見返りを求める恋愛は上手くいかない？　見返りを求めない人になる方法

相手と付き合い始めの頃は、そばにいられるだけで嬉しいと思っていたのに、次第に相手の言動にイライラしたり、「私ばっかり」と不満に思うようになる…。そんな方は、もしかしたら相手からの「見返り」を求めているのかもしれません。

しかし、恋愛においては見返りは求めれば求めるほど自分が苦しくなります。期待する分、その欲求が叶わないと辛い気持ちになるのです。

見返りを求めすぎると、大切な相手との関係を終わらせてしまう場合も。恋愛が上手くできないと悩んでいる方も、見返りを求めない恋愛が幸せにつながるかもしれません。

ここでは、見返りを求めない恋愛が上手くいく理由と、見返りを求めないための方法をご紹介しますので、ぜひ目を通してみてください。

見返りを求めない恋愛が上手くいくワケ

素直にお互いを思いやれる

見返りを求める恋愛では相手に何かしときにリターンを期待していまいますし、反対に相手に何かをしてもらったら同じぐらい返さなければならない気持ちになってしまいます。

一方、見返りを求めない恋愛では、損得関係なしに素直に相手を思いやって行動できます。相手の困っている時には余計なことは考えず、純粋に相手を想いやり相手のために力を貸せる。見返りを求めていないのですから「自分ばかりが相手に尽くしている」とやきもきすることがありません。

反応が悪くても不満を覚えない

見返りを求めていると恋人に何かしてあげた時、相手の反応を期待していまいます。自分の思い描いていたものと相手の反応が違うことに、不満が溜まっていくのです。

しかし、それを相手に言ってみたところで、相手からすれば押し付けがましく感じてしまうでしょう。そんな状態はお互いにとっては不幸せです。

反対に見返りを求めていない人なら相手の反応に期待をしていないので、相手が取る反応をポジティブにもネガティブにも取らず、まるで気にしません。相手の反応が薄くても特別気に障ることがないので、不満が溜まらないのです。

見返りを求めない人になるには？

自己犠牲をしてまで相手のために行動しない

普通の生活をしている私達が聖人になるのは難しく、相手を思ってとった行動に対しては見返りを求めてしまうでしょう。それでも見返りを求めない人でいるためには、幾つかのコツが存在します。

まず、相手に見返りを求めないためには、無理をし過ぎないことが大切です。

なにも「自分を犠牲にして相手を幸せにする」ような恋愛が、絶対な恋愛ではないのです。

人にはそれぞれキャパシティがあります。キャパシティを超えず、自分ができる範囲で相手が喜んだり、笑顔になることをするのが、お互いにとって居心地の良い関係ではないでしょうか。

「自己犠牲をしてまで、相手に尽くしたい」なんて思う人はいたとしても、恐らく少数派です。

また「ボロボロになるまで自分に尽くして欲しい」と考える人も、少数派でしょう。そこまでして尽くされても「悪いな…」と感じたり、「そこまでしなくても…」と重荷に思う人の方が多いのではないでしょうか。

相手のために無理をしないと一緒にいられない関係、果たしてお互いにとって正しいものでしょうか。無理を強制し合う関係になると、一緒に居ることがお互いにとって負担になってしまいますし、「相手のため」とはいえ、ほどほどが大切です。

なによりも、自己犠牲は長くは続きません。ほどほどの喜びが長続きしていることに気付いたときに、心からの幸せを感じるのではないでしょうか。

自分をちゃんと満たす

見返りを求めないというのは、ある意味余裕がないとできないこと。物質的な余裕だけでなく、心が満たされている状態も相手を受け入れる余裕のためには必要です。

肉体的にも精神的にも余裕がないのに関わらず、「相手のため」に行動すると、自然と見返りを求めたくなってしまうでしょう。

相手のために何かをしてあげることは大切なことなのですが、まずは自分の心を十分に満たしてあげてください。自分の中の求めているものを見つめて、余った分を相手に与えてあげましょう。

それが最終的には、見返りを求めない恋愛につながります。

毎日を楽しく過ごす

自分の生活や人生がつまらないものだと思っている人は、見返りを求めやすいです。

しかし、案外ちょっと意識を変えたり、工夫をしたりするだけで何でもない毎日も楽しくなります。

多くを持っている他人と自分を比べることに意味はありません。相手の持っているものを羨望することは止めて、自分に目を向けてみませんか。貴方が持っているもの、貴方だけの魅力を見つめなおしてみましょう。ノートに自分の良いところ、恵まれているところを書き出してみるのも良いですね。

可視化すると「意外と自分って素敵だな、恵まれているな」と思えることでしょう。

また、自分がワクワクすることを始めてみるのもおすすめです。

行ったことのない場所に行ってみる、毎日花を飾る、家までの帰り道を変えてみる…など小さいことからでも、新鮮なナニカにチャレンジしてみましょう。

一見、恋愛には関係がないようなことですが、毎日が変化し充実していれば、次第に心にゆとりができて、恋愛からの見返りは気にならなくなるものですよ。

良い意味で期待しない

見返りがなくて苦しむ一番の理由は、自分が相手に対して期待をしているからです。

「相手が喜んでくれると思うから○○する」というのは、自分の行動に対して相手の反応を期待しています。そこで相手が自分の期待しない反応をすると、期待と現実のギャップでついイライラ。

しかし、これは自分が勝手に相手に期待しているだけなので、相手が悪いわけではないのです。反対にそもそも期待をしなければ、一人でもやもやすることはありません。相手がどんな反応をしようが、心穏やかにいられでしょう。

相手の期待に応えたり、人から認められるためだけに貴方は生きていません。期待に応えることや承認されるといった「他人から評価をされる」ために行動することは、他社からの承認欲求を満たすだけで、本来のあなたを認めてもらうことではないのです。

あなた自身のとった行動を振り返ったときに、自分には価値がある存在だと認識することができれば相手からの「見返り」ではなく、自己承認として貴方を満たしていくのです。

相手のためにとった行動は相手のためでなく、自分の価値を確認するためだと思えば「見返りを期待する」ことから離れることができるでしょう。

生活を充実させれば見返りを気にしなくなる

相手のために思ってやった行動の結果、相手がどう思うのか気になるのは当然のかも知れません。

嬉しかったなら嬉しさを表現して欲しい、頑張った自分を解って欲しい、という気持ちが出てきてしまうのも仕方のないことです。しかし、見返りだけを求めてしまう恋や関係性は、あらゆることの悪化につながります。なによりも自分への評価が著しく下がってしまい自分を苦しめてしまいます。

まずは恋愛に限らず自分の生活を充実させること。

見返りを求めない姿勢は恋愛に限らず人生にもプラスの影響を与えてくれるはずです。すべてのことを試すのは難しいと思いますが、まずは一つからでもスタートしてみませんか？

私生活を充実させること。

自分自身を愛すること。

相手の幸せを考えて、相手を愛すること。

リターンを求めない、あなたの姿は、多くの人から好印象に映るはずです。

もっと恋愛を人生を楽しみましょう。

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