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結婚相手の学歴は気になるもの?
一昔前より学歴重視の傾向は薄れてきたものの、結婚相談所などでは高学歴のほうが年収が高い傾向があるために、学歴はまだまだ重視される条件の一つです。
しかし、結婚相手の学歴を気にするかはその人によりけり。
親が結婚相手に学歴を求めるなどの理由で「相手は自分より高学歴の人がいい」人もいれば、学歴よりも価値観や相性が合うかが大事と「相手に学歴は求めない」人もいます。
結婚は同学歴同士のほうが離婚しない?
夫婦の学歴について、明らかになっている研究結果があります。
アメリカのウィスコンシン大学、クリスティン・シュウォルツ氏らの研究によると、「夫の方が高学歴な夫婦より、学歴が同程度の夫婦の方が離婚率が3分の1と低い」とのこと。
3分の1とは結構大きな数字ですよね。
実際に同学歴同士の結婚には、結婚が上手くいきやすい5つのメリットがあります。
同学歴同士が結婚する5つの良さ
話が合いやすい
話が全て合えばいいなんてことはありませんが、話が合わないことが多いと夫婦間での会話が苦痛になってきてしまいます。
教養のレベルの違いで、話した内容が伝わらず相手が理解していない、関心がないなどポカンとしていて、場の空気が冷めてしまうことも…。
伝わらなかったほうは「こんなことも知らないの?」と思いますし、言われたほうは「わざわざ難しい言い方して…」と相手に対して不信感を持ってしまうケースがよくあります。
一方、結婚相手と同学歴同士なら教養のレベルには大きな差はないでしょう。知識や教養の差がありすぎて話が嚙み合わない、なんてことはないでしょう。
ポンポンとリズムよく会話ができるので、コミュニケーションのストレスを感じません。
また、結婚相手と学歴が近い同士だと、学生時代や社会人時代に似た生活を過ごしていた部分が多く価値観も比較的似やすい傾向にあります。
結婚生活を長続きさせるには、価値感が合うかどうかもカギになるので、そういった意味でも結婚相手には同学歴の人を選ぶのがおすすめです。
学歴コンプレックスが生まれない
悲しいことに夫婦間での学歴の差が大きければ大きいほど、片方が学歴コンプレックスを感じやすくなります。
高学歴の結婚相手と自分を比べて「自分は相手よりバカだし…」と何かと卑屈になったり、小さなことが積もって噛みついてしまったりとネガティブな状態になり、最悪二人の関係が崩れてしまうことも。
しかし、同学歴であれば、このような不安は全然なし。片方がもう片方に学歴で引け目を感じることなく、フラットな関係性でいられます。
子どもの進路でケンカになりにくい
二人の間に生まれた子どもの進路について、結婚相手が高学歴、または学歴に差がある場合、ケンカにつながる恐れがあります。
自分が大卒であれば「子どもも大学に行かせたい」と思う傾向が高いですが、高卒であれば「わざわざ子どもに大学に行かせなくてもいい」と思う方もいます。
子どもの進路については夫婦で十分に話し合いつつ、子ども自身の意見も尊重すべきですが、夫婦に学歴差があると考えが食い違う可能性が高くなります。
その点、結婚相手と学歴が近いと、意見が似やすいので衝突もしにくいですね。
学歴を理由に結婚を反対されない
両親世代は現代よりも学歴を重視する社会で生きてきたため、結婚相手の学歴にこだわる方が珍しくありません。
特に女性側の両親は、「自分の子に苦労してほしくない」という親心があります。
自分の子どもには経済的に安定してほしいので、男性側に同程度かそれ以上の学歴を求めるもの。
辛いですが、二人が結婚に前向きでも、学歴を理由に両親に結婚を反対される場合も少なくないのです。
結婚は夫婦二人だけの問題ではないので両親に承諾を得ないまま結婚したとすれば、後々それが二人の間にしこりとなってしまうでしょう。
学歴の代わりに人柄や誠意をアピールして説得をする方法もありますが、結婚相手の学歴を大事と考える両親への説得は、そう簡単にいくことではありません。
その一方で、結婚相手と同学歴であれば、少なくとも学歴で反対されることはないと考えられます。
収入格差が大きくなりにくい
結婚すれば夫婦としての共同生活がスタートしますが、その上では二人の関係が対等であることが、良い関係を続けていくコツの1つです。
収入に関して近年は男女共働きの夫婦が多く、妻がアルバイト・パートではなく社員として働く場合も珍しくありません。
しかし、夫婦で収入に格差がある、特に妻の収入が夫より高いと、夫婦関係がぎこちなくなる可能性があります。
収入の差によって負い目を感じ、家庭で対等な関係を続けにくくなるのです。その点、結婚相手と同学歴だと、収入による格差が広がらず対等でいられ、結婚生活が長く続きやすくなります。
まとめ
ここまでで学歴が同じぐらいの相手と結婚する5つのメリットについて、じっくりご紹介しました。
ただ、「同学歴の相手でないと結婚が上手くいかない」という訳ではなく、あくまで学歴が同程度同士だと余計な障害が少なくなりそうです。
結局は結婚相手との相性や価値観が合うか、居心地がいいか、そういったことが大切。あまり学歴ばかりに神経質になりすぎずに、広い視野を持ちつつ素敵な相手を見つけていきましょう。