夫婦そろって仲良く円満に暮らすには、「夫婦円満ルール」を決めておくことが大切です。夫婦といえども、あくまで価値観が違う赤の他人同士です。夫婦間でルールを決めておくことは、価値観の衝突やいさかいをスムーズに収めることにもつながるのです!
今回は、夫婦円満になりたいご夫婦、結婚目前の男女へ、夫婦円満のルールや結婚前に話し合っておくべきポイントをまとめました。
目次
事前に話し合っておくべき項目
何の話し合いもなく、いきなり結婚生活をスタートさせるのは、長い夫婦生活を共に過ごしていく上で、おすすめできません。必要最低限の夫婦間ルールを決めておきましょう。特に重要度が高いと思われるルールを、いくつかご紹介します。
お金に関すること
共同生活をしていくうえで、お金の話題は避けては通れないもの。借金をしないこと、自分のお小遣い以外に関する出費は必ず記録してオープンにすることなど、細かい金銭ルールを決めているご家庭も多いのではないでしょうか?結婚前の方、はじめが肝心です。事前に決めておくことで急にお金に細かくうるさくなったと不満をもたれないよう、話し合っておきましょう。
中には、「一定の金額以上の買い物をするときは、必ず相談すること」というルールを決めているご夫婦の声も聞かれましたよ。
家事分担に関すること
お金と同じぐらい大事なのが、家事分担に関するルールです。近年は共働き家庭が一般的になり、なかなか上手く家事分担できていないという方もいるかと思われます。
ホワイトボードやふせんを活用してTodoリストを作り、「やらなければいけない家事」を可視化する方法がおすすめです。また「いざ家事に取りかかろうとしても、肝心の道具がどこにしまってあるのかわからない…」とならないよう、どの道具がどこにあるのかを二人で共有しておくことも大切です。
子どもに関すること
子どもをつくるか否かをはじめ、子どもをつくることを考えているなら子育てに関する分担もルールの対象になります。子どもができたタイミングなど、事前に話し合っておきましょう。保育園や幼稚園への送り迎え学校行事やPTAへの参加など、子どもが成長するにつれて話し合っておくべき項目は増えていきます。
夫婦喧嘩に関すること
普段は円満な夫婦でも、価値観や意見の違いから夫婦喧嘩に発展することはあります。喧嘩をせずどちらか一方が常に我慢をする、無理をしている関係はこの先長い年月を考えると、ずっと円満でいるには難しいでしょう。何を言ってもいいわけではありませんが、何でも言い合えることも夫婦円満だから、と捉えることもできます。円満な夫婦の喧嘩のポイントは、そうした時のルールも話し合っているということです。
「喧嘩は必ずその日だけで終わらせて、翌日に持ち越さない」「喧嘩をしても必ず同じ部屋で眠る」など、夫婦喧嘩の後の仲直りのルールを設けているご夫婦もありました。
夫婦間ルールを作る際のポイント・注意点
スムーズに夫婦間ルールを作る際は、お互いの価値観や気になる点をじっくりすり合わせることが大切です。「結婚生活を想像したときに感じる疑問、不安」や「結婚生活でやってほしいこと・やらないでほしいこと」を可視化して、ルールを決めていきましょう。
ルールのきつさ・緩さの調節
ルールのきつさ・緩さには注意が必要です。「気づいた人がやる」というざっくばらんなルールだと、結局片方へ負担がかかるという不公平な状況になりがちです。ただし、あまりに細かくきつくルールを作りすぎると窮屈に感じてしまうことも。二人にとって息苦しくない、かつ公平なルールになるような工夫が夫婦円満ルールでは大切です。
ノート・ルールブックを作る
二人で決めた夫婦間ルールは、メモ帳やノートに書き留めて管理しましょう。きちんと書き込むことで、「あの時こう言ったでしょ!」「そんなこと言ってないよ!」という水掛け論になるのを防げます。
自分にも他人にも完璧を求めないこと
人間、誰しも得手不得手があります。パートナーがせっかくルールを守ってくれているのに、「手際が悪い」「もっと上手くできないの?」と言ってしまっては台無しです。
また、パートナーだけでなく自分に対しても完璧を求めすぎるのも良くありません。「ルールで決めたんだから、何が何でも守らなきゃ!」と自分を律しすぎるとストレスの原因になります。その時の状況に応じて、柔軟に対応できるようにすることが大切です。
夫婦間ルールを決めるタイミング
できれば結婚前、または同棲前に話し合いをスタートしておきましょう。夫婦間ルールは、価値観のすり合わせという意味でもとても大切なルール。「新婚早々ケンカしちゃった…」なんてことにならないよう、事前の話し合いでできるだけ不安をつぶしておくことが大切です。
夫婦間ルールの実例集
「お金のこと」「子供のこと」など大まかなカテゴリーは把握できたものの、実際の先輩夫婦たちはどんなルールを設けているのか、気になりませんか?以下に、夫婦間ルールの実例集をまとめてみました!
帰りが遅くなる時は必ず連絡
「帰宅が深夜になりそう」「朝帰りになりそう」という場合は、必ず連絡を入れること。夫婦によっては、「〇時までに帰宅できそうにないなら連絡する」という時間指定を設けているケースもあるようです。
休日の過ごし方について
「お互いの趣味を認め合う」「趣味の時間を確保する」「1人で外出するときは、必ず行先を連絡する」などのルールを設けているご夫婦が多いようです。
家族との付き合い方について
「お互いの実家を大切にする」「実家訪問はできるだけ平等にし、どちらかが常に気を使うような状況にしない」などのルールを設けているケースがみられました。家族との付き合い方も、お互いにとってルール化しておくのが得策のようです。
夫婦はチームということを忘れずに
夫婦は、愛しい存在同士であると同時に大切なチームです。円満に暮らすためには、夫婦間のチームワークが大切。お互いの価値観を上手にすり合わせて、夫婦円満ルールを作っていきましょう!