あなたの周りは大丈夫？ストーカー体質の異性を見抜く方法

相手のことを一途に想ってくれる人は大切にしたいものですが、度を超えた干渉や歪んだ愛情表現は、相手にとって苦痛を与えてしまいます。相手を愛したいという欲求がエスカレートして追いかけまわす、いわゆるストーカーへと変貌してゆくのです。
あなたが今お付き合いしているパートナーや周りの親しい異性は大丈夫ですか？
まだお付き合いまで発展していない人も、相手の行動や言動に違和感を覚えたことはありませんか？もしかするとそれって、相手がストーカー体質なのかもしれません。
ここでは、ストーカー体質な人の特徴やストーカーになる理由、もしトラブルに発展しまった場合の対処法についてまとめました。

ストーカー体質の人の特徴って？

ストーカーになりやすい人には共通点があります。ここでは、ストーカー体質の人の心理や特徴についてまとめました。

独占欲が強く嫉妬深い

相手のことを知りたいという気持ちが大きすぎて、どこにいるのか、誰といるのかを常に知りたくなります。それは独占欲の表れであり、嫉妬深さからも来ている心理です。
ちょっとした用事で帰宅が遅くなるとき、仕事が忙しくてメールの返信が遅れたとき、電話に出られなかったとき、などに癇癪（かんしゃく）を起したり、強く責めたりする人は危険です。それが友人と過ごしていたからという、普通ならもっともな理由であってもストーカー体質の人は納得できません。嫉妬心からその友人を悪く言ったり、関係を断つように迫ったりするでしょう。
ストーカー体質の女性の場合は泣き出すなど困らせるような行動をとって、感情を自分のほうに向けようとします。
男性の場合、職場や仕事にさえも嫉妬して、仕事を辞めて家にいるよう要求するようになります。はじめは「可愛いな」「こんなに想ってくれて嬉しいな」と思って放っておくと、あなたを過度に束縛するストーカーへと豹変することに。自分の目の届かないところにあなたがいることを嫌い、自分の世界の中にだけ閉じ込めようとするのです。

執着心が強い

ストーカー体質や気質を持っている人は、好きな物事に対して詳しく知りたい欲求が高く、凝り性なことが多いです。たとえば好きなアニメやキャラクターグッズを徹底的に集めるといった収集癖がある、特定の歌手やアーティストにはまって全国ライブをすべて見に行く「追っかけ」もまさにそのタイプ。相手がどう思っているかという部分に関心はなく、あくまでも「自分が好きだから」「親しくなりたい」という理由のもとにつけまわすストーカーになります。
付き合ってもいない、顔見知りでもない人からストーカーされる事件が起こるのは、このような心理からくるものです。アイドルへのストーカー行為など、まさに執着心の強さからきています。
ただし、単に凝り性やアイドル好きだからといって、その人がストーカー体質だと決めつけないでください。アイドルに限らず、執着心は物やお金にも表れます。割り勘でお金を細かく計算し、若干の差が出たときに受け流せないような「お金に執着する人」も要注意。
極端なこだわりがあり変だと感じる、細かいことにこだわる人だなと感じたら、執着心が強い人である可能性が高いと言えます。

プライドが高くナルシスト

自尊心が強く、ナルシストな傾向がある人にも注意が必要です。たとえば好きな相手にフラれたことを「自分は悪くないのに相手が傷つけた」と思い、逆恨みしてくるタイプの人がいます。このようなタイプの人は「何でも人のせい」にする傾向があり、自分のことは棚に上げて相手の非ばかりを責めたてるでしょう。
プライドが高いため、トラブルが起きたとき自分に原因があったとしても認めず、決して謝りません。それどころかあなたのほうが悪いという風にもっていきます。また自己愛が強いので、人を褒めるのが嫌いです。あなたが周りの人を褒めているのに逆に悪いことを言ったり、その人をさげすんだりするような言動を見せたら注意してください。
自分は特別で優れた存在だと思っているので、自分以外の人が褒められるのを認めたくないという意識が見え隠れします。
人の評価に過剰な反応を示す人は、自分を否定されたと思い込んだとき、ストーカーへと豹変する可能性があります。

