールに通って腕を上げる、そんな地道な努力ができれば自然に女子力は上がるでしょう。自分が幸せになった上に結婚の可能性が高くなる。効果倍増ですね。

でも、「いつまでも結婚できないのは女子力が低いから。上げれば男が寄ってくる!」なんて考えているうちは「料理が苦手」という自分の気持ちを無視することに繋がります。それってしんどいですよ。

試しに男性の友人数名に聞いてみてください「最期の晩餐(ばんさん)は何が食べたい?」と。大半の人が「おふくろの味噌汁」「おばあちゃんの煮物料理」「親父の野菜炒め」など、簡単な料理だけど幸せな思い出が詰まっているメニューがあがるのではないでしょうか。最期に食べたい料理は愛情がこもった一品。それは高度なスキルが必要なものではないのでしょう。

結婚に一番近い人

どうみても女子力低いのに結婚できる女性は確実に存在します。なら結婚に女子力が不可欠というのは事実ではありません。その女性には、女子力以外の決め手があるはずです。

むしろ「私を選んで!見て見て!」と女子力アピールしてくるのは、男性側からすると苦手な行為なんだとか。

↓↓こちらの記事は上手なアピールの仕方について書かれています↓↓
女が上がる脈ありサインの出し方

女子力を上げるのは自分のため、自分の生活の質を高めるためにとどめておくのがベスト!結婚のために嫌なことをし続けるなんてナンセンスです。女子力が低くても結婚できるのが事実なのだから、自分にぴったりの相手を見つければ良いだけのことです。無理をしない自然体で素敵な出会いが訪れることを祈っています!

  • 真剣な出会いなら婚活パーティー

    真剣な出会いなら「婚活パーティー」特集
  • 女性無料のオンライン合コン

    女性無料のオンライン合コン
  • 今週末開催の20代限定イベント特集!!

    今週末開催の20代限定イベント特集

コメントを残す


The reCAPTCHA verification period has expired. Please reload the page.