ストーカー体質の人への対処方法

「ちょっと変わった人だな」「個性的だな」と思ってストーカー体質の人を安易に受け入れてしまうと、恋愛関係になったとたんに豹変し、付き合うのが苦痛になる可能性があります。そのまま我慢していては疲弊してしまい、仕事や他の私生活にも大きな負担をかけてしまいます。最悪の場合事件に発展し、体やメンタルを傷つけられる恐れもあるのです。
では、この人ストーカーだなと思ったとき、どう対処すれば良いのでしょうか？

徐々に距離を置く

ストーカー体質の人から急に距離を置いたり一方的に連絡を断ったりするのは危険です。「こんなに想っているのに、どうして分かってくれないの」「自分は悪くないのに、なぜひどいことをするの」という思い込みから、ストーカーへ豹変するのを助長することになります。
もし、お付き合いした人が変だな、粘着質だなと感じたら、徐々に会う回数や連絡を取る回数を減らし、自然に見えるよう距離をおき、相手に心の準備ができるようにしてください。

恨まれないように別れる

自分がフラれるように仕向けるのもひとつの手段です。そして、別れ話をするときは「好きな人ができた」のような理由をつけた話を絶対にしないことが大切。浮気と思われると嫉妬心や執着心に火が付き、相手とトラブルに発展する可能性が高まります。
「急に仕事が忙しくなったから恋愛に時間を割くことができない」など、相手のプライドを傷つけず恨まれない理由にするのがおすすめです。

身の危険を感じたら警察に相談を

これまでは事件が起こらなければ動かなかった警察も、ストーカー規制法に基づいて、何かが起こる前の相談も受け付けてくれます。もし人からストーカー行為やつきまとい、いやがらせを受けるようなことがあれば早めに相談しましょう。あなたの周りのパトロールを強化してもらえます。またストーカー被害を相談した実績をつくることで、何かが起こりそうなときに優先的に駆けつけてくれ、自分や周りを守ることにつながるでしょう。
自分だけで何とかしようとせず、家族や友人にも相談して協力を求めることが大切です。

どんな人を選べば良い？

これからストーカー体質の人と出会ってしまわないために、どんな人を選んだほうがいいかをお伝えしています。ぜひ参考にしてみてください。

趣味や仕事が充実している人

ある一定の人や物に極端にこだわらず、適度に趣味や仕事を楽しんでいる人かどうかを見極めましょう。とくに、仕事を楽しめている人は私生活も充実している可能性が高いです。
精神的にも自立しており、自分の責任や現実を受け止めながら社会に適応しています。自分の考えだけを押し通さず人の意見を聞き入れる度量もあるため、ネガティブな思考のまま働いていません。もし何か不満があったとしても、自分の行動を含めて改善しながら過ごしているはず。このようなタイプの人は、恋愛にのめり込み過ぎることもありません。

細かいことを気にしない人

電話やメールの返信が遅れても気にしない人、ちょっとしたお金や物に執着しない人を選びましょう。ちょっと喧嘩をしても話し合えばすぐに理解し合える、仲直りしたらすっかり元通りの関係を保てるような人がおすすめです。
細かいことを気にしない人は、粘着質に相手を責めるようなことはしません。また、人の意見を気にし過ぎないので否定されたと感情的になることもしないでしょう。仕事や私生活で理想と現実が一致しなくても、自分でちがう価値観を見つけて前にすすめるので、過剰に執着することがないタイプです。

人付き合いができる人

人の意見を柔軟に受け入れながら、他人とうまく付き合える人なら問題ないでしょう。
ストーカー体質の人は、親しい友人や頼れる存在が周りにいないため、恋愛関係になると過度にパートナーへ依存する傾向があります。相手の気持ちを考えられる人なら、自分の都合を押し付けて自分を優先に考えることはしません。また、ちょっとした冗談も受け流して対応できるので、ふとした発言に対して執ように責め立てるようなことはしないでしょう。その人が社会の中で、周りのコミュニティできちんと人付き合いができているかを見定めてみてください。